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狩猟日記 2020.11.29

10時出発。二人組。空気銃2丁に散弾銃1丁。

池を回る。いない。

カラスはあちこちにいるのだけど車から降りると高確率で飛ばれる。カラスがどうしても欲しい、撃ちたいというわけでなければ、わざわざ車を降りてアプローチしない。見つけるたびにアプローチしてると時間がかかる。しかも距離をつめるのが非常に難しいときた。自分はカラスも食べるので撃つのだけど、あいつなら撃てそうだというのでも見つけない限りはパスする。

途中の用水路の中にカルガモをちらりと目にする。

たまにしか通らないので獲物がいるのは初めて見たが、撃てるとこのはずだ。その場に居座ると警戒して飛んでしまうかもしれないと普通に通り過ぎて少し離れたところに車を止める。地図を確認、撃てる場所だ。さてどうアプローチしたものか。

用水路脇は片方のみ車がなんとか通れそうだ。車が通れそうな側には川との間に高く藪が茂っており川の中が見えなさそう。反対側は歩いてしか行けないが、藪は少ない。しかしカルガモにも丸見えだろう。

攻めたことがない。徒歩で近づけば藪のない方からでは丸見えなのでとばれる。ダメ元になるが藪のある方へ車ごとのりこんで用水路の先の様子を見に行くことにする。うまく行けばもっと攻めやすいところへ追い込めるかも。

車で用水路脇を行く。徒歩でもいいのだけど、車のほうが警戒されない。川の中に波紋が見えた。カルガモは飛んでいない。ただし追い込めたわけではなく車をやり過ごしたようだ。先はもっと広い川に続いているようだが車が通れる道はない。

車を切り返す。最初の位置からのほうが安全に撃てそうだ。カルガモも追い越してしまったのでゆっくりと車ごと戻る。猟場が把握できたので今度は徒歩で攻める。用水路の反対側まで行きケースに入れた銃を脇においてスタンバイ。腰を下ろし川の中を覗いてみる。スッと一瞬カルガモが顔を出して藪の中へ引っ込むのがみえた。

カルガモもこちらの様子をうかがうのに顔を出さなければ見えないようだ。距離は60メートルほど。もう少し近づけるか。しかし、あまり追い込みすぎるとこっちが進める道がない。このまま狙うかと考えたところで思いだす。カルガモの顔が出たあたりには段差があった。用水路の中に段差があり水が落ち込んでいた。もしかしたらカルガモ達にとっては行き止まりなのでは。

昔、対コガモ戦で見たことがある。川の浅瀬にたどり着いたコガモ達はそこで右往左往していた。カモたちにとって安全な水から出るのは躊躇するものなのだろう。

だとしたらカルガモはもう一度顔をだしてどうするか迷うはず。銃をいつでも取り出せるように、マガジンをはめる。安定した座撃ちができるよう体制を整えて待つ。

するとカルガモ出てきた。

読みどおりと素早く銃を構える。カルガモのオレンジの足が見えた。段差を超える気のようだ。スコープ内でカルガモがぴょんと飛び降り消える。照準が合わないうちに行かれてしまった。でもまだもう一羽いるはずとやはり仲間に続けとカルガモ出てくる。ふとこちらを振り返るカルガモ、飛び降りる前に最後の確認をせずにはいられなかったのだろう。目が合う。一発、カルガモが段差から落ちてスコープ内から消える。飛び立ったのは一羽だけ。仕留められたようだ。

用水路の中のカルガモを探しに行く。一発で仕留められていたようだ。回収する。

本日はカルガモ一羽。

攻め方は雑な部分が多かったが、カルガモの動きが読め、それを利用して撃つまで行けたのですごく嬉しい。

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