【PSO2】テクターについて:⑤ウォンドPA「ヘヴィハンマー」について

はじめに

 ここでは、ウォンドの唯一のPA(フォトンアーツ)であるヘヴィハンマーについて解説します。ヘヴィハンマーというPAが余りにも好きすぎて、文章を書いていたら予想以上に長くなってしまったので1つの記事になってしまいました(笑)

「ヘヴィハンマー」とはどんなPA?

 表記威力は5582%のPAで、ノンチャージとチャージで威力と挙動が大きく変わります。
○チャージ無し
 威力は表記威力の8%になります。発動と同時に突進してエネミーと接触するか一定の移動距離に達した時にウォンドを振り下ろします。この振り下ろしたモーションと共にスーパーアーマーを5秒間付与されます。空中で発動すると、突進が高さ方向にも追尾するようになるので、対空戦がウォンドでも可能です。

○チャージあり
 チャージは2段階あり、1段階の威力は表記威力の66%、2段階の威力は表記威力100%。チャージしてる間は移動速度が遅くなり、発動時の踏み込みも小さくなります。(吹き飛ばし効果もあるらしい)
 チャージ中はどんどんPPが減っていき、チャージ完了するとPPはこれ以上減らなくなります。(2段階チャージでPP50ぐらい消費するので、PPをよく見て使いましょう)

テクターにおけるヘヴィハンマーの位置づけ

 結論から言うと、他のクラスのPAとは異なりヘヴィハンマーは「テクターとしての動きを最大限に発揮できるようにするPA」です。
 ノンチャージは接敵・スーパーアーマー付与目的で使うことで、敵の大群に素早く近づきゾンディール殴りを怯まずにできたり、被弾のリスクがありつつも補助テクニックをしっかり使用できるようにしたりできます。
 チャージで使用する場合は、出待ちで大ダメージを叩き出せるようになるので、瞬間火力の乏しいテクターも1人の火力クラスとして立ち回ることが可能です。(ソロ花やソロマウスもテクターでSランクがしっかり取れる程)
以上の役割を1つのPAに集約しているので、このPA1つでテクターとしての動きを最大限に発揮できる上、テクター被りしたときに1人の火力役として立ち回ることも可能になります。

筆者の余談(長くなります)

 このヘヴィハンマーは、ユーザーからの「テクターのPAが欲しい」という要望から、本当にユーザーが必要としていた性能で実施した素晴らしいPAです。個人的には、PSO2の中で最も素晴らしいPAだと思っています。何故ならば、PSO2開発が以下のテクターの現状を完璧に理解した上で、必要な機能を1つのPAに集約して実装されたことがユーザー視点である私が汲み取れたからです。

① テクターは補助テクニックなどで武器パレットの枠に余裕がない
② スーパーアーマー(SA)が必須な場面が多いのに、メインクラスのスキルにSA付与するスキルが無い。そのため、サブハンター以外の選択肢が取りにくい
③ 補助テクニックを使う為にPPは常に確保しておかないといけない。そのため、メイン火力はPP消費をしない殴りである必要がある。
④ ただの火力PAを実装しただけでは、他のクラスとの差別化ができなくなる
⑤ ゲームが高速化していて、移動するためにテクニックやPAを使う必要がある現状がある。

 以上の事情を踏まえて、テクターの個性や本来の役割を殺さないようにしつつ、痒いところに完全に手が届く完璧なPAを実装したのだと認識しています。チャージで出待ちするにも、1段階目と2段階目のチャージそれぞれ使い所があるところもまた素晴らしいです(DPSは見ると1段階チャージの方が高い)。使えば使うほど、ヘヴィハンマーというPAの奥深さも理解できますし、テクターを使い込んで理解を深めようという気持ちになれました。EP6から私はテクターメインになりましたが、このヘヴィハンマーの奥深さが私をテクター沼へ引き込んだといっても過言ではありません。本当に素晴らしいPAなので、仕様をWikiなどで読み込んで頂き、練習を重ねて活用の幅を理解して頂けると私も嬉しいです。

参考動画

 他の記事でも紹介しましたが、改めてヘヴィハンマーを活用してソロ花UHのタイムを短縮した参考動画になります。移動・SA付与・チャージ溜めをコンパクトに1つにまとめた上で一切無駄の無い機能美の塊であるPA「ヘヴィハンマー」の実力を引き出せるよう練習を重ねました。今後も理解を掘り下げていきたい次第です。

おわりに

 このような趣味全開の記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。テクターは奥が深く、何時まで経っても極められた!という実感が得られないほど難しいクラスです。だからこそ、今後もPSO2のテクターを続けてより深く理解していきたいと思います。ありがとうございました。

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