1/10 AFZブラジルフットサルクリニック2019 レポート
2019年1月10日 AFZブラジルフットサルクリニック2019が開催されました。
講師はバウミール氏。
ブラジル・サンパウロ州出身
パルメイラス、サンパウロ州選抜、バネスパ・サンパウロFCのコーチなどを歴任。GKコーチ、フィジカルコーチとしても実績があるオールマイティーな知識を持った指導者。
まずは小学生の部。
小学生の部は1対1、2対2の守備をテーマにトレーニングをしました。
(ウォーミングアップ)
まずはボール無しで、ディフェンスのマークの仕方を学びます。
単純に走る相手に合わせてバックステップでついていきますが、その時に姿勢と目線、手の位置など細かいアドバイスも入っていきます。
同様に、今度はオフェンスの選手がドリブルしながら前進、それについていきます。ドリブルは次第にボールタッチの種類を変えるなど、オフェンスのトレーニングも兼ねていきます。
ここで、子供たちのステップが気になったのでしょう。テニスボールを持ち出してサイドステップの練習をします。バウミール氏は「ディフェンスの時に多く使うのはサイドステップになる。サイドステップをしっかりできるようにしないといけない」とアドバイスが入りました。
次に相手の後ろから守備をする練習。ここでは姿勢とともに、腕の使い方、相手の腕の払い方などを学びます。手を上手に使うことは守備の基本ですね。
ウォーミングアップで一通り守備の基本を学んだあとは、1対1~2対2とだんだん人数を増やしていきながら対人トレーニングが増えていきます。
育成年代ではやはりマンツーマンからやったほうがいいとバウミール氏。
14歳ぐらいでマーク交換を学び、それ以上でゾーンを学ばせたほうがいいのではと。実際、ブラジルでも最近育成年代でゾーンをやらせるチームが増えてきているようです。それは結果的に、守備の基本を学ばないうちに大人になっていってしまい、守備がおろそかになっているという事もおっしゃっていました。
・連続した1対1のシュート(2ゴール、2GK)
・上記の発展で攻撃方向が限定されているもの
・2対2(2ゴール、2GK、20秒)
・3対3(お互い1名は手でボールを持ち、プレーできないルール)
・3対3(タッチ制限)
人数が増えてくると、1対1でやった守備の基本がおろそかになってくるので、そういうところをしっかりやっていきましょうとアドバイスがありました。
フットサルの基本は守備。守備のインテンシティを上げていくことで、攻撃もよくなる。育成年代では守備のトレーニングに力を入れてほしいという事です。
整理ができたら動画も少し公開予定です。
夜は中学生以上の選手向け。
ブラジルの最新のアタッキングプレーを学ぼうというテーマ。
参加人数が少なかったのでその分密度の濃い講習会となりました。
フットサルのシステム6種類。スペインでは4-0が最近の主流だが、ブラジルでは、現在2-1-1や3-1が多いという話。
このほかにも、片方の再度で人数を増やした変形型も最近多くなっているという話です。
約20分、映像を見ながら学んだあとトレーニングを開始。
(アップ)
2対GK ダイレクトパスをしながらシュート。
ここではGKをしっかり見ながら。帰りはダッシュで帰る。
続いて、ピヴォ当てからのシュート。
ピヴォが反転してのシュート。
連続したシュートトレーニング(一人6本連続)
ダイレクトシュート、ピサータしてからのシュート。
ここまでがウォーミングアップ。
足首、膝関節、股関節。それぞれをしっかり意識しながら、体を温めていくことが大事というアドバイスがありました。
ここからは動画でも見た、フットサル戦術を少しトレーニング。
上記のDIAGRAMAという動きからのアタッキングプレーを2種類
3-1の形からのアタッキングプレーを1種類学びました。
トレーニングの中では、サイドの選手のポジショニングを少し修正したり、ピサータをするタイミングの話が合ったり、細かいアドバイスがありました。
そして、そういった細かいことを注意しながら練習しないと意味がないという話がありました。日ごろのトレーニングに生かしましょう。
その後は、
2対2
3対3(マンツーマンルール)
3対3(手に持ったビブスを落とす切り替えルールあり)
などのトレーニングを行いました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
準備ができたら動画も少し公開予定です。
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