羅臼町の漢字でない地名の漢字表記を勝手に考えてみた

「知床富士」と呼ばれる羅臼岳、現在私は北海道住みではないのですが、夏になったら北海道に行こうと考えてまして、知床峠で羅臼岳を眺めたいなと思っています。というわけで今回は羅臼町をやっていきます。あくまで "とある漢字好き人間のちょっとしたお遊び" として見てくれると幸いです。

字名については、現行でないものは『北海道市町村行政区劃 昭和12年4月現在』『北海道市町村行政区劃 昭和17年10月』を基にしています。

既存の漢字表記の地名

  • ホロモイ / 幌萌

  • ソスケ / 相助

  • トビニウス / 飛仁臼(トビニウス、スネトビニウス)

  • チトライ / 知徒来

  • トビニタイ / 飛仁帯

  • サシルイ / 刺類 / 差類

  • モセカルベツ / 茂瀬刈別

  • トッカリモイ / 突狩向(読:とっかりむい)

  • アイドマリ / 相泊

  • モイレウス / 萌礼牛

カタカナ名の地名を勝手に漢字表記にしてみる

  • マッカウス / 松香臼
    ・・・マッカウス洞窟というのがあり、松浦武四郎がここで野営をしたそうです。

  • ハシコイ / 橋恋
    ・・・「ハシコイ川」が流れているので、そのあたりと思われます。

  • オッカバケ / 乙樺気
    ・・・「オッカバケ川」が流れているので、そのあたりと思われます。

  • ケンネベツ / 剣念別
    ・・・「ケンネベツ川」が流れているので、そのあたりと思われます。

  • キキリベツ / 奇霧別
    ・・・「キキリベツ川」が流れているので、そのあたりと思われます。また北浜覆道がある場所は「キキリベツ崖」と呼ばれるそうです。

  • コブカリコタン / 古武狩古丹 / 古武狩(読:こぶかり)
    ・・・「コブカリコタン川」という川があり、ルサ川付近にあるそうですが、場所がわかりません。北浜にこの字があったようです。

  • ルサ / 留差
    ・・・「ルサ川」が流れているので、そのあたりと思われます。このあたりが知床国立公園の入り口です。

  • オショロコツ / 鴛寄骨 / 鴛寄(読:おしょろ)
    ・・・「オショロコツ川」が流れているので、そのあたりと思われます。

  • カモイウンベ / 神居運部 / 運部(読:うんべ)
    ・・・「カモイウンベ川」が流れているので、そのあたりと思われます。
    他:ホロカモイウンベポンホロカモイウンベ

  • ホロモイ / 幌茂伊
    ・・・何もわかりません。「カモイウンベ川」と「モイレウシ川」の間にあると思います。

  • ペキンノ / 平斤野
    ・・・「ペキンノ鼻」が存在するので、そのあたりと思われます。なおここでは「ひかりごけ事件」が起きています。

  • ヌイシャリウス / 縫斜里臼
    ・・・クチャクロースと共に現在の「滝の下」を構成する字です。

  • クチャクロース / 久茶苦老須 / 久茶苦(読:くちゃく)
    ・・・ヌイシャリウスと共に現在の「滝の下」を構成する字です。

  • ニカリウス / 仁狩臼
    ・・・ペキンノ鼻から知床岬までの海岸は「ニカリウス地区」と呼ばれるようで、現在この地区に携帯電話基地局を建設するという案があります。

おわりに

日本最後の秘境とも言える知床の羅臼町に存在した小字をやっていきました。車道は相泊までしか伸びていないものの、現在も漁業は続いており、徒歩で数時間かかってしまうところにある番屋でも一部は現役のようです。知床岬にはいつか行ってみたいものです。最後にもう一度言いますが、あくまで "とある漢字好き人間のちょっとしたお遊び" として見てくれると幸いです。

「この情報違う」や「この漢字の方がいいと思う」などあれば、コメント欄に書いてくれると幸いです。

読んでくれてありがとうございました。

参考文献など


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