【コラム】フリーゲームの評価、いかがなもの会
「フリーゲームに点数をつけることの是非」が話題になっていたそうで。話題になっていた、ということをとあるブログの記事で知りました。発信元のツイートは確かに、私のタイムラインでも見かけていました。
私のスタンスとしては、点数評価にはどちらかというと反対です。ただ、「フリゲのレビューは褒めてさえいればいい」とも思っていません。
今回はそんなところについて、一人の制作者の所感として記していけたらと。
フリーゲームはボランティア活動
まず、フリゲに寄せられる批判に対して「どうなの?」と思うのは、まさにこれに尽きます。フリゲ制作者は、お金を貰わずにゲームを公開しているのです。むしろ、お金を払ってボイスを付けたり、開発ソフトウェアを購入している方もいます。莫大な時間と労力をかけて公開し、得られたものが批判のみならば、傷つかない人のほうが少ないでしょう。
数多の称賛の中の一つの批判なら、まだ気は紛れるかもしれません。しかし、多くのゲームがネットに流れている昨今、感想やレビューがもらえたらラッキーなほうです。2、3個のレビューの中の一つの批判は、たった一つの意見だとしても、大きな声になってしまうのです。
点数評価のメリット・デメリット
勿論、高い点数が付けばモチベーションになる所は、制作者として一番のメリットです。ストイックな制作者さんなら、今後の指標にしている方もいるかもしれません。
何より、プレイヤー側のプレイするかしないかの決め手としてわかりやすいのもあります。
デメリットとしては、低い点数がついた場合、先述したように「大きな声」になる可能性が高いことです。
それと、これはゲーム投稿サイトの星や点数評価に言えることですが、荒らし行為が匿名で容易にできてしまうこと。クリックだけで出来てしまいますから。簡単な荒らしでプレイが阻害されると来れば、制作者側としてはたまったものではありません。数年前にPixivでは点数から「いいね」ボタンに変わったり、Youtubeでは低評価が非表示になったりしていますが、フリゲ界隈においても、点数は「いいね」くらいが丁度良いのではないかなと、私は思っています。
また、外部個人サイトでの点数評価(特に低評価)についても、「Not for you. But, It's for me !(あなたには合わなくても、自分には最高だった!)」な出会いを妨げないためにも、不要だと考えています。文章での評価ならば、具体的にどこがどうだったのかをふまえた上で、読者が自分に合うかどうかを思慮できます。しかし点数で示されてしまうと、点数が高いから遊ぶ、低いから遊ばない、という安易な判断になりやすいと思うのです。折角、レビュー文で「面白そう!」と感じたとしても。点数よりも文章のほうが、ゲームとプレイヤーを適切にマッチングできる、というのが私の主観です。
「褒めまくり」はプレイに繋がるか
ここまで批判と低評価についてを中心に触れてきましたが、褒め合うだけがプレイ回数の伸びに繋がるのかというと、それもまた疑問ではあります。
勿論、「良いコメントしかいりません!」というのも全然ありだと思います。「超メジャー作作るぜ!」という人もいれば、「わかる人だけにわかってもらえればいい」という人もいる。みんな違ってみんないいのです。
何より、褒め言葉は作者がめちゃくちゃ嬉しいですしね!!!
ただ、レビューやコメントの褒め言葉をプレイのきっかけにしているかというと……うーん、皆さんどうでしょう?(突然のぶん投げ)
褒めている口コミを見てプレイしてみようと思うことはありますし、推し作プッシュの効果としてどうかは、一概にはいえません。けれども、遊んでみて「ここ知っておきたかった!」となることもあるので、自分がレビューをする際は、そう思ったポイントはなるべく書いておくようにしています。
私個人のレビューの仕方については、次に書いていきますね。
みめこさん的レビューのポイント
ここに書いていくのはあくまで、2021年11月時点の私の場合なので、皆がそうすべきとは全く思いません。
多くの作者は「プレイしました!面白かったです!」だけでも嬉しいはずなので、推しゲーへのレビューは積極的にしてみましょう。サイトなどに公にするのは恥ずかしい方は、DMやリツイート後の空リプでも力になります。
では、本題。
ゲーム投稿サイトに載せるレビューは特に、遊ぶ人とゲームが良い出会いになるように、を心掛けています。そのため、情報、良い所、感想が主なポイントになりますね。
手軽に遊べるのか、じっくり腰据えるタイプかといった、オススメのプレイ環境はなるべく書くようにしてます。同じ「プレイ時間15分」の区分でも、セーブポイントや探索、周回要素によってだいぶ変わりますからね。作者の体感とプレイヤーの所感でも違ったりもしますし。
それと、内容全体に関しても、ネタバレにならない程度に、説明文にはないことをざっくりと。暗い描写の加減についてはどのレベルかよく書くようにしています。プレイヤーが知らずにショックを受けてしまうことや、作品が暗さで懸念されることがないように、という意図です。
あと、良かった所、見所、注目ポイント!見所はとにかく、ここを見てくれ~!ここまで遊んでくれ~!という気持ちで書いてます。
最後に、ネタバレになってしまうけれど作者さん向けに伝えておきたい良かった所などは、伏せたり「以下スクロール」にしたり。
「こんな人に合いそう!」は書いても、「合わなそう」は書かないようにしています。本当に合わないかどうかは、やってみないと分からないですから。
最後に
初めてコラム書こうとしたら執筆5時間越えの超大作になってました……(しかし2500字程度である)
ちゃんと文章になっているか、変なこと書いてないか不安ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。何度でも書きますが、あくまで個人の主観なので、合わなければそっとスルーでお願いします。
ついでに拙作も遊んでいってください~。
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