第43回 CRAZY VODKA TONIC

【小説を呼んでいるような感覚】


広島発男3人組ギターロックバンド。
広島、岡山を拠点とし、大阪、東京は勿論のこと、千葉、香川、静岡など各地でライブを行っているCRAZY VODKA TONIC。

昨年空想委員会主催のライブに下克上枠として出演。地元で行ったワンマンライブは150人を動員。そして今年の見放題に出演し、規制がかかる程の人気っぷりの彼ら。広島でペロペロしてやりたいわズ。と並んで、今一番熱い・注目されているバンドだと言っても過言ではない。

それほど多くの人を惹き付ける彼らの魅力は何なのか。
彼らの楽曲は歌詞が凄く文学的で、聞いていると短編小説を読んでいるような感覚に陥った。1曲1曲の世界観、色が確立されている。
特に今回リリースされた「哲学 愛は、溢れるより零れる」こそ1冊の本のようだ。1曲目「哲学」でプロローグを形成し、2曲目「愛は、溢れるより零れる」で本編(起)へと導く。3、4、5曲目で承転結。6曲目「ベイズの定理」でエピローグを表現。こんな完璧なアルバムに出会ったのは初めてだ。

小説のようだと僕は思ったが、音源で聞いているときはネットで読んでいるような気分だ。内容は同じだが、どこか少し物足りなかったり。しかしライブに行くとそれが目に見える、触れられる物へと存在感を増し、言葉の重みをより一層増す。

ここでの言葉だけでは理解しがたいだろうから、ライブに行って下さい。
そうすればきっと意味がわかると思います。

#CRAZYVODKATONIC


CVTを知ったのは友達に広島に何か良いバンドいる?と聞いて教えてもらったのがきっかけでした。それから聞いてみてなんでこんなにカッコいいバンドが広島にいるのに今まで知らなかったんだろうと後悔する程でした。その後なかなか都合が合わずライブをみることが出来ずに居ました。見放題ではスタッフをしていたので彼らの姿が見える状態ではライブを見る事が出来ませんでした。そしてやっと、やっとのことで昨日見れました。昨日見たから書いたんだろうって思われるかもしれないんですけど、ずっと書きたかったんです。でも中途半端な言葉じゃ表し切れなかったんです。失礼だし、このバンドはライブを見てから書こうって決めてました。なんだろう。好きだからこそかもしれません。

僕は彼らの言葉が好きです。言葉の並べ方というか、選び方というか。一字一句聞き漏らしたく無いって必死に耳を傾けている自分がいたんです。聞いてていつの間にかCVTの世界観にスッと引き込まれていくんですよね。広島で一番好きなバンドです。企画に出演してもらいたいってずっと、ずっと、思ってます。いつか叶えたいですね。叶えます。

しゅっしゅ こと がうち

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