20240527週間相場


1. 米国市場では、インフレよりも景気動向に焦点が移っている。市場は今年9月からのFRBの利下げを織り込み始めている。来週はPCEなどの経済指標に注目だが、大きな変動要因にはならない見込み。

2. 欧州では妥結賃金の上昇やドイツの景気回復が話題。ECBは6月利下げの公算が大きいが、年内は2~3回程度の利下げにとどまる見通し。 

3. 台湾の頼新総統が就任演説で「中華民国台湾」に言及し、中国が反発。台湾を取り囲む軍事演習を実施。今後こうした緊張が高まるリスクに注意。

4. 日本の10年債利回りが1%を超える。日銀は6月の会合で国債買入額の減額に踏み切る可能性。ただし、長期金利の急上昇と円安進行のリスクに留意が必要。

5. 日本では人口減少を背景に人手不足が深刻化。低成長・低インフレのミニスタグフレーションに陥るリスクも。


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