狩猟日記 2020.11.19
13時過ぎにエアライフル猟をする方と一緒に回ることにして合流。
14時には出猟。
今日も暖かい日だ。窓を閉め切っていると熱くなってしまうので窓全開で車を走らせる。いつも回る猟場ではない。今回は狩猟歴も比べられないほど長い方のハンティングガイドだ。
早速川にカルガモがついているのが見えた。橋桁の向うに3羽泳いでいく。早速狙うことに。
橋を超えて木の影に隠れる。カルガモ達はこちらに気づいているので少しづつ遠ざかって行ってしまう。50メートルは離れているか。一発、はずれ。近くには落ちたけど少し右手前だった。次へ。
行く先にコガモがついている。同じようなアプローチで相方出猟。車ごと木の影に隠れてしまったので、出ていった相方しか獲物の動向が追えない。とりあえず残されたほうは周りに人がいないかの確認とカモがまだ飛んでいないかを確認。ウロウロしている相方。戻ってきた。見失ったらしい。次。
コガモを発見。隠れられる場所がコガモより先にあるので知らん顔しながらコガモを通り過ぎスタンバイ。車から出て狙える位置まで行こうとすると上流にもコガモがいる。同じぐらいの距離。相方に背中合わせに撃つ?とも提案したが、話し合っている最中にコガモが警戒し移動を始めたので狙いやすい下流にいるコガモを一人で狙うことに。スコープを覗きピントが合わず焦る。慌てて倍率を調整、再度狙い一発、はずれ。手前に着弾。
実は今期からスコープが変わっており取り扱い不慣れ。でも前のものよりいいものなのでよく見える。
コガモ達は移動しているが、あまり遠くまでは飛びたがらない奴らなのでどこか先の方に降りているだろうと上流を目指す。よくコガモがつくところだよと示された箇所を双眼鏡で覗く。動く影が見えたと思ったらコガモ、メス、3羽いる。あそこにいるよと相方を見送る。と、いきなり車の影から出てしまいまびっくりしたコガモは一斉に飛んでいった。そこまで堂々と出ていったら流石に飛ぶよと。実のところ相方、カモの位置がよくわかってなかったようだ。車の中でちゃんと確認すればよかった。次。
カルガモ5羽はいる。茂みに隠れられるが、立たないと茂みのせいで撃てなさそう。するとこれ使いなよポールを渡される。正式名称は…まぁいいか。赤と白に塗られたいかにも測量中です的なポールを片手に、反対の手にはエアライフルという謎の装備で出発。移動するカルガモ。少し遠いがさっさと狙うことにする。スコープを確認してからポールに銃を依託。おお、立射なのに意外とブレないと感動しつつ狙いをつける。チラチラとこちらを伺いながらお尻を向けて遠ざかろうとするカルガモに一発。尾羽すれすれに着弾。ダメージなく飛び立っていく。残念。
よし、次に行こうと車を走らせる。コガモがいるなぁと確認しつつも川の中が見えない場所に突入。どうやって狙って行くかと、じゃあここで降りてとか話していたら車の前方にキジが歩いて出てきた。尾羽がピンと立って立派なオスキジ。おいおい、オスキジだ!と車内混乱。なんせオスキジ車の数メートル先の真ん前に立っている。何をどうしたって飛ぶじゃんと。仕方がないので後ろに乗っている相方がダメ元で出てみることに。案の定飛ばれてしまい藪の中へ…次。
川の中に3羽のコガモのメス確認。今回は案内役をかって出てくれた方が銃を構える。準備している間カモを観察。こちらに気づいていながらなんだか余裕そうに頭を搔いている。距離60メートル。一発、双眼鏡の中の固まっている3羽のうちの真ん中のコガモの頭が大きく振れた。あたった。流石だ。外しまくっている自分とは違う。ワンショットスリーキルを狙ったけど1羽だけだったかとかかっこいいこと言っている。
見るとなぜか2羽のコガモ、せっかく飛び出したのに浮いているコガモの近くに降りてきている。狙わせてもらう。
距離65メートル、少し上を狙って…スポッターより指示あり。動いていない方のコガモに狙いをつける。落ち着いて、今日は手前に落ちていることが多いしので上を狙ったあとまたほんの少し気持ち上めに。コガモの頭、首、胸のラインに合わせる。あとは引き金を…とスコープのはじからゆっくりと移動してくるコガモ。先程のワンショットスリーキルの言葉を思いだす。このまま行けばコガモたちが重なるかもとタイミングを見計らう。一発、狙いをつけていたコガモ頭が大きく振れる。移動中のコガモの頭はすれすれで避けたようだ。気がせいた。やはり精神的な影響を強く受ける。
ワンショットツーキルを狙ったんだけどと銃をおろすと「まだいるよ」と声がかかる。ふと見るとなんとコガモ飛んでいない。何が起こっているのかよくわかっていないようだ。ああ、と銃を同じように構える。先程撃ったスコープ内の情景が頭の中でリプライされながらスコープにまたコガモを収める。ほぼ同じ距離、同じ構え、先程見た光景をそのまま、今見えるコガモを同じように重ねるだけ、パンッ、なんの疑問もなく一発、同じように頭が振れた。
撃ち終わってからあぁ、全く外れる気がしないなぁと思った。
3羽のコガモのメスを全て仕留めた。エアライフルでこれは珍しいような、でもコガモならあり得るかもしれない。回収のため対岸へ移動。途中コガモの群れが降りてくる。3羽の浮いているコガモがデコイにでもなっているのか?しかし、近づくと逃げてしまったので素直に回収。無事3羽とも回収。全てネックショットだ。
あと、相方がとれれば完璧なのだけどと獲物を探す。はいキジ発見。車の真横1メートルに出てきてくれた。アプローチもくそもない。藪の中へそそくさと移動するオスキジ……次。
キジバトが地面をつついている。今度こそだと相方出撃、一発、砂埃がたつ。あたったか微妙だと思ったが飛び出すキジバト。外れたようだ。しかしまだいる、頑張れと一発、キジバトが倒れた。やった。
そんなこんなで1時間ほどの出来事だったが、獲物を狙えるチャンスも多く楽しかった。自分より上手い人と回るのは勉強になる。
自分はコガモのメス2羽をゲット。
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