6/5
大変お久しぶりになってしまった滞仏日誌。
出勤まで20分くらいあるので、近況をざっと書いておこうと思う。
5月の初旬に母と兄がパリに来て、一緒にイタリアに行った時のことは旅行記に書いたけれど、その後は期末試験を倒して、5月半ばにアムステルダム3泊4日の旅に行った。
アムステルダムではゴッホ美術館、アンネ・フランクの家、国立美術館、レンブラントの家など芸術を存分に堪能し、運河に臨むテラスでビールを飲むなど楽しい一時を過ごしたのだが、帰りの夜行バスあたりからどうも体調がおかしいな?と感じ始め、パリに戻ってきてから案の定熱を出してぶっ倒れていた。
6日間連続で40°Cとか41°Cの高熱を叩き出し、あまりにも熱が下がらないから私はこのままどうなってしまうのだろうかと焦った。
関節痛からするに多分インフルエンザだったのではないのかな?と思うのだが、なにしろ薬がないから(タミフル持ってき忘れた痛恨のミス)自分の免疫で戦うしかなくて、そうなるとこのくらい辛いのだなということを実感した。
病院にも行ったけどタクシーで1時間くらいかかったのでそのせいでまた悪化して帰ったら高熱が出て、というふうにあまり良いことはなかった(しかもインフルエンザじゃないって言われて何なのかよくわからないまま帰ってきた)。
動けないのに洗濯とかしないと着替えるものがないのが大変で、あとあまりにも熱が高いのでこのまま気絶したら誰にも気づかれないで倒れているだろうなと思って一人暮らしで病気することの怖さを思い知った。
でも毎日代わる代わるスポドリを玄関に置いていってくれた友達たちや、おかゆまで作って届けてくれた友達に本当に感謝。助かった。
母と父にもたくさん電話した、母はもう少しで飛行機のチケットを取って駆けつけるところだったと本気で焦っていて、いやたかがインフルだからそれはさすがにいらないと言いつつも心配がありがたかった。父は薬に詳しいので手持ちの薬でどれを飲めば良いかを相談するために何度も電話したのだが、これまで留学生活で全く電話しなかったのにこういう時だけ電話してスマンという気持ちになった(汗)
とにかく、すごく長引いたけど1週間くらいであとは咳だけという状態になり、そこからインターンが始まった。
奨学金の関係で留学中にボランティアやインターンなどを必ず行わなければならず、1年半くらい日本にいる時からすごく苦労してあらゆるインターン機会を探し、応募しまくり、交渉を重ねという過程の末に、なんと幼い頃からの夢だったUNESCO(国連教育科学文化機関)で勤務させていただけることになった。
というわけで最近は毎日働きつつ学科に戻った時のための社会調査の準備をし、就活をちょっとかじり、そして国家試験の勉強をするというなかなかに忙しいスケジュールで日々を過ごしているのだが、それにも関わらず心の余裕はあり幸せだ。
とにかく健康第一、元気になれてよかった、もう風邪ひきたくないというのが今の切実な気持ち。
ばーーって書いてしまったので、昨日の夜もっと時間がある時に書いた日記をペタっと貼って今日のところは終わりにする。
UNESCOで学んでいること感じていることたっっくさんあるので、それもまた書き留める!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?