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株式投資の手法:トレーディング入門

証券会社に口座を開設して、お金も入金した(株を買う準備はできた)けれど、株式投資について何から勉強してよいか分からないという方もいらっしゃると思います。

こちらの記事では、株式投資のひとつの手法である「トレーディング」について説明しています。トレーディングの基礎知識から、具体的な手法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもトレーディングとは?

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まずは、トレーディングの基礎知識を説明します。

(1)短期・中期で売買して稼ぐこと

株を1日から数週間の短期・中期の期間で売買して、買値と売値の差額による売却益(キャピタルゲイン)を稼ぐことを「トレーディング」といいます。

たとえば、ある会社の株を1,000円で10株買って、それらを数日後に1,200円で売ることができれば、差額の2,000円(1株あたり200円 × 10株)を稼ぐことができます。

このように短期・中期で、買値と売値の差額で稼ぐのがトレーディングです。

(2)トレーディングの種類

1日のうちに何度も売買するトレーディングは「デイトレード」、数日間~数週間単位で売買するトレーディングは「スイングトレード」と呼ばれています。

トレーディングではリスク管理が重要

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トレーディングでは、リスク管理がとても重要です。

トレーディングをしていると、予想通りに株価が上がらなかったり、逆に株価が下がってしまったりすることもあります。そんなときに、損失をなるべく抑えるテクニックが「リスク管理」です。

(1)損切り(ロスカット)は基本テクニック

代表的なリスク管理手法としては「損切り」(ロスカット)があります。
損切りとは、購入した株の値段が下がったときに、一度その株を売って手放すことを指します。

たとえば、100円で買った株が90円まで下がったら、株価が100円以上まで戻るのを待つのではなく、一度90円で売ってしまうのが損切りです。

損切りのメリットは、損失を抑えつつ、株を一度お金に戻すことができる点にあります。7%下がった時点で損切りをすれば、(当たり前ですが)7%程度の損失で済みます。手元には93%の資金が残るので、また次の値上がりしそうな株を買って、損した分を取り戻すために再チャレンジできます。

しかし、もし損切りをしなければ、株価はどこまで下がるか分かりません。半分になってしまうかもしれませんし、最悪その会社が倒産して株が無価値になってしまう可能性もないとは言い切れません。

最初に決めたルールを守って損切りをすることで、自分の投資資金を守りながら、次のチャンスを狙い続けることができます。

トレーディングで稼ぐためには、すべての取引で利益を出す必要はありません。失敗したと思ったら早めに損切りをして、他の利益が出そうな株に投資をすることで、全体として得をすればよいからです。

勝率は5割でも、負けたときの損を小さく、勝ったときの利益を大きくすることができれば、全体では儲かります。

損切りは、負けを小さくするための方法であり、トレーディングの基本テクニックだといえるでしょう。

(2)損失が膨らんだら、しばらく休むのもあり

損切りをしながらトレーディングをしていても、何度も損切りが続くと、投資資金はどんどん減ってしまいます。

「投資資金が15%以上減ったら、その月は取引をいったん止めて、頭を冷やす」といったような、投資資金全体に対するリスク管理も有効です。

トレーディングの世界には「休むも相場」という格言があります。しばらく取引を休んで、チャートの見方を勉強してみたり、株価の動きやニュースを落ち着いて観察してみたりすることで、新しい気付きや発見があるかもしれません。

チャートの見方を勉強しよう

トレーディングをするときには、チャートの見方を勉強すると役に立ちます。

(1)チャートとは?

チャートとは、過去の株価の値動きをグラフ化したものです。

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チャートには「よく現れる」とされる値動きのパターンや形があります。こうしたチャートのパターンを勉強することで、取引の参考にすることができます。

(2)トレンドラインを参考にする方法

トレーディング初心者の方は、まずは「トレンドライン」を参考にしてみるとよいでしょう。

チャートが上下を繰り返しながら全体として上昇しているとき、チャート上の任意の底値を直線で結んだものをトレンドラインと呼びます。

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上のチャートでは、2020年2月頃からトレンドラインに沿って株価が上昇して、2020年6月頃にトレンドラインを割り込んでいます。

トレンドラインの使い方のひとつとして、トレンドラインに沿って株価が上昇している株を買い、トレンドラインを割り込んだら売る、といった使い方があります。

(3)ダブルボトムを参考にする方法

「ダブルボトム」も初心者の方にとって使いやすいチャート分析の考え方のひとつです。

その名の通り「W」のような形を指し、株価が底を打って反転するときに現れることが多いとされています。

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また、以下のチャートのように、1回目の底(Wの左側)に比べて、2回目の底(Wの右側)の方が高いと、下値が切りあがっているため、その後の株価上昇をイメージしやすくなります。

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ダブルボトムは、このように2回目の底が1回目よりも高い「W」の形を見つけたら、そこを株価の底だと予想して株を買ってみる、といった使い方ができます。

(4)チャートは外れることもある

このようにチャートの形をトレーディングの手掛かりにすることができますが、特定の形が現れたからといって、必ずしもその後の株価が予想通りになるわけではありません。

一度トレンドラインを割り込んだけれど株価が再び上昇することもあれば、ダブルボトムが現れたけれど株価が下がり続けることもあります。

チャートをトレーディングの参考として用いつつ、予想が外れた場合には損切りなどリスク管理のルールに従って対処するのがよいでしょう。

クチコミやニュースも参考に

ferciのクチコミ機能には、株価に影響を与えるかもしれないニュースや、チャートの分析など、様々なクチコミが投稿されています。

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クチコミは「ホーム」タブで新着クチコミや注目クチコミを見ることもできますし、それぞれの会社の詳細ページでは、会社ごとにクチコミを見ることもできます。

いろんな投資家の意見を読むことができるので、ぜひ活用してみてください。

自分で考えてトレードをするのが大切

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トレーディングで上達するためには、チャートやクチコミなどを参考にしつつも、最後は自分で考えてトレードすることが大切です。

どうしてその会社の株価が上がると思ったのかなど、自分なりに理由を持って、株を買うようにするとよいでしょう。ferciのクチコミ機能を用いて、自分が購入した理由をメモしておけば、後から見返すこともできます。

また、トレーディングの練習をする際には、まずは少額から始めて、損切りなどのリスク管理ルールを守ることで、なるべくリスクを抑えつつトレーディングの経験を積むことができます。

まとめ

短期・中期で株を売買して、その差額で稼ぐことをトレーディングといいます。トレーディングを行うときは、損切りなどのリスク管理ルールを決めて守ることで、大きな損失を防ぐことができます。

トレンドラインやダブルボトムなど、チャート分析を学ぶことで、売買の参考とすることができます。また、ferciにはクチコミ機能もあるため、こちらも参考にしていただくことが可能です。

チャートやクチコミなどを参考にしつつ、自分なりの考えで、トレーディングに挑戦してみてはどうでしょうか。


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