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暗号通貨研究所

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#スマートコントラクト

Ethereumスマートコントラクトのハニーポットについて

この記事では、「The Art of The Scam: Demystifying Honeypots in Ethereum Smart Contracts」という論文からスマートコントラクトのハニーポットについて紹介したいと思います。 https://www.usenix.org/system/files/sec19-torres.pdf 本論文では、Ethereum ネットワーク上のハニーポット・スマートコントラクトの普及率、挙動、Ethereum ブロックチェーン

[Polygon] Superfluidコントラクト侵害

はじめに2022年2月8日、攻撃者が Superfluid のコントラクトを悪用し、欠陥のある calldata を渡すことで、Super-token を保有する複数の異なるアカウントになりすました分配インデックスを作成することができました。この脆弱性により、攻撃者は Superfluid のユーザーウォレットから Polygon 上の取引所に資金を移動させ、ETH にスワップすることが可能になりました。 Superfluid とは、L1 Ethereum 上のスマートコン

[Polygon] MATICを危険にさらすバグがコントラクトに潜んでいました。

概要Polygon とは、Ethereum ベースのレイヤー 2 スケーリングネットワークのことです。Polygon には約 240 億ドル相当のネイティブトークン「MATIC」があります。今回の修正によって、MATIC を危険にさらす脆弱性が排除されました。 Polygon のブログによると、ネットワークの PoS ジェネシスコントラクトの脆弱性は、ブロックチェーンセキュリティとバグバウンティホスティングプラットフォーム Immunefi を介して12月3日と4日に 2