6/1 議事録

1.テレ東香港特集

・米中間紛争の代替
・香港法23条により香港政府主体で国家安全法を定めると記載されていたが、これは鄧小平のトリック。2047年まで安全法を制定せずに引き延ばし中華世界を安定させる算段であった。しかし江沢民時代に政策を転換し、香港政府主導で国家安全法を制定する動きが2003年に起こるものの、大規模デモとSARSにより頓挫。
・金融都市にはコモンローが適しており、香港はコモンロー圏。中国、マカオはシビルロー(要勉強)
・(M追記)香港は世代によって置かれた状況、政治に対する考え方が大きく異なる印象。話題のBNOパスポートは97年までに生まれた人しか保有していない。つまり、抗議を行っている中高大学生は対象外。個人的には経済発展に頼り切り、Non-Political Cityなどと言って政治を放置し続けた返還前世代(X世代くらいまで)の香港在住者・関係者(日本人でも在住者にも投票権が有り、また香港人の定義は大変難しいためあえてこの表記)にも責任の一端があると思う。

2.NHKオンデマンド

・NHKはずっと良質なドキュメンタリーを制作し続けているけれど、報道番組の劣化は顕著。
・100de名著での伊集院光の解説が素晴らしい。視聴者の分かりやすいようにかみ砕いて識者の解説を伝えてくれる。
・NHKのドキュメンタリーに育てられた人も多いのではないか。いや、あなた以外会ったことない。
(M)映像の20世紀は再度視聴したい。激流中国がないのは残念。
上海から先生がやってきた~貧困の村で~を高校性の時見たのが心に残っている。このドキュメンタリーを見ていたから中国の中学校の英語教師ボランティアへ参加した。

3.アメリカのデモ

・92年のLA暴動以来の規模ではないだろうか。
・アメリカは何かの拍子に一線を越えてしまいそうな怖さがある。
・中国問題、コロナ、デモと内憂外患の状態。国際パワーバランスに変化はあるか。
・トランプが大統領なのは傍から見れば大問題なのは明確。しかし当のアメリカ人達はなぜ選んだのだろうか。
→WASPの貧困層へ語りかけたのが大きかった?あなたたちを助ける、というメッセージではなくて、俺たちの強いアメリカを取り戻そう、というメッセージが響いた?
・しかし今後マッチョなリーダーの活躍は限られ、現実を見据えながらもsympathy、empathyを備えたリーダーが求められるだろう。
→自由が限られていた東ドイツ出身、元物理学者、共感を示しながら事実に基づき政策を語れるメルケル最強説。
・テイラースウィフトはCool

4.教育問題

・学校再開したものの、小学校でクラスター発生。教育を受ける権利は守れるのか。
・オンライン教育へもっと力を入れるべき?しかし、オンラインで集中できる生徒はごくわずか。一方オンラインの方が勉強しやすい子供もいる。
・オンラインへの移行ではなくて、選択肢の幅を広げるべきではないか。成長段階や合う学習スタイルは個々によって大きく異なる。できるだけ柔軟性を持って対応できるよう変革していくのが最良だろう。
・上記は教育のみならず、社会全体に言えること。

5.岩切学長

・まさに人文科学出身の教授。言葉の力で人の心を動かす術に長けている。
(M)授業は何を言っているのかわからない、という評判が立っていた印象。スピーチの人ではなく物書きの人なんだね。
・菅原道真がなぜ当時文才を以て政治を牛耳れたのか。当時は自然科学の権威はなく、数字や全体像を把握しながらの政治を行っていなかった。→当時は言葉を使って人心掌握し、政治を操っていた。つまり、今とは比較にならないくらい文才は政治での大きな脅威となりえたのだろう。
・全人教育(リベラル・アーツ)の必要性を社会人になってから強く感じるようになる。理系、IT畑の人にこそ教養へ関心を持ってもらいたい。歴史的にも科学、ITは政治利用され、人類へ大きな被害をもたらしている。事実・数字に基づき未来を語っているという慢心には要注意。

6.日本橋2丁目

・戦前?の建物がきれいに残っている。江戸を感じられる場所であった。
・江戸時代に行ってみたいね。


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