第68回 午前3時と退屈

【黒々しい万華鏡】


東京都発女4人組オルタナティブバンド。
東京を拠点に活動中の午前3時と退屈。

2014年スクールズアウト(高校生のバンドコンテスト)で優勝。
高校生限定オムニバスアルバム「THE HIGH SCHOOOOOOL vol.1」に参加。
今年7月31日にはチケット無料自主企画で150人近く動員。
未確認フェスティバルでは3254組の中からネットステージに進むことができる108組に選抜。

平均年齢18歳の高校生。若い。高校生のうちからこれだけクオリティの高い曲が作れるとは、彼女達の将来が恐ろしい。
大体若い人ってポップで他人に受けやすい曲のコピバンやったりとか、そういった曲を作っている人が僕の周りには多かったので、彼女達の曲を聴いた時なんだかとにかく凄いな、と。あの年齢で、あんな可愛い顔をしていてオルタナティブやってしまうのかって。若いのにドロドロした、女子特有の妬み、嫉み、黒さが歌詞、音、声でしっかり表現出ていて、個人的に凄く好き。
曲の完成度が高いのは勿論のこと、MVの完成度も高い。それから本気度が伺える。

#午前3時と退屈


午前3時と退屈を知ったのはマダラと同じく、未確認フェスティバルのサイトでネットステージに進んだバンドを片っ端から聞いてです。ガールズバンドの中で彼女たちが一番印象に残りましたね。ポップなガールズバンドって世の中には必要だけど、僕はもういいやって感じで。だったら人間の黒い部分吐き出してくれる人が居て欲しいなって思うんですよね。そこにカチッとハマったのが午前3時と退屈だったわけです。
彼女たちチケット無料の企画やって150人近くの動員って凄いですよね。僕は広島の人間なので東京でどれくらいの知名度があるかなんて全くわかりませんが、数字を見れば凄いことはわかりますね。20代のバンドさんには、負けないで欲しいですね。

しゅっしゅ こと がうち

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