クリスマスのひとりごと
読んでくれてありがとうございます。
古傷
「古傷」ってかっこいい。
少年漫画なんかだと、古傷が重要なメッセージを伝えてくれたり、能力覚醒の鍵になっていたりする。
僕はメンタリティが中学生なので、「古傷」みたいな単語に漠然としたカッコよさを感じる。
そんな僕もついに古傷をゲットした。
仲間を悪党から守るために身を挺したから……ではなく、
海賊団に入れてもらうために根性を示したから……でもない。
酔っぱらって早朝の京王新宿駅の改札で腹から大転倒したからだ。
あれから2、3箇月経つのだが、未だに左ひざが痛い。
そろそろ古傷と呼んでもいい頃だろう。たぶん。
膝を軽くぶつけただけでも、左ひざの古傷が疼くのだ……
そのたびに、大転倒したあの日のことを思い出す。
「カンボジア 学校 建てすぎ」
カンボジアといえば、国際交流に目覚めた大学生が学校を建てたがることと、タレントの猫ひろしこと、チュマール=ヒロシが帰化したことで有名だ。
TOEIC400点台の僕も、一端の大学生としてカンボジアに学校を建てようかと思い、「カンボジア 学校」と検索したら、「カンボジア 学校 建てすぎ」というサジェストが出てきた。
薄々そんな気はしてたけども、ほんとにカンボジアは学校の供給過剰に陥っているのか?
確かに早慶上智の連中は、全員アジアかアフリカに学校を建てているもんなと思い、詳しく調べてみることにした。
実際には、カンボジアの教育事情はまだまだ発展途上にあるそうで、学校がありすぎて困っているという事実はないらしい。
みなさんもカンボジアの社会発展のために、自分にもできることがないか考えてみると良いだろう。
僕はTOEICの点数を向上させることから始める。
他所様の教育事情を論じるには、あまりにおこがましい現状なので。
行きたい公立大学
僕の通っている大学は、ネット上の「みんなが選ぶ行きたい公立大学ランキング」トップ3の常連で、大変誇らしく思っている。
しかし、このランキングの趣旨は謎だ。
「行きたい国立大学ランキング」「行きたい私立大学ランキング」「行きたい国公立大学ランキング」なら分かる。
「行きたい公立大学ランキング」の需要などないのだ。
進路を「公立大学」に絞るひとなどいないので。
それにもかかわらず、誰かがアンケートを作り、誰かが投票し、誰かが記事を執筆している。
世界には未解明の謎がまだまだある。
難関寿司
回転寿司は、僕の貧しい人生の数少ない楽しみだ。
いつもは専ら、歩いて5分のはま寿司やくら寿司へ行くのだが、たまにはいつもと違う回転寿司に行ってみることにした。
しかし、これがとことん難しい寿司屋だった。
僕の入った店は、寿司がぐるぐる回るレーンが一つだけあるタイプの、いわばオールドスクールの回転寿司だった。
近年主流の注文商品だけが流れてくるレーンがないのだ。
要は、通常の寿司レーンに注文商品も一緒に流れてくることになっている。
商品が流れてくるタイミングで、タブレットから爆音で通知が来るので、塩梅良くレーンに手を伸ばして、商品を受け取るのだ。
僕みたいにボケーっと生きている人間にはこれがなかなか難しい。
飯を食っているときに「んめ、んめ」以外のことを考えられないのだ。
飯を食っている間も緊張感と隣り合わせだ。
タブレットから爆音が鳴るたびに、ビクッと身体が反応する。
レジに人が並んでいないかチラチラ見ながら品出しをした、在りし日のバイトが思い出されて、なんだか心がざわざわする。
寿司自体はとても美味しかったので、また行くと思う。早くシステムに慣れたい。
クリスマスのひとりごと
クリぼっちだ~とか口先では言ってるけど、実際にはクリスマスの実感すらない。
一人暮らしで、テレビも見ない生活をしていると、だんだんこういう季節のイベントから切り離されていく。
そりゃ、誰かとイルミ見に行くとか、子供にプレゼントとケーキ買って帰るとかしてたら、実感も湧くだろうけどなぁ。
ちなみに去年のクリスマスはバ先でサンタの扮装をさせられ、最低賃金で馬車馬のように働かされたので、クリぼっちの感傷を感じる余裕すらなかった。
今年のクリスマスは、気が向いたら試験勉強をしたい。後期の期末試験に30単位以上が懸かってるので。
気が向かなかったらネット麻雀するか、YouTubeを見るか、冷凍炒飯をアテにレモンサワーを飲んでバカほど寝ます。
いつもと変わらない……
やっぱり一人暮らしで、テレビも見ない生活をしていると、季節のイベントから切り離されていくようだ。
それ以上に大切なものも失っていないか心配です。
今回も読んでいただきありがとうございます。
これは上野動物園のエゾシカです。
財布を忘れて上野まで行ってしまったので、友達に4,000円借りました。
今年中に返します。こういうのは年を越す前に清算しなきゃね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?