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#Megxit(メグジット) ヘンリー王子夫妻、高位王族引退を表明

英国の高位王族から離脱すると表明したヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻。自身の公式ウェブサイトとインスタグラム(Instagram)、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の電子メール通信システムを通じて発表。

“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution. We intend to step back as ‘senior’ members of the Royal Family and work to become financially independent, while continuing to fully support Her Majesty The Queen. It is with your encouragement, particularly over the last few years, that we feel prepared to make this adjustment. We now plan to balance our time between the United Kingdom and North America, continuing to honour our duty to The Queen, the Commonwealth, and our patronages. This geographic balance will enable us to raise our son with an appreciation for the royal tradition into which he was born, while also providing our family with the space to focus on the next chapter, including the launch of our new charitable entity. We look forward to sharing the full details of this exciting next step in due course, as we continue to collaborate with Her Majesty The Queen, The Prince of Wales, The Duke of Cambridge and all relevant parties. Until then, please accept our deepest thanks for your continued support.” - The Duke and Duchess of Sussex

何カ月にもわたる熟考の議論の結果、前進的で新しい役割を創り出すため、私たちは今年、大きく変遷することを決意をしました。私たちは、女王陛下への全面的なサポートは継続しつつ、イギリス高位王族としての立場を退き、経済的に自立します。これは皆様によるサポートの賜であり、数年間で私たちはこの調整に踏み切ることができました。今後も、女王陛下、連邦国、そして後援団体などへの支援を続けながら、イギリスと北米でバランスのとれた生活していくことを計画しています。この地理的なバランスは、息子を王室の伝統への感謝をもって育てることを可能にし、さらには私たちが、計画している新たなチャリティ活動の基盤を築き、次章に進むために必要なスペースの確保が可能になります。私たちが計画している次なるステップを皆様にお伝えする日がくるのを楽しみにしています。私たちは今後も、エリザベス女王陛下やプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)、ケンブリッジ公(ウィリアム王子)、その他の方々への協力を継続します。
それまで、皆様の尽きない支援へ私達から感謝の意を表します。
―サセックス公爵およびサセックス侯爵夫人

これについては祖母のエリザベス女王も、父親のチャールズ皇太子(Prince Charles)も事前通知を受けておらず、テレビで初めて知ることとなりご立腹の模様。インスタグラムを使った発表も今っぽいといえばそれまですが、伝統を重んじる王室には軽率な行為だと映ってしまうのでしょう。

#Megxit (メグジット)はこの件で生まれたTwitterなどのSNSをにぎわせているバズワードのひとつ。アメリカ大統領選挙の際に生まれた#Calexit(カレグジット)や、英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた際に生まれたBrexit(ブレグジット)の英国王室版といったところです。メーガン妃(Meghan)の名前とExit(退去する)を合わせた造語でMegxit=メーガン妃、イギリス高位王族から離脱を意味します。

メーガン妃の意向をヘンリー王子が受け入れた決断と報道されているが、離脱を決意したのはヘンリー王子夫妻なのに、王子の名前が使われないのはおかしいと思うのは私だけでしょうか。これは彼女に対するあてつけや軽視から来るものなのか、奔放で有名だったヘンリー王子を手懐けた女性という敬意から来るものなのか分かりませんが、チャールズ皇太子にタングステン(tungsten)というニックネームをつけられたメーガン妃。超合金としても有名なレアメタル、タングステンのように強い女性だと喩えた訳ですが、これからも良い意味で豪腕っぷりを発揮し、開かれた英国王室に新たな旋風を巻き起こしてくれることに期待します。

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