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【ご報告】 7/31にて閉店致しました

昨日のランチ営業を以って、「トラットリア・ダ・フェリーチェ」は閉店致しました。既に休業しておりました「ラ・ボッテガ・デルマーレ」も閉店致しました。

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7/12(日)にnoteにて「閉店のお知らせ」をしてから、別れを惜しんでくださる沢山の方にお越し頂くことができました。たった3週間ばかりの短い期間ではありましたが、皆さんに直接ご報告、そして御礼ができて、毎日充実した日々を過ごすことができました。
改めて御礼申し上げます。静かにクローズしていくこともできたのですが、今は告知をして本当に良かったと思います。
https://note.com/feliceinc/n/nd15ddc9995ea


昨日は涙が止まらない1日となりました。
もうすぐラストオーダーを迎える13時40分ごろ、この仲間たちと働くのもあと少しなんだと考えたら堪えきれず涙。向かいのデルマーレのトイレに駆け込んで、号泣。しばらく涙が止まりませんでした。最後のお客様にはお見送りもできず、大変失礼致しました。

閉店後、メンバーへの手紙を書いていたら、またまた涙。苦楽を共にした皆んなとの思い出が多すぎます。うちのスタッフは皆んな長いんですよね。8年半、6年半、6年、5年、4年半、3年…とわずか10年の会社なのに、その多くが創業メンバーのような顔ぶれでして。アルバイトの皆さんも本当に長く続けてくれた人ばかり。転々と環境を変えながら技術を学んだり、独立する人が多い飲食業界ではあり得ないぐらいの勤続年数で、本当に良きメンバーに支えてもらってここまでやって来れたんだなと改めて思います。

ゴールが決まっている仕事、しかも職を失ってしまうのに、彼らは愚痴一つ言わず、そして腐ることなく、常に前向きで明るく、プロとして仕事をやり遂げてくれました。皆んなのことを本当に誇りに思います。

そして18時から簡単なセレモニーを行いました。
当初はこの会もお通夜みたいになるのではないか、立場が違う私は参加しない方が良いのではないかと危惧していたのですが、古株のJさんが「最後は笑って解散しましょう!もちろんタカさん(私)もいなきゃ意味ありません」と言ってくれて開催。

皆んな、優しいんですよ、本当。誰も私のことを責めることなく、むしろ労いや感謝の言葉ばかり。流れの中で、普段寡黙なフェリーチェのシェフHさんまでもが、「ご自分を責めないでください。本当にここで働けて、青池さんに出会えて良かった」なんて言ってくれるもんだから、またまた号泣。彼なんて、昨年末赤ちゃんが産まれたばかりなのに…。本当ごめんね。

最後は1人ずつスピーチをしてもらい、私が手紙を読んでお渡ししました。皆んなもスピーチの時には涙。もちろんそれでもらい泣き。そして、手紙も声が詰まってしまいうまく読めず。

最後にスピーチをしてくれたJさんへの送る言葉はほとんど言葉になっていなかったんじゃないかと今振り返ると思います。

朝目覚めて、なんだか昨日のことが夢のような気がして不思議でなりません。映画でも観たかのような、たった半日前のことなのに、現実だったのあの時間は、っていう感覚です。

でも今日のランチの営業はもうないんですよね。こんなに天気いいのに。梅雨も明けたのに。そして仕込みもありません。うちの冷蔵庫はどの店も空っぽです。これが現実です。

今日から新しい一歩を皆んなが歩み出しました。思い出に浸るのは昨日でおしまいにしたいと思います。お店は無くなりますが、皆んなとの絆は一生ものです。昨日のこともまたいつか笑って話せる日が来る、それまでに皆んなが新しいステージで活躍してくれることを心から祈っています。本当にこれまでありがとう!

そして、これまで「トラットリア・ダ・フェリーチェ」「ラ・ボッテガ・デルマーレ」を支えてきてくださった皆様、長い間お世話になりました。本当にありがとうございました。

残る「ラ・ボッテガイア」はしばらくの間休業し、形を変えて再オープンしたいと思っております。そして、軌道に乗りつつある「テリーヌショコラ」と、「チーズケーキ」はこれからも焼き続けていきます。引き続き、どうぞご支援のほど宜しくお願いします。
https://feliceinc.base.ec

PS.今日は目が腫れているので、サングラスをかけて出社します(-。-;

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