12/3
昨日はChoirの学期末コンサートだった。
会場はCité島にある教会で、びっくりするくらいたくさんの人が集まっていた、多分150人は裕に超えていたんじゃないかな。中に入れなくて外で並んでいる人も70人くらいいたらしくて、そんなに大きな規模のものだって知らなかったからびっくりした。
最初はオーケストラだけのパフォーマンスで、その後にChoirが入場するんだけど、みんなで裏口にスタンバイしてひそひそ声でドキドキを分かち合う時間もまた楽しかった。控え室にレモンと蜂蜜が用意されてて、みんながそれを直に食べてる(はちみつに関しては飲んでる)のめっちゃおもろかった、いやたしかに喉飴とかそれでできてるけど素材そのまま食べるんだってなった笑
いざ出番になって舞台に立つと、さすが教会だから音の響きがとってもよくて、歌うの楽しかったしやっぱりたくさんのお客さんが楽しんでくれている姿を見るとほっこりした。
モーツァルトのDixit & Magnificat と、Cantiqueと、Tollite Hostiasと、In the Bleak Mid Winterの4曲を歌った。アンコールでクリスマスソングを歌えたのは個人的なハイライトで、途中からオーケストラが少しずつ合唱に加わって最後合唱だけになるのもすごい綺麗だった。
welcome weekで仲良くなった友達たちが聴きに来てくれていたんだけれど、人が多すぎて入れないってメッセージが来てたからちょっぴり残念な気持ちでいたら、途中で彼女たちが入ってくる姿が見えてとっても嬉しかった。後で聞いたら、外で待ってた人たちがゾロゾロと諦めて帰っていくなか4人だけ残って1時間くらいずっと外で聴いてくれていたらしい(さんんむい中、、、涙)。警備員さんが窓閉めようとしたら"No we're listening!!"って抵抗しまくったから嫌われたと思うって言ってた笑
そしたらちょうど途中で4人出て来て代わりに入れてもらえたんだとか。そこまでして聴いてくれていたの優しすぎてほんとに感動したし嬉しかった。
その子たちが並んでいる間に前に立ってたおばあさんが、自分も40年以上前にフランスに留学しててそこで出会った友達とずっと今も仲良しって話をしてくれたらしくて、あなたたちも友達のためにこんだけ待てるんだからその出会いを長く大切にしなさいよって言ってくださったらしい。
もう1人の友達も来てくれていて、入れないからといってコンサートが始まる前にスタッフの人にお花を預けてくれた。それが届いた時はほんとにじんわり涙出た、特にオケとchoirのみんなが「家族が聴きに来てる〜」とか言っててちょっと寂しい気持ちになっていたから。
とにかく友達のおかげですっごいあったかくて幸せな思い出になった。
コンサートが終わった後はその辺のcrêperieでガレットとクレープを食べた(あそこのシードルめちゃくちゃ美味しかったな)。人と真に仲良くなれるかどうかって文化とかナショナリティとかじゃなくて自分のsocial backgroundに立脚して積み上げられてきたcore valueみたいな部分が通じ合っているかどうかだよねっていう話になって、友達の元カレがすごい自己責任観を内面化している人だった例とかを引き合いにあれこれ議論した。
それからその後は、choirとオケ合同の学期末パーティーに行った。
さっきまでゴリゴリのクラシック奏でてた人たちがフォーマルな格好のまま爆音のポップ音楽に合わせて踊りまくってんのめっちゃ面白かったな、指揮者の先生もめっちゃノリノリだった笑
Bohemian Rhapsodyを思いっきりみんなで熱唱したのが一番盛り上がったから、来学期はこれ歌わなくちゃねってなった。フランス語のパーティーお決まりソングみたいなのもいくつかあるらしくて、それもちょっと教えてもらった。
私は夜にすごく弱いのだけれど、遅くはじまったからか楽しかったからか、なんと朝の3時前くらいまでいた。いっぱい笑って歌って、明日の朝起きて喉が枯れていたらコンサート頑張ったからじゃなくてパーティーのせいだねって話した。
そして家に帰って爆睡して、今日は10時くらいに起きた(自分でも時計見てびっくりした)。
一番重めだったリサーチペーパーも倒したことだし、今日はちょっとゆっくりしてからまた他のペーパーたちに取り掛かっていきたいと思う。
でもリサペが思ったより全然苦じゃなかったのはなんでだろう、質はかなりの低さであることは書きながらも自覚していたし今も客観的に見てすごく出来が悪いリサペなのだけれど(オイ)、全力を注ごうというくらい重視していた科目ではなかったからか、福祉国家を扱っていたので面白く先行研究を読み漁れたからか、書く過程がしんどいということはなかった。
パートナーと2人で書くからというのもあったかもしれない、励まし合えるしその子が究極の夜型だったので私が朝起きたら他のパートが進んでいるのも安心感あった。研究とかって基本的には孤独で自分との戦いだと捉えていたけれど、共著論文とか書くときは案外孤独ではなかったりもするのかな、議論とかもできるし(たかがリサペと研究は違うのであくまで推測にとどまる)。
それか私が苦しいと思うくらい頑張ってないからなのかな。
すごいこれ最近思い始めてる、わたし留学生活概してめちゃ楽しんでしまってるけどもっと自分をチャレンジした方が良いのかなみたいな自己懐疑の段階(笑)。とか、なんかこれから大きな試練が待ち受けてるのかなとか謎に身構えてしまう。でもサボっているということではなく毎日こつこつフランス語も練習しているし予習復習も最終レポもこなしているし、ただ単に学ぶことが好きだから苦にならないというのもあるかもしれない?
何かしら悩み苦しんでいるのが基本みたいなマインドセットで快適な生活を疑おうとしているのちょっと自分でも面白い笑
わざわざ自分を追い込もうとしなくても、せっかく少し心に余裕があるのだからその分他の人を気遣ってハッピーにしたりってことができたら良いなってすごい思う。自分の周りにいる素敵な人たちみたいになりたいなって。
あ、でもただやっぱり家族(というか基本的にお母さんだな、すまん我が家の男ども。)に会いたいというのはすごいある。結構最近周りのみんなが今家族がこっちに来てるとかもうすぐ来る予定だっていうことが多くて、わたしは年始年末家族に会えないから余計に意識させられる。夏に兄は来る予定だけど母が来られるかはわからないし。今少し具合の悪いおばあちゃんもものすごく恋しいし話したいし心配。そういう意味ではこれが一種の試練っちゃ試練かもしれない。
あとは、友達と母娘関係について話すことも最近すごく多くて、それについてはまた近いうちに書きたいと思う。
さてさて、そろそろお昼食べて図書館いくかあ。最近のパリは本当に冗談じゃないくらい寒くて、外に出た瞬間からもう顔が痛い。手足の感覚とかもう失われているのがデフォ。でもクリスマスの飾り付けが可愛いから気分がそれで相殺されているかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?