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パラレルボトルシップ 第七章

僕達は残りの3つのボールを見つけるために旅に出た。しかし、それは宛先も無くさまよい続ける苦痛の作業だった。

もちろん役割分担という方法を使った、ひなこは食料にシフト。はるみは西にある沼地。よしあきは東の岩山。僕は南のジャングル。全く、最悪な場所に割り振られたよ。。。

上空をインコが横切った。鳥アレルギーなんだよ。ヘッッキュシュ。どれだけ歩けばよいのだろうか。。。。。

今は既に昼時。お腹が空いた。遂に疲れ果てた。「そろそろでt…」話し終わる前に目の前に巨大な建造物が聳え立っていた。古代文明の遺跡だろうか。

外が暖かかったのに、反比例したように中は冷たかったのだ。あまりにも暗かったので、ポケットに潜んでいる松明をそっと出して、近くの火を探した。幸いなことに。外の門のすぐにあった。しかし、異世界に誰もいないのに何故燃えていたのだろうか。

火をつけて中に入った瞬間。背中に寒気が走った。何故なら、目の前に非常に不気味で奇妙な像が立っていたからだ。怖すぎて高速で突っ走った。するとそれほど中に入らず、オレンジ色のボールが見つかった。そして、その隣に少し冷たいつるつるしたものが置かれていた。ここでは暗すぎて見えない。

外に出るとそれが何か分かった。それは、鋼製の剣だった。すごい、、、取り合えず。船に帰ろう。

「みんな見つかった?」「もちろん俺も見つけた」「あたしも」どうやら全員見つけたようだ、明日はめに行こう。「おやすみ」

翌日。全員で空洞内に集まった。オレンジ。水色。エメラルドグリーン。全て挿さった。すると、前方が真っ白になった。そして、最深部への道が開かれた。

しばらく進む。すると奇妙な虫がいた。蚯蚓(ミミズ)のような這いずる虫。「気持ち悪い。。。」よしあきが踏みつぶそうとしたが、ひなが止めた。「もし変な液体が出てきても知らないよ」無視して先を急いだ。

さらに深く先に行った。すると、妙な薬品があった。ラベルには意味不明な文字が書いてあった。

U |/\ |) e |^ vv /-\ -|- E |^ b R e A -|- |n 1 N g

「なにこれ」「落書きか?」「何かに見えるような、、、そういえば、船の中にこんな紙が、、、」

|/\ n
I-| H
|) D
-|- t
|^ r
vv w
/-\ A
|n h
1 i
0 O

「対応表かな…」「U…n…D…e…r…w…A…t…E…r…b…R…e…A…t…h…i…N…g…」「あんだーわーだーぶりーてぃんぐ?」「Underwater breathing… 水中呼吸だ!!」

なんととんでもない薬を見つけてしまった。そういえば、前から気になっていたことがある。それは、水中に建造物がかすかに見える事だった。


良ければ第一章も読んでください
マガジン内にあります

https://note.com/fhruby/m/mdf8b0122dabf

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