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ふらにー。

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個性を活かしきれないのにアイデンティティの提示をあっさり求める社会に嫌気がさしながらも探して続けていたら、近いところに遺ったものもの。つまり、自分が「女の子」を生きていたというこ…
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#生理

「汚い」なんて顔しないで、心配そうな声で「大丈夫?」って言って。

令和元年の秋、雑誌『SPUR』が創刊30周年企画の広告を出した。 東京・渋谷に。生理用品のサンプルとともに。 きっと、賛否両論分かれるだろう。 SPURの五十嵐編集長も「色んな方の色んな反応を想定した」と述べていた。 私には刺さった。 こうして、「書かなければならない、今すぐ言葉にしなければならない」と乗り換えのために降りた東京駅で、ブックカフェに飛び入るくらいには。 閉店時間が迫っているのも、割高なこともわかっていて、370円のホットティーを頼むくらいには。 つまり