🇪🇸:建築と太陽の街バルセロナ(その2)
2日目は、朝からブキャナ市場へ。
バルセロナの美味しいものが集まるマーケット、カラフルな食材や料理が目に飛び込んできてそれだけでもうわくわく。
ここで私はさいっっっこうに美味しいパンに出会ってしまった。出会ってしまったのだ(ガチ勢なので写真で解説する)。生ハムも果物もすごく美味しくて、大充実の市場だった。
その後は何したっけ、バルセロナの街歩きをした、有名な広場にいったりCathedralに行ったり音楽堂(開いてなかった)に行ったり。凱旋門もエンジ色でパリとはまた違った魅力があったな。
いとこファミリーと旅行するのはとっても楽しくて、ほぼ8ヶ月ぶりの家族と過ごす日々だからより有り難みが感じられた。家族ってあったかい。
小学生のいとこは久々に触れ合う小さい子という感じで可愛すぎたし、高校生のいとこもぐんぐん成長して話していて刺激をもらった。おばさんおじさんにもいとこのおばあちゃんにも沢山お世話になった。
夕食にはピンチョスという、なんかパンに乗っかってるおつまみをちょこちょこ取っていくバイキング方式みたいなお店に行ったのだけれど、こぉれがまじで美味しかったし取っていくの楽しかった。スペインの食ほんと最高でしかなかったな…
3日目は、カサ・ミラと大本命のサグラダファミリア。
カサ・バトリョが海モチーフ、カサ・ミラが山モチーフらしくて、確かにその対比が面白い見学となった。ごつごつしている岩だったり戦士みたいな煙突だったり植物と蝶の優雅な装飾、鯨の肋骨みたいな屋根裏部屋が次々に現れて歩くものを飽きさせない。屋根裏にあったガウディ建築それぞれの解説も興味深かった。な。
そして、サグラダファミリア。
これは本当に想像を絶する感動だった。
大きさとかもそうだけど、何よりその装飾とバシリカの中よ。
これまでヨーロッパで山ほど教会を見てきたけれど、革命だった。キリスト教会って普通は中に聖書のストーリーを伝えるステンドグラスや絵画があると思うのだけれど、それが全て外の彫刻と塔1つ1つで伝えられている。生誕の塔と受難の塔というのが裏と表になっていて、そこに彫刻でイエスの生涯が物語られていて。なにしろ塔全体で語るものだからスケールが尋常じゃないし、あと彫刻もこれまでに見たことがないような四角い頭の(これまとめて誰かの作品らしいんだけど名前忘れちゃった)。
そして中はどうなっているかというと、森になってる。
書き間違えたんじゃなくて、本当に森になってる。
建物なのに、森の中にいるみたいな教会。柱の1本1本が樹木をイメージされて作られていて、上部で枝分かれして天井の構造を支える。ステンドグラスは日が登る方と日が沈む方で色が違っていて、そこから陽の光がこれでもかというほど溢れ出して、教会の中を木漏れ日みたいな暖かさで照らす。
彫刻を塔の外に出してしまっておいて、その代わりバシリカは空間が主役なんだって。光の教会とも表現されるらしい。
こんな教会があっていいんだ、こんな建築が実現可能なんだ、ってただただ圧倒されていた。バルセロナはガウディを見にいくって感じだから人によっては物足りないかもとか言う口コミ見たけど、いや、ガウディだけで本当に4日間ひたすら感動していたし多いに学んだ。これまでは結構歴史にゆかりのある場所に行くことが多かったし、しっかり予習していくことが多かったけれど、今回は予習なしで建築4連続みたいな旅にしてみたのがむしろよかった。ものをまず目の前にして、五感でそれに思い切り向き合って、後から解説を聞くという楽しみ方を知った。
夕飯は有名なレストランでスペイン料理をまた満喫、サングリアめちゃくちゃ美味しかったし黒トリュフのリゾット絶品だったしパンにガーリックとトマトをセルフですりおろして食べるのも美味しかった、バルセロナ食が美味しい、、、涙(n回目)
太陽の光と建築と食を大いに満喫した4日間でした。
スペインでの1週間すごく楽しくて、いつもほどはパリが恋しくならなかったけれどでもやっぱり帰る頃には大好きなパリもまた恋しくなっていた。来る直前のプレゼンとフランス語の授業で少し理想とは遠い自分に嫌気が差してそれゆえにフランス語にも少しげんなりしていたけれど、またあの国に戻るのが待ち遠しくなった。
いとこの家族のおかげもあってたくさんたくさんエネルギーが溜まって、また頑張れそうって思える。ここから怒涛の期末期間までも走り抜けそうだな。
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