SAYONARA HATE TOWN”憧憬に差す"

今日は3ヶ月ぶりにSAYONARA HATE TOWN（長いので以下：嫌街と書きます）というバンドを見にライブハウスへ行ってきました。
吉祥寺Planet Kに行くのは初めてでした。

嫌街を知ったのは、昨年のいつかでした。みなさんご存知のおそらさんがいいねをしていたのがTLに流れてきて何となく気になって音源を聞いたことからでした。
知ってからずっとずーーーっとライブを見たかったバンドで、仕事やら予定やらでなかなか見れず今日になってしまいました。
ライブハウスの制作からいくつか仕事を転職して、気づけばコロナウイルスが流行りだして、知り合いのバンド、仲の良かったバンドがどんどん解散して行って、いつの間にか音楽から離れてしまった私にとってはずっと気になったままの存在のバンドは正直珍しいです。そのくらいずっと気になってました。（畔さんのnoteの記事いくつか読んだりもしました。）
何となく良いなじゃなくて、なぜこのバンドが良いと思ったのか。
音源じゃなくて、YouTubeのライブ動画じゃなくて、生でちゃんと聞きたい、知りたいと思いました。だからこそ今日やっとこの目で見て、この耳で聴けたことが本当に嬉しかったです。

「Blindness」という曲がめちゃくちゃ格好良いし、所謂一目惚れではないけど、イントロから、あ、これは私が絶対好きなやつだと分かりました。どちらかと言えば強い印象の曲がありつつも、以前リリースされた「手遅れ」は人の温度を感じられる暖かい楽曲だなと思いました。そういうところも好きなんだと思います。
すごく好きなので、毎日聞いてるし、LINEのプロフィールの音楽に「手遅れ」を設定してます。（本当の話です）

今日実際ライブを見て、ああ、やっぱりこのバンドは良いなと思いました。
楽曲とか、ライブがいいのは勿論ですが、まず、こういう系統のバンドで（世界観とかもあるのかもしれませんが）楽しそうに演奏している人をそんなに見かけることがないのですが、ベースのまもるさんがずっと楽しそうに演奏しているのがすごく良くて。ライブが楽しくて仕方ないと当時に自分たちの楽曲を愛しているのが伝わってきて、そういう人がとても好きなのでずっと見つめてしまいました。
つぎに、機材トラブルが起こった時、タナカさんが唐突にダブルチーズバーガーの話をした時、会場の雰囲気が柔らかくなったというか、暖かくなったような気がして、タナカさんのキャラだからこそできることだなあと思いました。（ダブルチーズバーガーよりも、チーズバーガーを2つ買ったほうが30円安い話は、結構前にハライチのターンでもしていたので、リスナーなのかな・・・と気になっています）
その後の、東京ドームの話も面白かったです。幅に囚われない世の中になったらいいですね。
（機材トラブルが解消した時に、お客さんから拍手が起きて、こんなこともあるんだなあと少し驚きました。）
曲をやっているときに、畔さんが途中で泣いてるなって感じるところがあって、うまく言えないけど、ああ、今日来れて本当に良かったなと思いました。

ライブを見ているうちに、私はこのバンドとイベントがやってみたい、自分の企画するイベントに出て欲しいという気持ちがふつふつと湧いていました。想像するだけでワクワクしました。
（私は鬱ほど酷い症状はないけど、長い間軽い鬱状態が続いている気分変調症と診断されたことがあります。薬は飲むほどではないので、ずっと騙し騙しで日々をこなしているけど、本当に自分がこのまま生きてていいのか、生きる価値なんてない、生きてる理由もない、特にやりたいこともないなら死にたいとほぼ毎日思ったりもします。誰も傷つけずに誰も傷つかずに一人だけ痛みも感じずに消えることができれば良いのにとも思うし、無理やり大丈夫大丈夫って言い聞かせながら、気づけば夜意味もなく涙が出る日もあります。）
そんな自分が今日やっと久々にやりたいことを見つけられたような気がしました。3年くらいもうイベントはやってないけど、イベントをやりたいと思った。
何もかも抑え込んで生きづらくしてしまう自分が唯一貪欲に我儘に自分の感情と向き合ってやりたいってことに真っ直ぐに向き合えるのがイベントだったと思いました。
嫌街は6月30日以降は制作に集中されるそうなので、復活されたら、イベントに出てもらいたいです。コロナウイルスでなくなった最後のイベントのリベンジもしたいし、何と無く消えていってしまったから「終焉」をしたい。
音楽に未練が残ったまま宙に浮いてるこの気持ちにも区切りをつけたいです。

私の今の夢（目標）は嫌街にイベントへ出演してもらうことです。

本当に実現できるかはわかりませんが、この気持ちを忘れたくないなと思います。
今日は良い夜をありがとうございました。