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ニンジャスレイヤーTRPGファンメイド追加ソウルアイディア/ルパン・ニンジャクランのソウル

はじめに

この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」で、怪盗系のソウルを使用できるようにする、非公式のプラグインについて解説したものである。このプラグインを用いたPCをセッションに持ち込む際は、NM(ニンジャマスター)と相談し、了承と許可をとってから導入すること。

ソウルサマリー

【ジツ】値:新たに獲得するスキルや力
 1:レリック枠+1:『☆変装』と『●アンブッシュ』を獲得
 2:レリック枠+1:『☆タツジン(怪盗)』
 3:レリック枠+1:『☆予告』
 4:レリック枠+2:専用リストから●を1個
 5:レリック枠+2:専用リストから●を1個
 6:レリック枠+2:専用リストから●を2個
 7:レリック枠+3:アーチ級ルールに沿って★★★を1個獲得
 8:レリック枠+3:アーチ級ルールに沿って★★★を1個獲得
 9:レリック枠+3:アーチ級ルールに沿って★★★を2個獲得

『●挑発』
『●スローモーション回避』
『●銃弾の見切り』
『●スリケン受け流し』
『●変装の極意』
『●盗みの極意』
『●予告の極意』
『●七つ道具』
『●ファントム・バレット』
『●ファントム・カラテ』

『★★★稀代の大怪盗』

☆変装

ソウルから得た巧みな変装技術、あるいはレッサー(グレーター)・ツツモタセ・ジツなどの超常的な力で、貴方は自らの姿を自由に変えられる。

非戦闘時、「その他の行動」を消費して発動することが出来る。【精神力】を1消費し、発動難易度はHARDである。
成功した場合、術者は種族が「ニンジャ」または「モータル」である一名を宣言し、「変装状態」で術者がいたマスに再配置される(例:クローンヤクザを宣言した場合、『術者(クローンヤクザ)』としてマップに配置される)。ただし、宣言対象はPCが肉眼で視認した、あるいは写真などで大まかな体形(顔だけの写真では条件を満たせない)を知っている者のみに限られる(唯一の例外はクローンヤクザ)。
変装対象が敵の関係者(仲間、友人、護衛対象など)だった場合、敵はこのニンジャを攻撃することが出来ない。
シナリオ中、術者が危険をおかし、敵に正体を悟られかねないような行動をとった場合、見破ろうとする敵は【ニューロン+ジツ:EASY】で、術者側は【ニューロン+ジツ:HARD】で、その都度対抗判定を行うこと(敵側が複数いる場合、誰か1人が代表で行う)。この判定は1ターンに1回まで、割り込みで行われる。
敵が勝利した場合、直ちにジツの効果は解ける。
対抗判定に失敗した敵は、術者をまだ攻撃の対象にできず、次の対抗判定まで待つ必要がある。なお、以下の状況によって対抗難易度が変化する。

・それが極めて不自然かつ危険な行動である場合、術者側の判定難易度は+1される。(例:敵の口座から【万札】を全て奪ったうえ【万札】10相当のローンを組ませる。ニンジャだらけの場所に一人だけ明らかに不自然なクローンヤクザがいるなど)。
・術者の情報収集が明らかに不完全な場合(口調が違う、普段行わない行動をとってしまう)や、その場しのぎの変身などを行なっていた場合、見破ろうとする敵側の対抗判定の難易度は−1される。
・術者が明確に相手を傷つけるような行動をとった場合、直ちにジツは見破られる。

変身にはそれなりの精神集中と時間を要するため、戦闘中には使用できない。術者が自身の手番開始フェイズにジツの維持の終了を宣言した場合、直ちにジツの効果は解ける。

●アンブッシュ

「変身状態」中に手番が回ってきた場合、攻撃フェイズ開始時に『アンブッシュ』の使用を宣言してもよい。宣言した場合、術者の「変装状態」は直ちに解除され、この手番中あらゆる敵に対する『近接攻撃判定』の難易度が−1され、敵はこれらの攻撃に対する回避難易度が+1される(『ヒサツ・ワザ』は例外であり、回避難易度上昇は起こらない)。

☆タツジン(怪盗):他のタツジンスキルの取得不可

ルパン・ニンジャが体系化したカラテ。鋭い突きは宝か命、どちらかを奪う。
このニンジャは以下の戦闘スタイルを使用できる。『近接武器』が本来持つ戦闘スタイルは使用できない。また、このスキルをもつニンジャは『素手』系のタツジンスキルを前提とする『ヒサツ・ワザ』を習得できない。

・『精密攻撃』を選択した場合、自身の『素手』または『近接武器』による『近接攻撃』を【カラテ】ではなく【ワザマエ】で判定する(自身が持つ素の『●連射』スキル値を『●連続攻撃』スキル値の代わりに使用してもよい)。この近接攻撃時に『サツバツ!』や『ヒサツ・ワザ』は発生しない。

『フェイント射撃』を選択すると、スリケン、または『LAN直結系』、『内蔵型』でない拳銃による『遠隔攻撃』を繰り出す直前に、攻撃対象に回避不能の『回避ダイスダメージ1』を与えられる。攻撃を行わずフェイントだけで手番終了してもよい。対象の【ニューロン】値が自分の【ニューロン】値より低い場合、1ではなく2の『回避ダイスダメージ』を与える。

加えて、このスキルを持つキャラが『精密攻撃』による『近接攻撃』に成功し、かつそこに出目6が2個以上あった場合、『ぬすむ』を宣言してもよい。

ぬすむ:これに対して『ボス級の敵』は回避を試みられる。回避されなかった場合、本来のダメージを与えた後、敵が装備しているレア度が*以下の武器、またはレリック一つを盗むことが出来る。これを望まない敵は、追加の2ダメージを受けることでこれを無効にしても良い。この攻撃によって武器、レリックを入手できるか、また追加で装備できるかどうかはTRPGプラグイン基礎(3):装備ルールと追加アイテムに従う。
攻撃対象が何も装備していない、使用者の装備スロットがすべて埋まっている、追加の2ダメージによって無効にされたなどの理由で盗めるものが存在しなかった場合、高価なバッジやIRC、株券などを盗んだと見なし、直ちに【万札】を1D3獲得する。この攻撃で敵が死亡した場合、【万札】を1D3ではなく1D6獲得する。
カルマ:善をもつ敵に『ぬすむ』を成功させた場合、【DKK】を1D3獲得する。この攻撃で死亡した場合、【DKK】を1D3ではなく1D6獲得する。

☆予告

このニンジャは予告状を出す、あるいは自身の目標を高らかに宣言し、達成することで力を得る。
戦闘開始時、このニンジャは「予告」を宣言することが出来る。宣言した場合、戦闘に参加している『ボス級の敵』から一人選ぶ。その敵に『ぬすむ』を命中させた場合、戦闘終了時まで「近接攻撃ダイス」「遠隔攻撃ダイス」「回避ダイス」がそれぞれ【ジツ】値分上昇する。2回以上『ぬすむ』を命中させても、この効果は重複しない。
「変装状態」中に予告を行う場合、【ニューロン+ジツ:HARD】で判定を行う。成功した場合、通常通り予告を行える(どこからともなく予告状が現れたと見なされる)。

●変装の極意

このニンジャは変装に長けている。イクサの中でも姿を変えられるほどに。
非戦闘時、『☆変装』を【精神力】消費なしで使用できるようになる。加えて、戦闘中でも【精神力】を2消費し、難易度HARDのジツ判定に成功することで、『☆変装』を行うことが出来るようになる。この時、自分に視線が通っている敵が存在する場合、直ちに「変装状態」が解除される(目の前で変装してもまったく意味がないからだ)。

●盗みの極意

このニンジャは盗みの達人だ。一瞬の隙さえあればなんでも奪える。
『ぬすむ』の使用条件が「出目6,6」ではなく、「出目5以上が2つ以上(肉体破壊)」に置き換えられる。
また、このニンジャは「ぬすむ」の効果によって盗んだ武器のみ装備可能な、特殊な3個目の「近接武器スロット」と「遠隔武器スロット」を得る。

●予告の極意

このニンジャは見事な予告で人々を魅了する。予告された本人でさえも。
『☆予告』を宣言し、選んだ対象に『ぬすむ』を命中させた場合、本来の効果に加えて、味方の「近接攻撃ダイス」「遠隔攻撃ダイス」をそれぞれ+2個し、対象の「近接攻撃ダイス」「遠隔攻撃ダイス」を-2個する。2回以上『ぬすむ』を命中させても、この効果は重複しない。

●七つ道具

七つ道具とは、ニンジャが手を変え品を変え武器を使い分けることを指す。
このニンジャが『ぬすむ』によって武器を盗んだ際、それが対応する『◉タツジン(○○)』をもつ『近接武器』『特殊近接武器』『大型武器』だった場合、『●タツジン(怪盗)』を一時的に対応する『◉タツジン』スキルに置き換えることが出来る(習得に必要な能力値を満たしてなくても良い)。また、術者がその武器の『ヒサツ・ワザ』の取得条件を満たしていた場合、それを「●ヒサツ・ワザ:〇〇」として最大1つまで習得することもできる(このヒサツ・ワザは【ジツ】値によるスキル枠を数えるうえでは無視できる)。この効果は戦闘終了時まで持続するが、装備スロット切替を行った場合は直ちに終了する。

●ファントム・バレット

かの大怪盗ルパン・ニンジャには、相棒ともいえる一丁の拳銃があった。
『●ウィークポイント射撃』自動習得。
自動習得このニンジャが『LAN直結系』、『内蔵型』、『二丁拳銃』を持たない拳銃で『遠隔攻撃』を行う時、その拳銃に「連射+1(重複不可)」「マルチターゲット」「時間差」を追加する。既にそのニンジャが「●マルチターゲット」「●時間差」を習得している場合、射撃難易度を-1する。

●ファントム・カラテ

ノーカラテ・ノージェントルマン ールパン・ニンジャの日記よりー
手番開始時に【精神力】を1消費し、難易度NORMALのジツ判定を行う。成功した場合、この手番中、出目6を1個以上含んで成功した自身の『素手』または『近接武器』による『近接攻撃』のダメージが全て+1される(『サツバツ!』時も同様)。また、『ぬすむ』の基本回避難易度がHARDになる。

★★★稀代の大怪盗

このニンジャはかつて世界を騒がせた大怪盗のソウルを宿している。
『●変装の極意』を習得している場合、【精神力】消費なしで『変装』を行うことが出来るようになる。
『●盗みの極意』を習得している場合、『ぬすむ』の回避難易度を+1する。『●予告の極意』を習得している場合、味方の「近接攻撃ダイス」「遠隔攻撃ダイス」をそれぞれさらに+2個し(合計4個)、対象の「近接攻撃ダイス」「遠隔攻撃ダイス」をさらに-2個する(合計4個)。

加えて、このニンジャは以下の方法でレア度が**の武器、レリックを盗むことが出来るようになる。

・『その他の手番』を消費して発動する。【精神力】と回避ダイスを4消費し、判定は【ジツ】+【ニューロン】で行い、出目6の累積目標数は「6、6、6」である。成功した場合、敵が装備しているレア度が**の武器、レリック一つの『偽物』を生成することが出来る。この効果によって生成された装備は特殊効果をすべて失い、レア度が*に下がる以外は対象とした武器と同じである。『偽物』を所持した状態で『ぬすむ』を命中させた場合、対象の武器と『偽物』を入れ替えることが出来る。

・このニンジャが『近接攻撃』で敵を爆発四散、または行動不能状態にさせた時も、その敵が装備していたレア度が**の武器、レリックを奪うことが出来る。

追加のレリック(ルパン・ニンジャクランのニンジャのみ装備可能)

【万札:10】:*ワイヤー*:装備中、『連続側転』の難易度を-1する。また、『連続側転』中のみ射撃の難易度が-1される(『連続側転』による射撃難易度+1と相殺)。
【万札:10】:*変装道具一式*:変装を見破られかねない時(対抗判定発生時)、基本難易度【ニューロン+ジツ:NORMAL】で対抗判定を行うことが出来るようになる。
【万札:10】:*見事な予告状*:『予告』を宣言した敵への『ぬすむ』を「出目6,5」でも発動させることが出来るようになる。
       『●盗みの極意』を習得している場合、出目「6,6」を含んだカウンターカラテに成功した場合でも『ぬすむ』を発動できる。
【万札:10】:*曰くつきの片眼鏡*:『ウィークポイント射撃』使用条件が「出目6,6」ではなく、「出目5以上が2つ以上(肉体破壊)」に置き換えられる。

更新履歴

2020/12/19:
『ぬすむ』の追加ダメージを+2D3から+2ダメージに変更。
『●ファントム・バレット』の「連射+2」を「連射+1」に。また『●ウィークポイント射撃』自動習得を追加
「*曰くつきの片眼鏡*」を追加。
2020/11/08:ルパンニンジャ・クランの『ぬすむ』で、追加の2D3ダメージによって無効にされた場合、万札を1D3奪うように変更。
2020/10/13:『近接武器』の各種近接スタイル、『素手』系のタツジンを必要とする『ヒサツ・ワザ』の習得不可を明記。
2020/10/12:【ジツ】値6時、●スキルを2個獲得できるよう修正。
『●挑発』『●スローモーション回避』『●銃弾の見切り』『●スリケン受け流し』を追加。

参考資料:「ニンジャスレイヤープラス」ダイハードテイルズ

画像元:怪盗グッズイラスト(illustACより)


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