迷迷迷迷迷迷迷
さて。
UNESCOでの勤務を始めて2週間。
たった2週間だけど、私の人生に劇的な変化が起きている。というか、それを起こすかどうかという選択の岐路に立たされている。
仕事が毎日とっても楽しくて、刺激的で、自分の持っている能力を存分に活かせていると感じる、さらにもっと学びたい成長したいと思える。
幸運なことに上司との相性が良く、私のことをとても買ってくれている。その上司に、もっと長く働けないか、パリに残れないかと真剣にお願いされた。そして私は、思いっきり揺れている。3ヶ月なんてあまりにも短すぎる、今担当しているプロジェクトはこれからどんどん熱くなっていくところ、あらゆる国に拡大していくところで、UNESCO全体としても目玉の取り組みとされている。私も残ってもっと貢献したい、このプロジェクトをもっと動かしていきたい。
だけど9月からは国家試験が始まる予定である。10月からの秋学期で社会調査実習を終えなければ、卒業がさらに伸びることになる。
でも、こんな縁と運ってこの先またあるか分からない、絶好のチャンスなのである。競争がものすごく激しいことで有名な国連機関、絶え間ないポスト争いのため人間関係もかなり泥沼になると聞く。そんな場所で、たまたま今のセクションの上司がすごく良い人で相性も良くて評価されていて、残ってほしいと言われている。こんな機会が次いつあるだろうか。もちろん別に給料が払われるわけではないからただ無料の労働力として踊らされているだけという捻くれた見方もできるけれど、そんなこと関係なく素直に今やってることが楽しくて、もっとやりたくて、そして今ならあらゆる偶然が重なって私が必要とされている。
そして今の仕事がとても楽しいということが、私の根本的な信条をも揺るがしている。
ねえ日本の社会課題はどうするの?国内の格差とか社会福祉とか教育政策は?私ってどのくらい官僚になりたいんだろう?制度とか政策に興味がある、それを通じて社会貢献したいっていうのは変わらない。でも、定年まで官僚でいたいのか、あくまでファーストキャリアとしたいのかっていうのは曖昧?後者ならば、それをファーストキャリアとすることのメリットってどのくらい?
私はどんな人生を送りたいんだろう。
日本にいた時と比べて、ここで過ごしてきた1年間が比べ物にならないくらいわくわくして、楽しくて、幸せだったということは紛れもない事実で。何が私の心を元気に保つんだろうと考えた時に、外国語でコミュニケーションを取ることと、学び続けることというのがあって。
そもそもなんで私は院進しないで働こうって決めたんだっけ?ゆくゆくは絶対院進したいって決めてるのに、それを遅らせるメリットって何?親に負担をかけたくないっていう一心だけど、奨学金を探して何とかできるとしたらそれでも本当に遅らせたい?
こんなふうに、大学時代に築いてきた自分の価値観が全部崩壊した気がして、ここ数日めっっっっちゃくちゃ考えてる。でも別に悪い意味ではなくて、とっても良い意味で。
迷い抜けばいい、考え抜けばいいよね。必ず道は見つかるし、どうにかなるっていうかどうにかすればいい。
とにかく考えてて、だから考えてる迷ってる爪痕をここに残しておく。誰に見られているのか分からないからちょっと怖いし恥ずかしいけど考えたこと書いたこと全部貼っておく。
What do I want for my life?
1) 自分がまずはハッピーでありたい、毎日を生き生きと過ごしたい。
2) 私なりのやり方で、「弱者」とされる人たちに寄り添える仕事がしたい
3) 温かい家庭を築いて子供を育てたい。
What contributes to these three elements?
1について、私の心をハッピーに保ってくれる要素はなんだろう。それを与えてくれる道はどれだろう。
2について、私なりのやり方ってどれだろう。他の人にだってできること、私が使えるスキルが最大限に生きることってどれだろう。「弱者」とされる人って誰だろう、その人たちに何ができるアクターになりたいのだろう。
(3は先に決められる要素があまりない気がするから取りあえず放っておく笑、強いて言えば子育てと仕事の両立しやすさかな。)
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