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自然が好きな訳でも、地球を守りたい訳でもないけれど。 ーなぜ私は気候危機に取り組むのか。 Vol.10

こんにちは!
Fridays For Future Tokyo / Japanのみさきです🤍💐
2020年もあと少し...!皆さんはどんな1年でしたか?

私は、FFFの1年でした!🌏📣🌈💚✨
今年の5月に入って、8ヶ月。
活動する中で、気候変動に対する日本人の危機感の無さをひしひしと感じ、今は主にSNSチームで世論喚起のために、必要な知識やオーガナイザーの想いなどを投稿しています💌

FFFとの出会い

私がFFFを知ったのは、2019年4月。
グレタのスピーチやマーチに参加する大勢の若者の様子、SNSでの若者のツイートが特集されているのを、テレビで見ました。
グレタのスピーチに心を打たれたのはもちろんですが、一番は、こんなにも多くの自分よりずっと若い世代が、未来について考え、行動しているのを見て、何もしていない自分が恥ずかしくなりました。

気候変動なんて言葉、それまで全く耳にしたことがなく、地球温暖化との区別もつきませんでした。
それでも、緊急性があることはわかったので、とにかく調べまくりました🔍
でも、どこか気候変動と環境問題を一緒くたに考えていたせいか、”エコ” なもの・ことが大好きで、それで満足していました。

でも、そんなとき、日本にもFFFがあることを知り、すぐにオーガナイザーに応募しました。
それが、今年の5月。

FFFで活動を始め、ミーティングなどで他のオーガナイザーの想いや意見を聞くうちに、エコでは気候変動は止まらないことを痛感しました。
エコは大前提として必要だけれど、やはり必要なのは、システムチェンジ。
そのことに気づけたことが、FFFに入って一番の収穫です。
(最高すぎる仲間たちに出会えたことはいうまでもない!✌️)

もう他人任せにはしておけない

FFFの活動は、正直大変です。
バイトのように給料がもらえる訳でもないし、時間もかなり取られます。
どんなに時間をかけて頑張っても、変化は本当に起きているのか、手応えを感じにくく、落ち込むこともよくあります。
本当は、もっとバイトしたいし、もっと友達と遊びにだって行きたい。
でも、気候変動という非常に大きな問題を知ってしまった以上、動かずにはいられません。
私を突き動かしているのは、気候変動を止めたい。
その気持ちだけです。
それは、きっと他のオーガナイザーも同じはず。

でも、「気候変動を止めたい」の中にも、それぞれ違った想いがあると思います。

気候変動や環境問題と聞くと、自然が好きで地球を守りたいとか思っている人が取り組んでいるイメージが強いと思います。
実際、そういう想いで活動している人も多いです。
でも、そういう人だけが気候変動に取り組んでいる訳ではありません。
私のように、自然が好きな訳でも、地球を守りたい訳でもない人もいます。

もちろん、自然や生態系、地球を守ることは大切です。
気候変動によって引き起こされる途上国と先進国間の格差、貧困、ジェンダーなどの問題も重要です。
頭では理解しているけれど、それで私の心は動きません。

私は、ただ気候変動が怖いのです。
自分の生活を脅かす気候変動が怖いのです。


2018年の西日本豪雨のとき、私はたまたま広島にいました。
家のすぐ近くに流れる川は、普段からは想像もつかない程に増水し、ニュースでもずっと報道がなされていました。
そんな中、町内会長である祖父は、町内の高齢者の家を回ったり、避難所に行って、町民の避難状況を確認する必要がありました。
祖母と私は、いつ川が氾濫するのかわからないのだから、行かないで欲しいと伝えました。
でも、祖父は出かけました。
祖父が帰ってくるまで、祖母と私はずっと不安でした。

祖父は帰ってきましたが、これは本当に幸運なことだったと思います。
気候変動が今以上に深刻化すれば、同じような状況の時、大切な人が帰って来ないということが確実に増えます。
帰れなくなるのは、自分自身かもしれません。
恐ろしいことです。

気候変動は、地球上の遠いどこかで起きていることではありません。
日本で起きていることです。

そして、気候変動は、将来世代だけに降りかかることでも、私たちの未来に起きることでもありません。
今日、起きていることです。


別に、行動する理由は何だって良いんです。
私のように、自分のためだって全然良いんです。

私たちは、「気候変動を止めたい」という根っこのところで繋がっています。
それで良いんです。

誰かがやってくれるだろうと、見て見ぬ振りをし続けてきたから、今こんな状況になってしまったんです。
取り返しがつかない状況になってからでは、遅いんです。
そんな状況になって後悔しないために、私は、できることは全部やりたい。

時間がありません。
心のどこかにある、なんかやばいかもっていうその気持ち。
放っておくのはもう止めにしませんか?

私たちが気候変動を絶対に止める。

今、一緒に立ち上がろう✊🔥✨

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