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今日は朝からzoomで勉強会をして、そのあと用事があって5区の方まで行って、ついでに美味しいクロワッサンを買ってその辺のベンチでそよ風に当たりながら頬張って、帰ってきて家が蒸し風呂のように暑くていられないのでまた外出してカフェでアイスアメリカーノを飲みながらちょっと作業をして、夕方はAtelier des Lumièresに行って、帰りにポケボールを食べて、ジェラートを食べて、Podcastを聴きながら道端のベンチでずーっと木漏れ日を眺めた。

とっても良き日。

もしかしたらパリでゆっくり過ごせる最後の日かもしれない。来週は仕事の締めとしてセクションmtgでのプレゼンとか引き継ぎとかで色々忙しいし、銀行口座とか携帯の解約、家のチェックアウト、荷物どうするか問題、などなど目まぐるしくなりそうだから。

夕方ベンチで木漏れ日を見つめていた時に、木のてっぺんから果実が落ちてきて道路で潰れる瞬間とか、陽の光をめいいっぱいに受け止めながらさわさわ揺れる葉っぱとか、バルコニーに植えてあるお花とか、立ち止まってゆっくり見つめないと見えないものがどんどん見えてきて、知覚にしっかり訴えかけてきて、こういう時間を忘れないように生きようと思った。

Atelier des Lumièresも想像以上によくて、なぜかというとゴッホ美術館に行ったことがあるから、エキシビジョンに使われている絵の裏のストーリーを全部知っているから、それらを思い出したりその絵画の色とかあの力強い筆致とか重ねられた絵の具の分厚さとか光とか、この目で見たものを再体験できた心地がした。

しばらくアートに触れられていなかったからそういう意味でも満足。

私の尊敬するユネスコでの上司兼友達みたいな人が言っていたんだけれど、今を生きることを大切にしろって。将来のことをたくさん考えるしそれに向かって努力するのもわかるけど、今この瞬間を生きることを忘れないで、私はそれで後悔したからって。

彼女には本当に人生のメンターとしてありとあらゆることを教えてもらった。1つ1つの言葉を忘れないように、今後の旅の指針にしたいのです。

日本に帰ったら私はすぐに猛勉強モードに入る。

苦手な液晶ばかりの東京の街、鬼のように長くてストレスフルな通学時間、ビルが高くて空の色が見えない、川がない、自然が少ない、不満を言うことは簡単だけど、もしかしたら東京の新しい顔を見つけられるかもしれない。

街の雰囲気に飲み込まれすぎないで、自分を見つける瞬間を持って。
ほっと生き返る時間を確保して。
頑張ることも良いけど、今周りでどんな音がしていて、どんな空気に包まれていて、どんな命がうごめいているのか、そういうことに意識をめぐらせて、五感を殺さずに生きて。

これは数週間後の私へのリマインドです。

もしかしたらこれが滞仏日誌の最後のページかもしれない。
やっぱりまだ書くような気もすごくするけど笑

日本で待ってくれている友達に会えるのがとっても楽しみだし、なんだかんだうるさい我が家に戻るのも楽しみ。

思わず買ってしまった笑
通勤途中の木漏れ日☺︎
このパリの独特な木がすごく好き。
Atelier des Lumières
じゃがいもを食う人々の、ゴッホのあの巧妙な光の捉え方がうまく再現されてたと思う。
ぱっと見イタリアみたいな通りでディナー(こないだ奮発してやってもらったネイルお気に入り)

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