見出し画像

第一七話 鉄コーティングによる水稲栽培の実演実証成果

⌛この記事は 1.6 分でお読みいただけます。

Hey! What's up people~!? 鎌田です。いよいよ最終回を迎えた水稲栽培のアグリハックでございます。前回は鉄コーティングによる水稲栽培の適期収穫について解説させていただきました。


鉄コーティング直播栽培の成績

全国的に普及拡大した「鉄コーティング直播栽培」は、生産者のニーズや期待が大きく、各県、各地で開催された講演会、研修会、現地検討会などは大盛況で、地域の関心が高いことがわかります。

毎年のように気象変動(高温、集中豪雨、台風など)が激しい中、移植栽培並みの収量、品質が確保されました。主食米のほか飼料米でも取り組まれています。

全国の各県主食用主要品種を用いて鉄コーティング直播を実施しています。移植栽培と遜色のない収量が確保されています。

省力、コスト低減効果

移植までの労働時間とコストの比較(集団の事例)

(1) 10a当たりの労働時間

新潟県S社の場合、10a当たりの労働時間は、実証区(直播)が対象区(移植)よりも約41%(1.71時間)低減できました。

(2) 10a当たりの生産費

移植と直播の10a当たりの生産費では、直播のほうが10a当たり約25%(4,583円)低減できました。(労働費は時給単価1,400円で計算しました。)

移植までの労働時間とコストの比較(個人の事例)

ここから先は

535字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?