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防弾少年団??

Dynamiteが世の中を駆け巡り多くの人を魅了したのは2020年。
私も例にもれずDynamiteで虜になった一人だが
少し特殊なルートを辿ってこちらに来たので
記録として残しておきたい。


■「はじめまして」はYouTuberから


それは2018年のこと。
当時、私がよく見ていた夫婦YouTuberのチャンネルで
旦那にテテメイクをする
という動画があがった。

動画は
ホルモン戦争のテテがかっこいいとしきりに話す妻と
陽気に歌いながら踊る夫の姿から始まる。
そして
カラコンを怖がる夫に強制的にカラコンを入れ
メイクでテテっぽくなった夫と写真を撮るという企画で
最終的に
テテっぽい!と満足気に動画は終わる。


ところで

テテって誰ですか?


■流行りには乗らない


元々、「自分の好き」で世界を固める私は
安易にオススメされた物や
世間的に良いとされるコンテンツには見向きもしないし
なんなら抵抗をする。


ハマると本気で向き合う
くそ真面目激重タイプなので
新しいことに触れるには
自分を犠牲にする覚悟がいる。
なので、


「へぇ、私にオススメするんだ?
あなた、、そのコンテンツに対して本気ですか?
一時的な感情ではないですか?
私はあなたにとって本気のものしか受け取りません。
ハマるということはリスクを伴いますので
生半可な気持ちなら勧めないでいただきたい。
あ、ちなみにですが

私の生活を脅かす覚悟って出来てます?」

こんな感じ。



保守的な私にとって
新しいコンテンツが
自分の世界に入り込むことは
とても億劫だったが
今はテテが誰かを探さねばならない。

探さないことには
何故この夫婦が嬉々として満足気なのかが
ちっともわからないからだ。




■防弾少年団のホルモン戦争へ



とりあえず
テテを探すために
ホルモン戦争のMVを見てみる。


うーわ。チャラい。

女は最高の贈り物?

こんな歌詞を書くグループに
世間は騒いでるの?


浅っっっ!!


酷評に酷評を重ねながらMVを観終わる。



■ボーダーの彼


なんだこれ、つまらねぇ。

そう憤慨しながらも
気付けばMVを何度も見ている。


実はこの時
私の心は
憤慨と衝撃で入り乱れていたのだ。




この赤と黒のボーダーの彼は誰なの・・!

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めちゃくちゃ可愛いじゃん・・。


優しい顔立ちなのに
どことなく「やんちゃ」さが混じっている。

テテが誰かはわからないが
あの夫婦の興奮っぷりから察するに
イケメン枠なのだろう。

てことは
この子がテテ・・?



いや、こっちがテテ

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ま、いっか。

本末転倒だが
この際、テテはどっちでもいい。


私は、
ボーダーの彼
撃ち抜かれたのだから。



■彼の名前を知りたい


いくら私を撃ち抜いたとて
ハマる気は
さらさらないので
深く調べるつもりは
毛頭ございません。

が、


私を撃ち抜いた彼に敬意を払い
彼の名前だけは把握しておきましょう。



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なんて安易な調べ方なんだと思いながらも
彼は赤と黒のボーダーの服を着ているのだから
仕方がない。



検索結果により
私を撃ち抜いた彼は
グク
と呼ばれていることが判明した。


グク。
一文字の名前は
韓国にも存在はするが
これは愛称だなと思い
今度は「グク」で検索。

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関連ワードに
グクミン」という単語が出てきた。


なるほど!
この子はグクミン



君の可愛さに心底癒されたよ。
ありがとう、グクミン。


歌詞が私的に不快なので
グクミンには申し訳ないが
今後も推すことはないだろう。

だが
ホルモン戦争のMVは定期的に観ると思う。
グクミンが可愛いからな。


■グクミンからミングク


馴染みのない名前なので
日を重ねると
いつしかグクミンミングクに変換された。
(以下、グクミン→ミングク)


名前すらちゃんと認識しないのは
私なりの自己防衛だ。

深くハマるとしんどくなってしまう真面目タイプは
容易に自分の世界に招き入れることが出来ない。
この程度で留めることはよくある話。



心の中での宣言通り、
ホルモン戦争のミングク
こよなく愛し、繰り返しMVを観たが
そこから他の作品を観ることはなく
ある日突然、ぴたっと熱は冷めた。


これが私とBTSの「はじめまして」だ。



■そして2020年、Dynamite


ここでも私は例にもれず乗り遅れ
またしてもきっかけはYouTuberだった。


<虹色侍さんによるDynamite>

この方の歌唱力、引き出しの多い表現力、
本気で音を楽しめる即興力などに
日々惚れ倒していたのだが
2020年11月3日、
こちらの動画があがったことをきっかけに
私の世界に初めてDynamiteが流れ込んできた。

メディアに全く触れない私は
流行りの曲どころか
CMすらも知らない生活を送っているので
原曲はもちろん知らない。


とはいえ
BTS防弾少年団だということは
なんとなく把握していたので

お。ミングクの曲だな?

と思った。



ホルモン戦争を酷評した過去がある私にとって
BTSという存在は全く興味がなかったが
虹色侍さんによるカバーに好奇心を掻き立てられ
DynamiteのMVを観ることにした。




■彼は誰だ、再び



ミングク元気かな。
私が観たのが2018年だから
2年ぶりになるな。

そんなことを思いながら
MVスタート。


あっ。
この子、新メンバーじゃない?
絶対そう!
2年でグループ内に変動があったのね。
ミングクはどうなったんだろう。

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新メンバー(推定)がめちゃくちゃ可愛い。
びっくりした。可愛い。


ミングクはいなかったから
きっと脱退したんだろうな。
ちょっぴり寂しいな。
彼も可愛かったのにな。
でもきっとどこかで活躍してるんだろうな。


そして
シンプルに本家もいい。
この曲、癖になるし好きかもな。


MVは新メンバーしか見てなかったけど。




■光を取り戻す




毎日疲れていた。
体ではなく、心が。


コロナのせいで
行きたい場所、
やりたいこと、
何もかも諦めなければならず
体よりも先に心が潰れた。


世界は灰色だ。
どうしようもなく暗い。


初めてDynamiteのMVを観て以来
新メンバーの顔を観るために
何度も何度もMVを再生した。

彼はいつもそこにいて
眩しく微笑んでくれる。

それは疲弊した心に
スっと入り込んできた。


MVを繰り返し観るうちに
次第に楽曲の持つパワーにも圧倒されるようになり
スマホの中にDynamiteを入れては
延々と聴いた。



■抗えない程の魅力たち


くそ真面目激重タイプにとって
名前を覚えること即ち自分の世界に招き入れること。


そうなると後に引けないことも
わかってはいたが
疲弊した心に光を取り戻してくれた彼のことを
いつまでも新メンバーとは呼べない。

そして名前を知らないメンバーだが
一人、私の心を射抜いた歌声の持ち主がいる。
当然、彼のことも知りたい。



ファンによるメンバー紹介の動画を観て
メンバーの名前を覚える日々が始まった。


ユンギって3人いない?
シュガってだれ?テテのこと?



長い戦いだった。
2週間だった。
こうして
ようやくメンバー全員の顔と名前が一致した。





そして私はミングクと再会する。






新メンバーだと思っていた彼こそが

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ミングクだったのだ。

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(ミングク、お前だったのか・・!)




二度も私を撃ち抜くなんて大したものだ。

名前は
「ジョングク」



そして
歌声で私を射抜いた彼の名前は
「ジミン」


エッジボイスの使い手
天界からの使者


私は彼をそう呼んだ。



これが私とBTSの「二度目の出会い」


そして今に至るきっかけなのだ。

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