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FFJE Article 11. シャンパンの産地

みなさんこんにちは、Kaoruです!

グラスの中で宝石のようにキラキラと輝き、芳醇な香りを放つスパークリングワイン。そう、みなさんシャンパンはお好きですか?
ちなみに私は大好きです。

ということで今回はシャンパンの産地であるシャンパーニュ地方についてご紹介します!

目次

●シャンパーニュ地方の場所と気候
●シャンパーニュ地方の歴史
●シャンパンの豆知識
●おわりに

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●シャンパーニュ地方の場所と気候

シャンパーニュ地方はフランスの中でも最北のワイン生産地。パリの東およそ120kmのところに位置しています。シャンパーニュの醸造所巡りはパリからも日帰りで行けるため人気のようです。

シャンパーニュ地方はとても寒い場所にあるため、ブドウ栽培ができるギリギリの場所です。太陽の光も少なくワインにブドウの色素が乗らないため、赤ワインは薄くなってしまいます。赤ワインでは勝負できない独特の地理環境だからこそ、世界的に人気なシャンパンを生み出すことになったのです。

ちなみに日本では乾杯のイメージが強いシャンパンですが、シャンパーニュ地方のカフェではシャンパンの種類だけでメニュー1ページが埋まることもあるんだとか。シャンパンのある暮らし、羨ましいです!

●シャンパーニュ地方の歴史

シャンパンの起源は17世紀末。シャンパーニュ地方の修道士ドン・ペリニヨンが作ったとされています(高級シャンパンでお馴染みの「ドンペリ」は、彼の名前に由来しています)。

もともとキリスト教の影響が大きかった中世ヨーロッパでは、ワインは「キリストが流した犠牲の血」であり、聖なるものとして王室を中心に人気が広がっていました。そこで「王のためによりおいしいワインを!」と考えたペリニヨンは、味向上のための研究を重ねます。その過程で生まれたブドウのブレンド法が、今のシャンパンを生み出しました。

当初ペリニヨンはシャンパンの泡を取り除くための研究をしていましたが、意外にも当時の国王ルイ14世が発泡したものを気に入ったため、泡が特徴的なシャンパンが生まれました。

ペリニヨンは初めてこの泡の多いシャンパンを飲んだ時、「まるで星を飲んでいるようだ!」と叫んだと言われています。

●シャンパンの豆知識

シャンパンはスパークリングワインの一種ではありますが、シャンパンと名乗れるのはシャンパーニュ地方で作られたものだけです。ただし、シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインすべてがシャンパンと呼べるわけでもありません。

シャンパン作りに使うブドウは、「ピノ・ノワール」「ムニエ」「シャルドネ」の3種。これらをブレンドして作る上で、製造工程の細かい規定をクリアしたものだけがシャンパンと呼べるのです。やはり、シャンパンには特別感がありますね。

●おわりに

シャンパンが世界に誇るワインとなる背景には、シャンパーニュ地方の風土とペリニヨンの地道な研究がありました。次シャンパンを飲むときは、シャンパーニュ地方の壮大な土地や歴史も味わいながら飲んでみてください!きっと、美味しさが深まるはずです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は、フランス語についてReiが書いてくれます!お楽しみに!

※参照
(1)
ENOTECA onlineシャンパーニュ誕生の歴史を紐解く!銘酒の誕生には様々な苦労があった!
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/959/

(2)
地球の歩き方 フランス・シャンパーニュ地方の都ランスでシャンパンを巡る世界遺産の旅!
https://news.arukikata.co.jp/column/sightseeing/Europe/France/REIMS/146_228134_1578549454.html

(3)
トラベwatch 旅レポ フランス・夏のシャンパーニュ地方へ
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/tabirepo/1165663.html