愛なんかじゃ縛られない~THE NEPENTHESが好きすぎて参加13公演の感想まとめましたSP

ARENA TOUR 2024 UNDERGROUNDでTHE NEPENTHESが好きすぎるあまり、まあまあな文量が揃ったので全部まとめました。それぞれどこから観てたかもなんとなく明記しておきます。


2024年2月10日 国立代々木競技場第一体育館

2パターンと4パターンの間から
私的初日の衝撃。終わった後、初日参加のお友だちに、みゆさんが頭の中チラッチラすると言われた私のためのメニュー。L'Arc~en~Cielありがとう。
最初の最初って衝撃で全然覚えてないので、この日何も残ってないですね。

2024年2月11日 国立代々木競技場第一体育館

1パターンと3パターンの間から
昨日と反対、スタート正面側。THE NEPENTHESは昨日もあんなあんなあんなことしてたんですか。イントロで足広げて腰めっちゃ落としてヘドバンするはいどさん。そのまま腰ぐわんぐわん揺らすはいどさん。官能的な腰つきと、声の強さ。深み。厚み。lick youのファルセットと、seductiveの地声の最高音。welcomingのドスのきいた分厚い声で馬乗りしながらぶん殴ってくるような。as if shelteredの低音でトドメ刺されたああああああああああこんなこんなこんなTHE NEPENTHESかましてこられたら通うしかない
たぶん、リズム的には頭振りたくなる曲のはずなんだけど、目の前で繰り広げられている光景がヤバすぎて棒立ち。縋るものがペンラしかなくてギッチギチに握りしめてるからそのうち折りそう
今日はTHE NEPENTHESに腰砕けてしまってむりなの。welcoming1サビは下に下げてきたんだよね。それがまだまだこんなもんじゃねえよって突き続けてくるかんじあって、2サビのwelcomingは音源通り高らかに上にあげてきたのでこれで失神させられるかと。
まだTHE NEPENTHESのはなしなんですけど、オーラスのオーラス‘THE NEPENTHES’の捨て台詞みたいな歌い方、全然違うキーで歌ってたよね?メロディ変わってたよね?平坦じゃなくて、PENあたりでちょっとあがって抑揚つけたような、、、これも毎回変えてくるんだろうな。。。。もう覚えてられないですよ。

2024年2月28日 大阪城ホール

3パターンと4パターンの間から
THE NEPENTHESははいどさん毎回パフォーマンスで会場のはいをたをぶっ殺しにかかってきてるのでほんと気をつけないと声を聞き漏らしてしまう。こっちも必死であります。逆に見えないくらいの方がいい。でも見たい。おのれとの戦い。はいどさんとの戦いか?笑
1サビはかなり醒めてて、声が。inner-selfを短めに切ってたり、小節の終わりに余韻が少ない印象。サビの終わりのwelcomingをオクターブ下で低く地に這わす声にぞわぞわする。2メロから徐々に体温あがってってサビでスイッチ入るの。pouring you honey伸ばしたまま切らずにall nightまで一気に一息。歌詞pouring 'my' honeyだった。マチガエタ。ここの歌詞の意味わかると、切らずにall night longまで歌い切るのぼええええええええってなるのよね笑
その後ギターソロにかかるまで音源は女性コーラスが鳴ってるところ。はいどさんの咆哮が満ち満ちてその分厚さと迫力に呆然。そんななか完全に押し倒してるみたいなお身体の動きなのですわ。軍帽で。
大阪初日優勝はTaste of loveだったのですが、THE NEPENTHESで乱暴に組みふせてた(そこに愛はなさそうな)のが、Taste of loveで不器用に乱暴に苛烈に愛を押しつけてくる流れ最高。そして叙情詩ですよよよよよよよ

2024年2月29日 大阪城ホール

2パターン真正面から
THE NEPENTHES、、、今日のTHE NEPENTHESを、、、、、2024年2月29日のTHE NEPENTHESをどうか、どうか何かしら形に残してください。あの、あの最後のあれを、as if shertered in the bed of the nepenthesの歌声を、すんっっっばらしいアレンジを、残して。。。。あんなの二度と聴けない気がする。as ‘if’から下げはじめて、sherteredで半オクターブくらいぐぐっと下げて、bedの最低音で締めつけてきて、最後のthe nepenthesでぐわんぐわんひっかけまわして投げ捨てくる。馬乗りになって首絞めながら最後確実に仕留めてるでしょ。
代々木日曜のアレンジは最後の最後のnepenthesだけだったと思うんだけど、ワンフレーズぜんぶ変えてきてもうぎゃああああああああああああああああああってなみだ飛び出た。恐れ慄いて泣くなんて体験そうそうできるもんではない。L'Arc〜en〜Cielのおかげで色んな初体験させてもらっている。
あとTHE NEPENTHES冒頭脚めいっぱい広げてホチキスからさらに重心落として膝より下におしり落とせるの股関節の柔軟性がすごい。そんな体勢でヘドバンしてるし、なんなら両腕も振り回しているので本当に体幹が強すぎて意味わからない。あ。ちゃんと背筋伸びてます。前屈みじゃない。意味がわからない。
というのを上手の真横から観てました。ハイヲタ的にTHE NEPENTHESは真正面より真横が正解だと思う。どっち側でも楽しめるけど、強いて言えば下手かな?

2024年3月6日 国立代々木競技場第一体育館

3パターン真正面から
本日のTHE NEPENTHESは、もうEXISTENCEのアウトロのギター中から体勢構えてるのね。脚広げて腰落として、次の体勢準備万端なのね。ギターにあわせて振り乱す頭。この曲1回帽子なしでやってみて欲しいな。乱れるお髪が見てみたい。溢れそうな俺の棘でそこをおさえつける、底なしの遺伝子の‘遺伝子’の響く低音の冷たさ。揺れる腰。かき回してで回る腰。官能的な動きに反して声が冷たいんよ。感情がないのよ。感情IN/OUTが変幻自在すぎて振り回されっぱなしよ。肝心のサビで感情が入るかと思いきや、このぱーーんと抜けた伸びる声でも冷たいのよ。As if shertered〜なんて直立不動で前をまっすぐ見据えてたと思うんだけどスモークたきすぎてあんまり見えてませんでした!!!極め付けは、2メロラストの「さぁ逝こう」 なんなのあの低音!!!どんどん下げてって、最低音までいかないかな?ビブラートかけずにクリアな低音。声聞いただけで冷たくされてるのがわかるって。絶対やるだけやって捨て置くでしょ!!!!!
そして最後の最後に爆弾。城ホのAs if shertered in the bedがとても良かったので今日はノーマルかぁなんて、なんて最後まで気を抜くなわたし!!!!!オーラスのthe nepenthesで最後に飴を吐くような(与えるじゃない。吐く)。neeeって伸ばして、penthe、え、え、えーーーすってなんだこの文字列は。
これからもTHE NEPENTHES芸人として生きてゆく所存(帰りの電車中ネペンテスのこと書いてた)
あっそかやっぱりTHE NEPENTHESギターズレてたのか(いやすみません目も耳もちょっと真ん中注力すぎて)。いっかい上音が浮いて、リズム隊丸出しで聴こえてきて、ドラムがどえらいボリュームで鳴っててカッコよさに打ちのめされているうちに元に戻ったから幻かと

2024年3月7日 国立代々木競技場第一体育館

3パターンと4パターンの間から
忘れたくない何度も脳内で記憶の引き出しから取り出しては心臓をぎゅっっっっと掴まれる7日のTHE NEPENTHES。2階スタンドから見るとスモークが炊かれてる煙のスキマから見る形が覗き窓から見てるような。アレ。その傷口掻き回してでぐわんぐわん回すの、ちょっと、あの、何を魅せられてるんだろう。
歌い方もその日によって全然違って、この7日はかなりざらっとした喉にひっかかる歌声だったの。それが逆に必死さというかなりふり構わないかんじがあって乱暴なパフォーマンスにがちっとハマってとても良かったんだわ。
I wanna lick youも伸ばすんじゃなく、吐き捨てるように語尾を投げて止めてて、seductiveの高音も(たぶん上が出しにくかったんだろうけど)ざらざらの歪ませたような、割れたガラスをばきばき踏むような、、、なんかよくわかんなくなってきた。トドメがwelcomingの地を這う低音。崩れ落ちた。

2024年3月16日 マリンメッセ福岡A館

3パターンと4パターンの間から
底なしの遺伝子の‘ん’が消えないちゃんと聴こえる低音がすき。
2メロから爆発的に、暴力的に、乱暴な歌い方するのほんと、、、曲への理解と解釈と表現に感謝しかない。
歌、としては丁寧にちゃんと一語一語しっかりことばがわかるように歌ってくれているのに、表現として、乱暴なの。肉欲全開ってかんじ。
2サビのPouring my honey all night looooongって声をぐわんぐわん揺らすのに合わせて腰の動き合わせるのけしからんぜよ
トドメ、オーラスのseductive ‘ welcoming’の乱暴に押し倒すよーに低音でばちんと殴ってくるのね。ここの漢らしいなんてもんじゃない、猛獣のような歌声こんな表現の仕方他の曲であります?????
曲にのせて何者にも変化するはいどさんほんと化物。

2024年3月23日 ポートメッセなごや

1パターン真正面だけど、目の前にまあまあ背の大きい男性(´;ω;`)
ギターソロ入る前に、ドラムタイムがあるけど、そこのゆきひろを聴くのを楽しみにしているのに、はいどさんが、もう吠えだしてて、我慢できないできないはやくはやくみたいな焦りと怒りとぜんぶ声にぶつけててはああああああああああああああああん
それで大サビで真正面向いたまま両脚広く開いて真ん中手でおさえつけたままI wanna lick youはあかん
ずっとずっとpouring ‘my’ honeyのmyをはっきり歌ってるタイミングに出会えなかったんだけど、いつもつぶれちゃって。今日初めてかなりしっかりめにmy歌ってて。pouring myで一旦切って、落ち着いて、honeyでぱーーんと爆発するの。それを真ん中手でおさえつけたまま。それそれそれそれそういうことしちゃうんだ?????
seductive welcomingは通常オリジナルバージョン。
最後のAs if shertered in the bed, of the nepenthesの歌メロ変えるの大阪2日目ぶりに出たあああああああああああああああ大阪よりももっともっともっとさいごをneeeeeeepentheeeeeeeeesってかなりためてためてためてぶちかましてきて文字通り崩れ落ちた

2024年3月24日 ポートメッセなごや

4パターン正面
完全反対側だったので、最初から見るより聴く方に気持ちをシフト。これが正解。
頭からバンドがガチッとハマってて気持ちいいくらいトリップできそう
inner-selfで一旦ばちっと区切って、is callingの上がるcallingはぱーんと上がるのでなく、おさえたままちょっとざらっとした質感。I wanna lick youの振り絞った声。seductiveのファルセット一歩手前の地声の最高音。welcomingに全勢力を注いで押し倒すような。
2メロからもっともっと乱暴に、凶暴になってく。
愛なんかじゃ‘縛られない’の低音は、首を絞められながら見下されながら馬乗りされてるような?
2サビ!2サビ大好きなんですわ。Pouring my honeyの歌い方福岡から、Pouring myで区切って、honey!って短く呼びかけるみたいな。音源とか、代々木までは、hoooooneyだったのに、honeyを短く歌うようになって、より凶暴さ、残忍さ?が増してほんとそういうところ。。。
as if shertered〜は低く、単調に、身体も歌わず、見下すような目線で歌ってたりしてここ賢者タイム?なのかな?とか。
ギターソロ前のドラムのドコドコしたタム回しカッッッコいいいいいいいそこに吠えるボーカルを迎え撃つギターソロもけんさんにしては珍しくキンと耳に刺さる音が鬼カッコよくてこの曲構成編曲天才すぎる。
大サビのall night longのlooooongをかなりディストーションかけてぐわっと畳み掛けてきたのは名古屋ではないかも。。代々木かな?
I wanna lick youのすこぉぉぉしだけ0コンマ何秒後追い気味の歌い方(want toじゃなくてwannaって歌ってるよな確実に)、内臓内側から舐めまわされてるようなぞわぞわする色気が声に詰まっててやばい。
そしてさいごにwelcomingでトドメ。seductiveでファルセットと地声の高音を瞬時に入れ替え、高音に歪み入れながら、どんどんその歪みを強くしていって、最後のwelcomingの破壊力。このまま殺してほしい。
放心状態でas if shertered聴いてたので最後は淡々と終わった、気がする、、、覚えていられなかった。心臓がもたないので本当ほどほどにしてほしい。いや、もっとやれ。

2024年4月6日 さいたまスーパーアリーナ

4パターン正面
ステージ向き真逆の方がちゃんと音や声を聞き取っていられるんじゃないかと思うようになってきた(真逆でした)
福岡名古屋で聴いた、1サビInner-self、で短く切って投げ捨てるように歌うのはなし。喉が綺麗に開いて、高らかなseeeeeeelf is caaalingってクリアもクリアなトーンで今日は綺麗な獣だ!と思ったら、welcomingのざらっとした爆発するような声に狂暴さが溢れでてて飴と鞭がすごい。ひどいDV野郎だ。
Pouring my honeyってhoneyの甘さのカケラもない無理矢理組み伏せるような強さで押しつけてくるのいいですよね。。。
ギターソロを迎え撃つような咆哮に、感情というより本能ダダ漏れみたいな。この曲感情は皆無なんだよなと思い至ったり。欲望と本能だけで動いてるのを全身で表現してしまうんだな。
最後の最後のMCで、こういう曲出してシーンと戦ってたんだなぁって思い出したりしました、っていうのはTaste of loveというよりTHE NEPENTHESのことなんじゃないかと思った。だって金曜20時のゴールデンタイム、番組2曲目でこの曲ぶちかましてくるんですよ?良い子も起きてる時間よ?たぶんあの頃なら出演側が選曲できるくらい強かったはず。
オーラスのAs if shertered in the bed〜は1回目かなりおさえて淡々と、2回目逸る気持ちをおさえておさえて淡々とまだセーブできてる感じ、3回目早く爆発したくてたまらない焦燥感がもうセーブできずに溢れていくようなひとりでだんだんテンポが速くなってく感じ、最後4回目、as if sherteredのつよつよ低音に、bedをbeeedってねっとり下に這わせるように歌って、of the ne,peeeen,theeeeesって低さに深さを重ねて。
徹頭徹尾感情がない表現に、心臓鷲掴みされました。

2024年4月7日 さいたまスーパーアリーナ

4パターン正面唯一のプレミアムアップグレード
俺の棘→‘俺’を頭蓋骨の中でこもらせて、膨らませて響かせるのがかっこいい
遺伝子→どんどんキーが下がっていくの声出しにくそうで細くなってく2008年、2000年から、きっちりはっきり発声できてること、さらにsiで蛇が地面をするする這うように低音で内蔵舐め回してくる感覚。もう最高なんですがこんな歌い方他の曲にあったっけ?
くちづけしようがこんなに、こんなにも愛がなく乱暴にただの行為として投げつけてくるなんてなんてなんて歌で感じられるのすごくないです?はいどさんにとって、くちづけも、KISSも、愛が溢れた行為であると感じることが多いのでこの曲だけこんな暴力的なのやばいすごい表現力〜!!!!!!
さいたまちゃんは2daysともinner-selfを綺麗に伸ばしてるのが、ばちんと拳で殴ってくるんじゃなくて、ぎゅーーーーーーっと首絞めてくるようなかんじ。というか調子悪い時‘e’で伸ばすのいい音でないからではとかはいどさんがそこまで自分の声わかってんのかとか色々考えますが、どっちも良くてどっちも好き。殴られるのと絞められるのどちらがお好み?
DNAの最後の‘A’を息抜いて吐息混じりに吐き出すの色気があって好きなんです。すべての力加減が絶妙。
一息抜いてからの、I wanna lick youの高らかな濁りないハイトーン。seductiveのiiiiiiiでぐわんぐわんかき回してからの、welcomingのボリューム全開歪みも全開でトドメ刺してくるなんて流れが完璧で気失いそうになる。
ギターソロ前のゆきひろのタム回しを背中側から遮るものなく(花道先端だったので)、近い距離で見れたのはTHE NEPENTHESおたくとして天にも昇りそうなほど素晴らしい体験🙏 タムを他の曲よりかなり太い強い音であの打速でドカドカ打ち込んでくるのを後ろから腕の軌跡が見えて。その一打一打が本当に綺麗に聴こえるの。ドラムの太い音にかぶさるはいどさんの爆発した咆哮と、さらに声に覆い被さるトーキングモジュレーターで歪んだけんさんのギターの音と。その中でずっとずっとずっと一番下を泳ぎ続けるてつやのベースと。渦がぐるぐるうずまいて、強い力で引っ張られて台風になってくみたいな強大な力が見えたりして。こういう曲サマソニとかでかいフェスでぶちかまして欲しいんですがらるくさんそろそろフェス出てみませんか…
肉眼ではゆきひろに遮られてはいどさんは全然見えなかったのですが、たまにモニターに映るけしからんはいどさんが大変けしからん。
1メロはモニターに足かけて横向きで歌っていたのが、大サビは真正面向いて俺の棘弄り倒してるのですよ。Pouring my honey …all night longと高らかに歌いながら。Pouring my honey🤦🏻‍♀️oh🤦🏻‍♀️
最後のas if shertered in the bed of the nepenthesまで徹頭徹尾愛がなくて、感情もなくて、凶暴で獰猛な歌をぶちかましてくるんだけど、行為が愛であると勘違いしている人の曲なのかなといまさら。そこから、一方通行な重い愛を押し付けるTaste of love、愛し方を知らないと歌うCureless、大きな愛に溢れた叙情詩、MY HEART DRAWS A DREAMってライブの流れがすんばらしい。えっ考えてこうなってるの???

2024年4月13日 横浜アリーナ

3パターンと4パターンの間からスタンド最後列
先週のドローンカメラが今週もまだレンタル中のようで、スクリーンに上半身だけでなく、全身映してくださる。いいぞいいぞもっとやれ。
会場向けサービス映像は、はいどさんの場合お顔のドアップになることが多くて私が欲しい観たい画が見れなくてやきもきすることも。はいどさんの歌う身体は全身映してこそですわよ。
サビのinner-selfをばちっと切って投げ捨てていたので、この時点ではそこまで調子悪そうではなかったのに、あれ?と思ったりなど。
2サビあと、ギターソロ前のリズム隊フィーバータイムにはいどさんが待ちきれず声で応戦してきて獣のような咆哮がたまらない。そこから畳みかけるけんさんのギター。すごい。凄まじさに圧倒されるなんてこと、それを音楽で経験させてもらえるなんてL'Arc~en~Cielとんでもないバンドだ。

2024年4月14日 横浜アリーナ

3パターン正面1パターン寄り
はいどさんが下手向きに脚を広げてヘドバンしている下手側真正面で観れる位置でした。軍帽右手でおさえながらゆうるりと頭を振る。あの激しさの渦の中でそこだけスローモーションみたいに見える。
軍帽おさえてた右手をそのまま俺の棘に。かなりがっつり。おさえこんでいる。おさえこんでいる。
「底無しの遺伝子」この低さのキーで‘遺伝子’がひとつも消えず潰れず音圧も感じるほどしっかり発音してくる上に、いでんし〜の語尾のあとにもう一段階下がって畳み掛けてくるの。
「その傷口掻き回して」掻き、で少しディストーション入れてざらっとさせて、回して、でぐるんとひっくり返すような、ま→わ⤵︎し→て⤴︎って‘わ’で下がるときにひとつきおしつけるような声の深みと腰の動き。
声と腰の動きが連動してるのやばい。たいへん。
Inner-self is calling from the DNA
さいたまで導き出した、調子良くない時は、inner-selfでばちっと投げ捨てるよーに切る、絶好調の時は、すぱーーーんと伸ばす、の法則決定打かも。横浜ちゃん最終日は綺麗にぱーーーんと伸びて天上突き破りそうなcallingでした。‘e’だと上にというよりは、前に、まっすぐ飛ぶかんじのinner-selfの伸びからの、‘o’で上に高らかに伸びるcalling、伸ばした後のingが消えない!こういうところまできっちり150%で歌い切るところがこのUNDERGROUNDツアーの特徴かも。最後まで投げない。
フレーズの最後に添えるDNAは低音だけど、息を多めに含ませてウィスパーのような発声。それがふたりだけに聞こえるようなベッドの中のあれすぎてもうもうもうもうもう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
甘い囁きからのI wanna lick youの伸びる声よ。seductiveで掻き回して、welcomingが凄かった。。
seductiveがファルセットと地声の高音を裏表でぐるぐるひっくり返すのを繰り返して(よくよく考えたらすごいなそれ)、比較的喉は細くして脳天から声出してる感覚なんだけど、welで突然喉の方をガッと開いて口からとんでもない音圧でディストーションかけたブロックみたいな声を投げてきて、comingでばしんと頬を引っ叩かれるようなwelよりさらに強い声が飛んでくる。なんと。
welcomingに打ちのめされてしまってas if〜の記憶ない。これきっとはいどさんの狙い通りなんだ。手のひらで転がされている。でも離れられない。
頭の中はそればかりで頭をぐるぐる揺らしながら、右手もぐるぐるしながら、脚は片脚上に曲げて、片脚下に曲げて。足だけ鳩のポーズ入るひとつ前のあれ(ヨガやってる人には伝わる気がするんだ)。その体勢その動きでなぜ声がブレないのか??????
2サビのPouring my honey!の時だけ、左右に身体をゆらりと揺らして。all night looooooooongはseductiveと違ってファルセットなしで、地声だけで掻き回してる気がする。ので低く聞こえる。脳天より、口から、その先のお腹から響かせるかんじ。母音‘o’だからかな?
この後私的ゆきひろフィーバータイムなんですが、初めて、てつやさんのベースを間近に拝見して。え?ここ毎回あんな指を払うような弾き方してるんです?よね?あの弾き方であんな強い音出るんです?あの美しい指でこんなベースの弾き方を?????私は12公演なんともったいないことを、、、いやでもここゆきひろフィーバータイムなんだよ!!!!
そしてここはいどさんがバンドの方向いてバンドの渦の中に飛び込んで音に溺れていくみたいなのが見れてもう目が足りないんだ!!!!!
はいどさんの咆哮がもうけんさんに対して何の遠慮もしてなくて覆い被さり覆い被され同じ渦に巻き込まれていくのを聴くのが好きなの。
ギターソロの高まりのまま大サビ入る流れいいですよね…はいどさんは身体ごと正面(こっちのDじゃなくてA)に向かって脚をどしっと構えて俺の棘いじくりたおしてるんだけど、かなり重心を後ろにして腰を落として、文字通り俺の棘を前に突き出しているんですよ。これは横から見ないとわからないわ……
大サビのPouring my honey!は、2サビとちがって、hooooneyって音源の譜割りにそっていた気がする。最後のサビ2回しするじゃない。2サビ→1サビって。all night loooooooongってただ高音伸ばすより喉潰しそうな発声からの息継ぎ一瞬でinner-selfすぐ入るの鬼。この畳み掛けてくる感じが最後まで息していられるかどっちが勝つかL'Arc〜en〜Cielと我々ファンとの戦いのような笑
as if shertered in the bed of the nepenthesははいどさんのそれまでの熱さ凶暴さ獰猛さと打って変わって上半身固定して、あの大きな目を伏目がちにまぶたを下げて見下してくる。こちらとしてはがちっとホールドされたまま逃げられないような感覚。最後の4回目だけ、ちょっとずつ一語ごとに後追いの間隔が伸びていって、最後ギターの音が切れたあとに残るsの残り香。子音だけの響きが美しい。異論は認めず最終日に今ツアーベストアクト確定でした。ありがとうございました。
この曲徹頭徹尾、愛が感じられない肉欲だけがすべての原動力なのなんでだろうってずっと考えてて。愛なんかじゃ縛られないって歌ってるじゃないですか。そりゃそこに愛はないわな。理性と嘘つきは紙一重。すべての感情を取っ払った先にある異性(に限らず恋人?お相手?)との関係には肉欲だけが残るんだな。そこに最終日にして初めて腹落ちして衝撃でした。それを踏まえてもう1回聴きたい😭

以上13/15公演分THE NEPENTHESの感想おわり。

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