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私のゲーム実況人生 その2

ゲーム動画を収録する。

それが目標であり夢だった2008年頃。

それに「声出し」というエッセンスを加える文化が誕生した。

そう、実況プレイである。


本来の実況っていうのは、観ているものに対して「解説する」ことを主体としているが、ゲーム実況はそのほとんどが、とにかく観て感じたことをそのまま口に出すというノープランなものである。

もちろん事前に台本を作って実況をしていらっしゃる方もいるようだが、私はもうその場その場でのリアクション、思い立ちでしゃべっている。

その大元となった実況プレイが、丸腰さんのF.E.A.R.実況である。

元々、F.E.A.R.というFPSゲームはAVP2の開発元であるMonolith(ゼノシリーズのあの会社じゃない)が手掛けたホラーシューターゲーム。

当時はかなりのハイスペックを要求するゲームで、私もF.E.A.R. combatという無料マルチゲーを毎日のようにやっていたりもした。

本編のシングルプレイは製品版でしかできなく、当時そこまでお金に余裕がなかった私は、たまたまニコニコ動画で見つけたF.E.A.R.実況に魅せられたのだ。

丸腰さんのイケボ(若干ショタっぽさもあり)と面白すぎるトーク技術、ネタの宝庫、あとPart.1で見せた超絶的なAIM力。観ているものを飽きさせない要素が詰まりに詰まっていて、F.E.A.R.実況と言えば丸腰さんと当時誰もが思っていたゲーム実況界のパイオニアの1人である。

F.E.A.R.だけでなく、ガチムチ恐竜狩りFPSのTUROK、そしてLeft 4 Dead。

そのどれもが今でもニコニコ初期からのファン内では語り継がれている伝説的シリーズ。

特にLeft 4 Deadを口コミで流行らせた貢献者の1人と言っても過言ではないと思う。

同時期に話題になっていた映画「28日後」のあの絶望的テーマソングを、フィナーレイベントで導入した動画は本当に畏れ入ったし、あれでLeft 4 Deadの購入を決めた。今の私の実況プレイ動画のエッセンスである曲演出も丸腰さんからの影響である。

ここで私は何を思ったか、丸腰さんとコンタクトをとろうとした。

そう、Left 4 Deadは4人COOPゲーム。丸腰さんの実況は、当初3人はCPU操作だったため、3人枠があったのだ。

自分で動画を収録する環境はまだなかったので、丸腰さんの動画に出演してみたい、その気持ちが本当に強かった。

時を同じくして、飛鳥さん、イケメンさんという御二方も集ったわけなのだが、この4人が後に一時代を築くことになろうとは。

次回、その3「丸腰と愉快な仲間達」に続く。

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