姫野美琴ちゃんの名前、神道と関係があるのでは...？説

135億年ぶりに書くnote記事。
今回のテーマは有名フリーホラーゲームである『怪異症候群』に登場するヒロインちゃん、姫野美琴の名前についてです。
個人的な調べものをしていたところ、先のことについて神道と関係があるのでは？という発見を偶然したので、雑記のような感じにはなりますが、順を追って説明してみようと思います。

まず突然ではあるのですが、「諡(おくりな)」という言葉をご存じでしょうか。
諡とは、神道において人の死後につけられる名前のことです。
これは仏教の話ですけど、お仏壇の位牌やお墓の墓石に書いてある戒名のようなものですね。
そして通常、諡は

氏名　＋　諡　＋　命(みこと)

という形式でつけられます。

……察しの良い方はもう気づかれたかもしれませんね。
そう、諡は性別や年齢によっても厳密に使い分けられるのですが、女性の青年につけられる諡が「姫」なので、先の形式に従ってそのまま読むと「ひめのみこと」となるわけです。

神道では人は皆神の子であり、神の計らいで胎内に宿り、この世で役割を終えると神々の住まう世界へ帰り、子孫を守護すると考えられているそうです。(神道についてあまり詳しくないので何とも言えないのですが、多分宗派によっても教義が異なるとかあるのかもしれません…)
つまり諡とは、死者への尊敬や感謝の念が表れているというわけですね。

作者様が明言されていないので真偽は不明ですし、こじつけっぽい部分もあるのは確かです。
しかし怪異症候群に巻き込まれた彼女はそれらを乗り越え、呪術師の血を引く者として子孫を守護する。
そう考えると作品ままた少し違ったように見えるのではないでしょうか。

参考出典：
神道における諡（おくりな）とは。付け方や戒名との違い - 家族葬のファミーユ【Coeurlien】 (famille-kazokusou.com)