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「打順」を考える

こんちには、やすです。打順というのは、WBCのプールBで村上宗隆選手を4番で起用し続けたことに対する賛否の声が多かったように、野球ファンの中で議論となりやすい題材の1つだと思います。中日ドラゴンズでも、立浪和義監督が4番アキーノ、5番ビシエドの打順に対して「当分、今日のような形でいきたいと思っている」という発言に対しても賛否両論ありました。Twitterに限れば割合は賛否否否くらいでしたかね。そこで今回は、打順に対する研究の結果をまとめ、それを用いて中日ドラゴンズ2023の打順について考えていきたいと思います。

打順のテンプレ

まずはこの記事を読んでください。この記事に「打順のテンプレ」と言えるようなものが書かれています。
2番打者には強打者を… よく聞く説の根拠とは? | Full-Count
内容をおおまかにまとめると「強打者をまとめてより上位に置く」「2番に最強打者を置く」ということです。また、この内容をまとめて解説しているYoutubeの動画もあるので、そちらも見ていただけるとありがたいです。

ドラゴンズの打順の軸

これらをふまえて中日ドラゴンズの打順を考えていきます。現時点(3/23時点)でドラゴンズの1番打てる打者はアキーノ選手、2番目に打てる選手はビシエド選手でしょう。この2人にどれだけ打順を回せるかが鍵になると思います。この2人の間に誰かを入れるという選択肢は、その選手がこの2人に匹敵するくらい打っている時でしょう。
次は、この2人をどの位置に置くか考えていきましょう。今は4番アキーノ選手 5番ビシエド選手というスタメンが多くなっていますが、かなり宝の持ち腐れ打線だと思います、おそらく「ビシエド選手を4番に置かない」「1番いい打者を4番に置く」ということが目的となり、その結果打順全体に亀裂ができていることに気づいていないのだと思われます。また、4番アキーノ選手 5番ビシエド選手とすることで、アキーノ選手が中日ドラゴンズにくるまでの間ずっと中日ドラゴンズのNo.1 打者であったビシエド選手が打順の下半分になるのはあまりにも前時代的でしょう。2番に強打者を置くことを1番に考えると、アキーノ選手とビシエド選手の2択になりますが、この打順は併殺を回避することも大事です。そうなるとビシエド選手ではなく、足も速くフライが多いことで併殺を回避しやすいアキーノ選手が2番ということになるでしょう。
となるとビシエド選手をどこに置くかが次の議題となりますが、1番は、実戦で1番バッターとしての経験を積ませることと、能力を考慮して岡林選手となるでしょう。4番に置くというのも、2番・4番に強打者を置くテンプレとしてはありだと思いますが、他の球団より強打者が少ない中日ドラゴンズのチーム事情を考えると、アキーノ選手とビシエド選手の間に誰も入れず、この2人で点を取ることが大事だと思うので、3番にビシエド選手を置くのが1番いいと思います。

ドラゴンズの打順全容

ここからは4番以降について考えていきます。とは言ったものの、ここからは「打てる順」で問題ないと思います。が、ここで終わらすのはないと思うので、自分の考える打順とその理由を語っていこうと思います。
1.岡林勇希(中)
2.アキーノ(右)
3.ビシエド(一) 理由前述

4.石川昂弥(三) 去年のIsoPが高く長打に期待が持てるのと、将来の中軸としての経験を積ませることを考えて4番に置きました。

5.福永裕基(二) OP戦で見せた打撃技術とパワー、数字が高く、年齢的にもプロ1年目からいい成績を残すことを期待してこの打順です。

6.大島洋平(左) 去年残した数字は高いが、去年のBABIPの高さと年齢による劣化を加味してこの打順に置きました。

7.木下拓哉(捕) 捕手の負担の多さを考慮してなるべく低い打順に置くことを意識しましたが、2021並みの打撃成績を残した場合、打順を上げるなどの柔軟さは求められると思います

8.竜空or田中幹也(遊) この2人は、今のところ今年の打撃での貢献度は高くならないという予想ですが、2人ともセンスが高いと思うので、1軍の投手に適応して打撃が通用してきた場合、上位陣も見て変えていく必要も出てくると思います。

まとめ

打順についての研究は何年前から進んでおり、その中で2番強打者論なども出てきました。これは決して強打者が多いチームの専売特許などではなく、むしろ打順の層が薄いチームこそ実践するべきだということを理解していただければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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