死角にいたミンユンギ

まさかこんなことになるなんて。

前回はジョングクの美貌とジミンの歌声にしか
触れなかったが
まだ名前を知らない頃に抱いた
各メンバーの第一印象についても触れておきたい。

■第一印象

先に謝っておきます。
ものすごく極端です。

まず、ジョングク。

とっても可愛い。
私の中のキングオブアイドル。
あなたの顔を観るためだけに
私はこのMＶを今日も観ています。







次に、ナムジュン。

髪が水色で背が高い、人間。

ホビ。

チャラそう。
黄色いサングラスがよく似合う、人間。

テテ。

顔が整いすぎてるが故に全く隙がない、人間。　　　





ジミン。

あ…！天使ボイスの方ですよね・・？
私、、あなたの声に惚れたんです！
貴方の歌声を聴いていると満たされます。
握手してください！！大好きです！

ジン。

唇がチャームポイントでしょ！
きっとそう。ちがう？

ユンギ。

所謂、爽やか担当で
笑顔が売りなのかしら。

※推し以外に興味がなかったんです。
すみません。
今はシンプルに全員大好きです。

ちなみに現在はナムジュンの沼にもいるので
第一印象なんて当てになりませんね。

■リアクション動画を観る

DynamiteでBTSに興味を持ち始めた初期に
関連動画より
こちらの動画を見つけた。
（DynamiteのMVを観てリアクションをする動画）

これが初めて観る、
メンバーのトーク映像だった。




時系列をまとめると、

DynamiteのMVでジョングクの美貌と
ジミンの歌声にハマる
↓
ジョングクとジミンのみ名前を把握
↓
推し（グク＆ジミン）以外の第一印象（上記）
↓
リアクション動画を見つける

という流れなので
この間、他の動画や楽曲などは一切挟んでいない。

当然ながら
彼らへの第一印象を覆すものにも出会ってなかった
ということを明記しておく。

リアクション動画は
メンバーがDynamiteのMVを観ながら
気になるシーンで「ストップ」をかけ
そのシーンについて語るという流れだ。

ニコニコ可愛いジョングクと
しきりに自分のカットで
「ストップ！」と叫ぶジミンに
脳が溶かされていくのがわかる。

推しって存在するだけで尊いのね。

こんな風に喋って
こんな風に笑うのね。

可愛いな。

にこにこしながら動画を眺めていると


メンバーの「ストップ！」の掛け声で
このシーンが取り上げられた。

はいはい、笑顔が売りの爽やか担当ね。
大人しそうだと思ったけど
やっぱり口数は少ないね。
（以下、キラースマイル君）



キラースマイル君は
自分のカットでストップされるとは思わなかったのか
あからさまに動揺していた。

俯き、目をキョロキョロさせて
もじもじしている。



ちなみに
このカットについては
こう語られた。


ジミン「何も知らないって顔してるよね」

わかる。

「ピュアだよね」

わかる。

■推しか、推し以外か

私の推しは
ジョングクとジミンなので
キラースマイル君は
残念ながら
推し以外、ってことになるわけだが


彼の照れっぷりに
私は困惑していた。



どんな反応やねん。

思わぬ反応を目の当たりにした私は
残りの動画時間、
彼を観察することにした。

キラースマイルどころか
表情も乏しい。
たまに口を開いたかと思えば
ボソボソと話す。

なんやねん。

■バラエティー番組を観る

YouTubeを通して
バラエティー番組の存在を知った私が
最初に見たのは
アバター料理企画だった。

簡単に説明するならば

料理を得意とするメンバーが
料理が苦手なメンバー2人に
別室から指示を送り
その指示を受けたメンバーが
料理を完成させるという企画。

この頃に
ようやく
メンバーの名前を覚え始めた。



キラースマイル君はどうやら
シュガでありミンユンギというらしい。
（以下ユンギ)



ジョングクとジミンに落とされた私は
当然、正規ルートをまっすぐ歩んでいた。
（ここではグクとジミンを推すことを指す)



とくに
ジンに指示を受け
テテと共に料理をするジョングクのシーンは
私のハートを何度も突き刺さした。



男性が料理をする姿にとにかく弱いが
それが推しともなると
たまらない。

一方、
もう１人の推しであるジミンは
ナムジュンと共に
ユンギの指示を受け料理を作り始めた。

エプロンをつけるのに苦戦し（可愛い
火加減や分量がわからず（可愛い
あたふたしている（可愛い


そんな2人をよそに
冷静かつ的確に指示を出すユンギ。

ユンギって、
こないだのリアクション動画で
もじもじしてた方ですよね…？　
料理が得意なんですか？

ふぅん。意外。

■正体を暴け

ジョングクとジミンを愛でるために
動画を漁る楽しい日々が始まったが

いつも視界の外れでちらつくのがユンギだった。


無口で表情が乏しい。
それがどこか冷たくも映ったが
逆に
只ならぬ存在感を放っている。

が、


（ごめん。
使えるエネルギー量って決まってるんだよね。
推しだけにエネルギーを使いたいんだ）


（君は完全に推し以外。
推しだけに集中したいので
ちらつかれると困るのよ）





私は閃いた。天才なので。

情報収集をして
ある程度の人物像がわかれば
推しだけに集中できるかもしれない。

いつの時代も
無知は脅威なのである。




そして私は
身辺調査をする探偵さながら
ミンユンギという男を
掘り下げることにした。

■調査開始

ゆんぎと打ち込むと
変換される前に
ご丁寧に関連ワードが並べられた。

ユンギ　親見つけて泣く

ユンギ　泣く

泣くが二個も混じっている。
よっぽど印象深い何かがあったんだな。


これは
彼を知るうえで重大な手掛かりになるかもしれない。

問題の動画はコンサートでの１シーンのようだ。

客席を見渡していたユンギは
突然、膝から崩れ落ち
肩を震わせて泣きだしてしまった。

動画の概要欄には
こう書かれている。

親に音楽活動を反対されてて、
この時初めて両親が見に来てくれたらしい。
それを見つけたユンギが
崩れ落ちて泣いたって。

動画を観終わった私は
得も言われぬ気持ちになり
困惑した。


韓国は親をとても大切にする文化だが
こうもまっすぐな姿を見るのは初めてだった。



彼は、
なんて美しいんだろう。





虜になった瞬間だった。

■さらに深く

策士策に溺れ
まんまと虜にさせられたが
まだ引き返せるかもしれない。

もう少し調査をしてみる。

ユンギ　くまもん

今度はなんだ・・？

え？



どちらさま・・？

君、クールだったよね・・？

調べていくうちに
彼がアンダーグラウンドで
活躍していたラッパーだということ。

作曲も手掛けるということ。

そして
AgustDだということを知る。

AgustDは、BTSのメンバー、
SUGAのソロ名義である。

BTSの楽曲でもラップを担当しているので

「ただのソロっていうだけで
大きくは変わらないでしょ？」


と軽く考えていたら

脳天を撃ち抜かれてしまった。

歌詞が生々しいほど過激で
人々の痛みを集結させたような人だった。
例えるならば、孤高の戦士。


私がAgustDをリスペクトしている話は
とても長くなるので
またの機会に書くとして

様々な顔を持つ
ユンギという人物を追っかけるのが
段々楽しくなってきた。

■Twitterを開設


ド新規の私にとって
７年分の情報は
あまりにも膨大で
毎日毎日翻弄された。


一人で抱えきれない、
もっと知りたい、
共有したい。

そんな思いから
BTS専用のアカウントを作成した。

それからというもの
目まぐるしい毎日で
あらゆるところから
たくさんの情報が飛んでくる。

armyは優しい人が多く
惜しみ無く情報提供してくれるのだ。



これは
初めてのユンギ友達が送ってくれた画像

共有すること、語ることで
どんどん満たされていく日々だったが
私に衝撃を与えたのは
とある友人からのリプだ。

これがきっかけで
まだ浅い沼にいた私が
沼の奥深くまで沈んでしまった。

以下、やりとり。

教えてもらった動画の数々で
キャパオーバーを引き起こしていた私は
「明日見るね・・」と言いつつ

結局見た。

観終わった直後のリアルな私の感想がこちら

キラースマイルなシャイボーイだと思ったが
調査を続けることで
いろんな顔があることを知った。

気付いた時にはもう
ユンギだけを見ていて
ユンギを追うことに夢中になっていた。



これは
私が初めてスマホに保存したユンギ↓

そして大吹打のMVに出てくる大好きな暴君様↓

と、いうわけで

これが私がユンギ沼に落ちたきっかけですが
ここまで読んでくださったあなたに向けて
私から一言忠告をしておきますね。

沼は突然訪れます。
次はあなたの番かもしれない。