友達が増えたような気がしていたけど勘違いだったような気がしてきちゃった2021年春

先日話した人が「歳をとることを悲しく思ってはいけないなんてことはない、歳をとることが楽しいと思える生き方をしたらいい」というようなことを言っていた。なるほど、私が「もう24歳になってしまった」と感じるのも私がこれまで生きてきた人生の結果なのかもしれない。

映画やドラマを観れば歳下の俳優が活躍していて、Twitterを開けばたくさんの女の子たちがアイドルになったり、何かを作ったりしている。みんなが楽しそうに写真を撮って、話をして、笑っている。多分、そういう全部にちょっとずつ馬鹿みたいに傷ついていて、そういうときはもう何もかもだめで、クラブハウスで盛り上がる話ができないとか好きな子からいいねがこないとか、くだらないことが全部気になって仕方なくなるので、歌をうたったり本や漫画を読んだりする。

中学生のころ、教室から逃げだしたい気持ちの時もずっと本を読んでいた。クラスメイトの話し声が何でも悪口に思えたとき、本を読んでいればなにも聞こえないことにできた。私はみんなと違うところに居て、勉強ができるとか面白い話ができるとかかわいいとかダサいとかなんにも関係ない。私はあなたたちとは関係ありませんってフリができた。そんなことばかりしてちゃんと現実を生きてこなかったから、今更自分探しみたいなことをやっているんだろうか。あの頃はこの先普通に生きて普通のつまんない大人になるんだろうなと思っていたけど、普通の大人にすらなれていない。ねえ普通の大人ってめちゃくちゃすごいんだよ。

私のこと好きって言うけどどうせ一番じゃないでしょ、とか思うけど私だってそうそう他人に関心持たないし、毎日こうやって自分のことばかり考えている。正しい自己認識は他人との関係性を通してのみ形成できると言うし、きっと私が他人を見るのは他人を通して自分を見ようとしているからで、つくづく自分のことばかりで情けないな。愛する手間をかけずに愛されようなんておこがましい、人をちゃんと見ろ。

毎日同じことで落ち込んでいるけど結局は緊急事態宣言で遊びに出かけられないから気狂いが加速しているだけかもしれないし、上記はただの長ったらしい反省会です。友達が増えたような気がしていたけど勘違いだったような気がしてきちゃった2021年春。はやく緊急事態宣言終われ、私を外に出してくれ。

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