ウマ娘アリーナツアー GO BEYONDをYELL(東京会場)から見に行くトレーナーさん向けの簡単なしおり

いよいよ数日後に迫ったウマ娘アリーナツアー GO BEYOND 東京公演(YELL)、もう待ちきれないのは私だけではないと思う。

Twitterを眺めていると、フォロワーさんの中にも「今回のYELLが初参加」「そもそもアニメ・声優系のライブイベント行くのも初めて」「というかジャンル関係なくこういう大規模ライブとか初めて」という人がちらほら見受けられる。
そういう連中をどうしたらいい? 殺せ!沼に落とせ!という事で、どういう準備をしておいた方がいいか、という事について簡単にまとめておきたい。

ちなみにそういう筆者は参戦歴が多いかというと、そうでもない。
ウマ娘、もといアニメ・声優系のライブイベントへの参戦自体がこのアリーナツアーが初であり、興味本位で第1公演の横浜に行ったら脳をローストされて以降全通という次第である。
ただ、先ほどまでの文章から察した人もいるかもしれないが、一昨年~昨年にかけては聖飢魔Ⅱの再結成ツアー(期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー」)の半数に参拝していたし、それ以前にもジャンル問わずに、大規模イベント自体はそれなりに行っている。
その中での経験も含めて要点をまとめるので、役立てていただけると幸いである。


①どんな物品を用意すべき?

携行品について

ライブ会場はどこも大荷物を持ち込めないので、携行品は最低限まで削ぎ落とすのが基本となる。
前回までの経験をもとに、必要なものをまとめてみた。

  • 担当(推し)のグッズ

  • ペンライト(公式)

  • タオル(フェイスタオル)と汗拭きシート(無香料)

  • 小銭

  • マスク

  • ライブ用耳栓

  • 単眼鏡

  • 酸素(半分冗談)

・推しのグッズ

会場は当然かなり混雑するので、あんまりジャラジャラやると破損・紛失のリスクがあるので最低限度にしておくと吉。
服装などについては後述するが、悪目立ちはしないほうがいいだろう。

・ペンライト

もはやこの手のイベントなら言うまでもなく必需品といえるだろう。
ここで注意が必要なのは、ウマ娘のライブイベントでは以下の応援グッズは使用禁止であるという点である。

■ 応援グッズについて

ペンライト、サインライトにつきまして、周りのお客様のご迷惑となりますため、下記に該当するものは禁止いたします。

・ 本体が25cm以上の長さのもの
・ 極端に明るさを上げる、点滅させる、複数のコンサートライトを組み合わせるなど、市販製品の改造品
・ 市販製品であっても上記に類するもの(誘導灯など)
・ 大きな音が出るもの
・ その他、過度に周りの方のご迷惑となるようなもの
・ 自作したコンサートライト
・ スタッフが不適切と判断したコンサートライト

https://umamusume.jp/event/gb5th/yell/caution/

市販のキンブレは使用可能だが、工事現場のアレ、孔雀、UOケミカルライトなどは使用禁止である。
実際、過去のイベントではスタッフにつまみ出された、周りの人間に破壊されたなんて話も聞いたことがある。
無駄なトラブルを避けるためにも、使うのは公式販売品にしておくのが無難だろう。
ちなみに5thイベントは物販の事前申し込みが必要となるが、ライトについては毎回かなりの在庫があるため、最悪前日でも申し込みは間に合うと思われる。
また、入場後物販でもブレードライト(にんじんライト、5th仕様ライトの2種)は販売している。
いずれにしても、今回買っておけばいい記念にもなるだろう。
ただ使用する前に動作確認とカラーパターンの把握はしておくことは忘れずに行う事。
周りと明らかに違う色を掲げて一体感を壊すと悪目立ちしてしまう。

・タオル(フェイスタオル)と汗拭きシート(無香料)

冬でも人が密集して大騒ぎすれば、蒸し暑くなるのは当然である。
身だしなみとして、タオルと汗拭きシート(無香料)は用意すべきだろう。
なんなら、イベント公式品のマフラータオルを買えばいい記念にもなる。

・小銭

ライブイベントでは、会場によっては飲み物を持ち込めない場合がある。
会場内の自販機を使用することを考えれば、少しは小銭を持っておくことをお勧めする。
私自身も、商品はあるのにつり銭切れで買えない、という事態に過去のライブイベントでも結構出くわしている。

・マスク

YELL、NEW GATEにおいてはマスクの着用は任意とされてはいる。
しかし、コロナだけでなくインフルエンザの感染が実際のところじわじわ拡大している。
ぶっちゃけ我々キモオタが何人感染して死んだとしても問題はないだろうし、演者の皆様からの飛沫・空気感染で我々に感染するのであればむしろ我々の業界ではご褒美かもしれない。
だが、その逆だけは絶対に発生させてはいけないのは言うまでもない。
ちなみにこれは余談だが、高機能マスク(DS2規格など)やペイントマスクなど目立つマスクを使用することによってファンサの直撃を狙うという手もある。
私は別に意図していなかったのだが、高機能マスクを着用した結果、名古屋会場でDay1、Day2のいずれも無事に致死量を遥かに超えるファンサの直撃を受けることができたので、参考までに記載する。

・ライブ用耳栓

せっかくのライブイベントなのに耳栓?お前は何を言っているんだ?と皆様の頭の中にミルコ・クロコップが登場したかもしれないが、これは本気でその必要性を訴えたい。
ライブイベントでの音響は、基本的にかなりの大音量・大音圧である。
(平均的なロックバンドでも平均120db以上)
また、特に今回の有明アリーナは音響がクソな会場として有名である。
天井などの構造・材質の関係なのか中音~高音域が響きにくいため、音響調整で中音~高音の出力を意図的に上げた調整となる可能性が高い。
つまり、耳への攻撃性がとても高くなってしまうのである。
その日だけ難聴になるのはいいとしても、永続的なダメージを与えることになるので、特に今回の東京公演で最速先行のアリーナ席、プレイガイド先行のまだ音が響く席を確保できた幸運な方は、ライブ用耳栓の着用を勧めたい。
ちなみに普通の耳栓ではなくライブ用に作られた耳栓なら、クリアな音のまま音量・音圧だけを低減してくれる。
私はCrescendo社製のCrescendo Music 20を使っているが、ほかにも種類はたくさんある。
ネットだとライブ用と偽ったゴミもたくさんあるので、探すなら近くの楽器店へ行くといいだろう。

・単眼鏡

この手のライブイベントだと、オペラグラスや双眼鏡を持ち込む人も多いだろう。
だが、意外と両目で見るというのはデメリットが多い。
動きに対応できない、ステージ全体を見れない、意外と邪魔になる、などなど…
あえて双眼鏡ではなく単眼鏡を使う事により、デメリットは無視できるようになる。
好みもあるかもしれないが、私は単眼鏡を薦めたい。

・酸素

さんそだ、さんそだ、さんそをもってこーい!!!
半分冗談だが、逆に言えば半分ガチである。(持ち込めるかどうかも怪しいが)
名古屋会場では、Day1,Day2のどちらでも無限トレセン音頭という名の地獄のサバトが展開された。
当然どちらも現地にいたが、冗談抜きで体力をごっそり削られるし酸欠必至。
年末のももクロ歌合戦でもトレセン音頭が使われるなど、盛り上げ要素の一つとして確立され始めていることを鑑みると、備える必要はあるのかもしれない。
打ち・レスポンス用の特殊物品として高く掲げるのも面白そうである。

②楽曲の予習はするべき?

楽曲ごとのコールや打ち・レスポンスはライブの華、完璧にやりたくなるのも当然だろう。
だが、そもそもコールや打ちは楽しむ上で必須か…といえば、実際そうでもないと個人的には思う。
楽曲の楽しみ方は人それぞれ、周りの人に迷惑かけないなら地蔵Styleで鑑賞していてもそれはそれで構わないと思う。
実際、私も横浜Day1の舞台パートでは感動で完全に地蔵と化していた。
ただそもそも、コールや打ちに予習が必要かというと、ウマ娘に関してはそこまで必要はないと思われる。
というか、ぶっちゃけ楽曲を全く知らなくても全然楽しめる

ウマ娘の楽曲は特殊なリズムの取り方や特殊なコールが含まれる楽曲はそこまで多くないので、大半の曲はその場のノリで全然問題ない。
ただ、一部の楽曲は例外的に予習推奨な要素があるのでピックアップする。

予習しておいた方がいい楽曲

  • うまぴょい伝説

  • DRAMATIC JOURNEY

  • Ms.VICTORIA

  • ソシテミンナノ

  • GSK☆

  • トレセン音頭

・うまぴょい伝説

ウマ娘のライブはうまぴょいに始まりうまぴょいに終わる、古事記にもそう書いてある。
リズムはともかくとして、コールや打ち・レスポンスなど特殊すぎる楽曲。
開演前の音響調整を兼ねたうまぴょい(音源再生)で、周りのトレーナーさんのお手本を見てしっかり覚えよう。
そして〆のうまぴょいでは喉を破壊する勢いで全力前回で叫ぶことを忘れずに。

・DRAMATIC JOURNEY

アプリ2周年記念曲であり、今回のアリーナツアー GO BEYONDの事実上のメインテーマである。
特殊要素は少ないが、出走のゲート音から打ち始めるところのリズム感だけは出遅れないように掴めるようにしておくと良いだろう。
また、名古屋会場では会場全体で合唱するコーナーもあった。
最終サビ以降(予想外はつきもので~)は歌えるようにしておくと楽しいと思う。

・Ms.VICTORIA

ライブイベント定番曲。
最初の「One,Two,Three,Four!!」のシャウトだけはしっかり叫びたい。
曲調的にライト振らずにヘドバンでもいいと思われるが、首を痛めないように注意。

・ソシテミンナノ

TVアニメ第3期OPだが、ご存じの通りボーカル側にリズムを合わせるとややこしいリズム。
歴戦のトレーナーさんたちがどう解釈するか不明だが、予習してイメージしておくと良いかもしれない。

・GSK☆

途中でリズムが次々に代わる、コール要素が多いなど、特殊要素が多すぎる楽曲。
初見対応は絶対に無理なので、予習が必須。

・トレセン音頭

覚悟の準備をしておいて下さい!
コールとか打ちとか、もはやそういうことを言っていられるレベルではないです。
東京のDay2でこの曲の前振りが来たら、その瞬間に翌日の仕事を休む言い訳を考えましょう。

③どんな服装で行くべき?

・機能面の話

先述したが、2月とはいえ会場内は蒸し暑くなる可能性すらある。
しかし、入場待機は(名古屋でやらかしたサンデーフォークじゃなくてキョードーなので極端に手間取ることはないはずだが)外で待機することも考慮すべきである。羽織るものなどを使う、カイロを使用するなど、体温調節可能な形で検討するのがいいだろう。

・見た目の面の話

まず第一に、「主役はステージの上の演者の皆様」という事を忘れてはならない。
当然、過度なコスプレ(特にトレセン学園制服や勝負服)や(他作品の例だが)ジャラジャライバーみたいなマネはするべきではないだろうし、バウンドコーデくらいにしておくべきだろう。
ちなみに横浜と名古屋での印象としては、勘違いデブスやキモ豚だけがトレセン制服などのコスをして、カッコいいお兄様や美しいお姉さまはバウンドコーデやワンポイントで見事にキメていた印象がある。
結局のところは、「常識的な範囲内で」という一言に尽きるだろう。

④交通手段について

基本的には公共交通機関推奨である。
有明アリーナ、大阪城ホールのいずれも、会場自体には駐車場がない。
痛車を並べるなど、車で行くことが目的の一部である場合以外は、おとなしく公共交通機関を使用するべきであろう。

ちなみに有明、大阪のどちらも周辺エリアは電動キックボードや自転車などのシェアリングサービスのエリア内である。
鉄道だけでなく、これらの手段も組み合わせることで機動性は大幅に向上するので参考とされたい。

⑤当日の留意点

・来る前に風呂に入れ

この手のイベントで毎回言われる「オタク臭すぎ問題」は、別に夏場に限った話ではない。
また、宗教学的に考えれば、ライブイベントというのは宗教儀礼に近いし、そこに行くのは参拝という行為に近い。
ならば、「穢れ」を持ち込むべきではないのも当たり前の話である。
当日会場入りする前に風呂に入るべきである。
有明会場なら、いささか値は張るが、近隣(有明ガーデン)に温泉施設がある。午前中に英気を養って、夕方以降に備えるのも手だろう。

・当たり前だが体調管理に注意

おそらく今回は入場時にサーモグラフィでの検温があると思われる。
当たり前だが体調管理には注意するべきだろう。

・物販会場には早めに向かうべし

物販の事前申し込みは済ませてあるかと思うが、受取指定時間よりも早めに物販会場では向かうべきと思われる。
ライブ会場と物販会場がかなり離れているという特殊な形態であること、毎回かなり混雑していること、毎回引き渡し開始は多少前倒しになっている事などを考えると、15分前くらいには物販会場に到着した方がいいだろう。


⑥最後に

楽しめ。

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