見出し画像

20.現在・過去・未来

時間は「今」しかないというけれど・・

実際に存在するのは「今」だけ。というフレーズを聞くことがある。でも、確かに昨日も、去年も、10年前も、小学生の時、中学生の時と自分が体験した記憶もしっかり残っている。それらを「過去」とよんでいる。あるよね?「過去」・・と思ってしまいます。

それに、明日の予定、1週間後、来月の予定を手帳に書き込む。忘れないように。時間に遅れないようにと。このまだ体験していない「時」を未来とよんでいるでしょう?。あるよね?「未来」・・とまた思ってしまいます。

時間が足りないという感覚

明日までに報告書を提出しなくちゃ!                 来週、定期テストだ、勉強しなくちゃ!                  夏までに5kg痩せなきゃ!

時間をプレッシャーに感じることがある?時間にまつわる不快感を感じたことがある?時間が大切で有限だと思っていると、不思議と「足りない」感覚に襲われるようです。不思議ですね、時間を大切にしているはずなのに。

で、このカラクリというか思い込みについて発見をしました。なぜ、過去や未来を感じられるのに、「今」しかない!といわれるのか・・。

実体験とイメージ

私たちが、明日の予定、1週間後、来月の予定を手帳に書き込むとき、または 過去の記憶を思い出して再体験しているとき、それは頭の中の・・イメージの中での出来事なんです。決して触ることのできないことなんです。

「あ〜来週から試験だ。」

「留学行くために、スコアあげなきゃ。検定取らなきゃ。」

「来年、子どもが生まれるんです。」

「お金貯めて、家買おう!」 

「あの時の試合はマジでよかったよね。」

などなど、すべては頭の中のイメージで存在していることです。それに比べて、「今」はまさにこの瞬間に体験していることです。だから、実際に存在するのは、「今」だけといわれるのです。ただし、過去も未来も頭の中のイメージとしては存在しているといえます。過去も未来も本当はナイ!という表現がありますが、私としては「イメージとして存在している」という方が分かりやすいし、納得できます。

感情がキーポイント

なぜ、実際には存在していない過去や未来をそれほどリアルに感じてしまうのでしょう。それはそのできごとに感情を伴っているからでしょう。過去の嬉しかったこと、悲しかったことや、これから体験することにも楽しみやワクワク、また焦り、不安、ドキドキといった感情を伴います。気持ちは「今」感じるので過去も未来もあると認識してしまうかもしれません。     その証拠に、感情を伴わない出来事は私たちの記憶からは消去されると聞きます。確かに、ただの事実・・例えば去年の6月23日の15時頃何してた?と言われてもはっきりしません。でも、ある日、ある時のある場面は鮮明に記憶に残っていたりします。部活動でのある出来事、デートのある場面、などそこには記憶に残るだけの感情が伴っているようです。

気持ちと感情と思考

時間の概念にも感情や思考(頭の中)やイメージが大きく関わっていることがことがわかります。

これについては、過去記事にも情報があります。

時間の概念に縛られていると、ものの見方や、考え方に大きな影響が出てきます。過去の経験から、物事を判断したり、選択することはよくあることです。でも、「今」しか現実に存在しないということが真実だとふに落ちれば今の選択が変わるかもしれません。

今回は、時間はまぼろし(思い込み)にすぎないということにフォーカスしてみました。思考(頭の中)は感情も関わっていると理解できました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?