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先送りによる精神ダメージについての一考察【ユタカジン】

 おはようございます!今日も今日とてタスクシュート、ふぃるです!

 水曜日はユタカジン!というわけで、この『ユタカジン』は「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマに、複数のタスクシューターが交代で時間との向き合い方、タスクシュートの使い方、ひいては人生観などを語っていくマガジン連載です。

【ご注意】本日の内容は私個人的にはとても刺さるのですが、一般的かどうかは微妙な所です。それでも同じように刺さる人がいるかもしれないので書いています。同じことをやっても絶対に有用とは言い切れませんのでご注意ください。

 突然ご注意書きから始まった今回のユタカジンですが、タスクシュートをやっているとルーチンと当日プランの両方が出てきますよね。

 そもそも、ルーチンと当日プランのどっちが自分の気持ちをより上げてくれて、どっちが未着手だとよりダメージが大きいんだろう?というお話です。

 結局全部やっちゃえばいいんだよ、と言われればその通りなのですが、その日の調子とか、つい長時間やってしまったタスクなどでどうしても終わらないと分かっている時、どっちを優先すればいいんだろう?と気になりまして、少し考えてみたことを記事にしてみました。

 それでは、いってみましょう。


沢山のルーチンとちょっとの当日プラン

 タスクシュートが軌道に乗ってきた人は、だいたいがたくさんのルーチンとちょっとの当日プランの組み合わせになることが多いんじゃないかなぁと思っています。

 もちろん、仕事のタイプによっては逆になるかたもいるかもしれませんが、タスクシュートの続きやすいパターンは、ルーチンが多くて、当日プランする内容が少なければ少ない方が続きやすいイメージがあります。

 この沢山のルーチンとちょっとの当日プランが両方1個ずつ残っていて、どうしても先送りが発生するがどっちか片方は片づけられる。
 どちらを片付けると自分にダメージ少ないんだろう?と気になりまして、少し考えてみたというわけです。

片付けると自己肯定感が上がるのは

 考えてみて実際に試した結果としては、片付けると自己肯定感が上がるのは、ちょっとの当日プランの方でした。

 当日にやるべきと定めたことを先送ると、毎日やっているルーチンを先送るより後に残るダメージが大きかったのもあります。

 ルーチンは、毎日やっていて習慣になっているからこそ、ちょっとずれてもまた明日やればいいや、と簡単に割り切れるのですが、当日追加したプランタスクは翌日に移動させる作業が入るので、そこで今日手を付けられなかった、というダメージが入るのです。

 では、最初から複数日にわたって作業する予定の短期間ルーチンの場合はどうでしょうか。

 実際にやってみたものの、これも先送りになるとダメージが大きかったです。

 つまり、毎日やるような完全に習慣になっていることは1日2日やらなくてもメンタル的には大したダメージにならないのですが、習慣になっていないことは1回やらなかっただけで結構なダメージが入るようです。

 ここから、最初の疑問点、両方1個ずつ残ってしまったらどうすればいいか、という問いに対する答えは当日プランしたタスクということになります。

1分着手でもダメージが残ることがある

 そして、先ほどの状況、実は1分着手で両方やればいいじゃん、というのがタスクシューターの思考のはずです。

 実際に私も1分着手で両方片付けることを選択することが多いでしょう。

 ですが、1分着手でもなんだかすっきりしない時もあるのです。

 1分着手を駆使して間違いなくタスクが全部終わったのに、どうしても気持ちがすっきりしない。何かがモヤモヤする。

 どうしてなんだろう?とここも考えてみました。

 1分着手をした時に、ダメージが残りやすいのが、毎日ルーチンにしている事を1分着手で「次何をするか考える」程度の着手で終わった時でした。

 こちらはルーチンの方がダメージが大きくなっていたのです。

 理由を考えてみましたが、今まで当たり前にできていたことなのに、それが出来ずに考えるだけで止まったから、ということになるかなと思いました。

 同時に、実際にほんの少しでも手を動かせばそこまでダメージが入らなかったというのもあります。

 例えば、夕食を作る、というタスクの場合、忙しくてどうしても夕食を作れずにコンビニで弁当を買ったときより、忙しくてもご飯を炊いて、みそ汁を作り、おかずをコンビニで買ってくる方がダメージが少なかったというのもあります。

 全く手を動かさずに頭で考えて効率的な行動をとるより、ちょっと非効率でも少しでもタスク内容に沿った方がダメージが少なかったわけですね。

ルーチンは当たり前に変化するから

 どうしてこのように感じるのでしょうか?

 その理由を考えてみた結果、ルーチンはそのうち当たり前に変化するからではないかと考えました。

 ルーチンに登録して、毎日そのタスクをこなしていれば、いつの間にかそれが当たり前の行動になります。

 この当たり前への変化が、まったくやらないことについては今まで出来ていたから明日からも問題なく出来るさ、と楽観できるのに、中途半端なやり方の場合、いつもできていたのに今日はこれしかできなかった、と悲観してしまうようです。

 人間の脳の働きは、面倒くさいですね。

ではルーチンを減らせばよいのか?

 このような問題点が発生する可能性があるのなら、ルーチンを減らして当日プランを増やせばよいのでしょうか?

 私はそうは思いません。

 なぜなら、当日プランを先送りする方がダメージが大きい、という問題もありましたよね。

 当日プランを多くしてルーチンを減らすことでこちらのダメージリスクが上がってしまうわけです。

 また、当日プランが多くなると、朝のプランの負担が大きくなります。
 プランの負担が大きくなると、タスクシュートサイクル自体への負担が大きくなって、タスクシュート自体の継続が難しくなります。これでは本末転倒ですよね。

 では、ルーチンを減らせないなら今回の問題はどうすればよいのでしょうか?

 それは、そういうものだと理解することだと思います。

 人間、理解できていないことが発生すると不安や焦燥などからダメージを受けますが、理解できていると、ああ、これはアレのことだな、と消化しやすくなります。

 消化しやすくすることで、ダメージをより軽減できるので、結果としてノーダメージに近くなります。

 タスクシュートで一日の時間の流れを理解できれば時間があることを理解できる、というのもタスクシュートで最初の方に教わることですが、同じように自分の一日の解像度を上げることは自分のメンタルへのダメージを軽減してくれるのですね。

 だからこそ、タスクシュートを使い慣れた頃、惰性で使い続けるのではなくて、色々なことを考えてみるとだんだん生活が楽になってくると思います。

最後に

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