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令和5年度第2回ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会を開催しました。

 2月9日(金)、令和5年度「第2回ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会」を郡山市で開催いたしました。

 今年度2回目の研究会では、当研究会会長の中村 崇 東北大学名誉教授から「サーキュラーエコノミーの具体的なビジネスモデルの展開」、環境省から「資源循環の移行に向けた施策の最新の動向と太陽光発電設備のリユース・リサイクルの推進について」と題してそれぞれご講演いただき、さらに、スペイン・バスク州の取組事例の紹介を行い、サーキュラーエコノミーの実現と事業化に向けて大変有意義な機会となりました。

 続いて、当研究会の2つのワーキンググループより今年度の活動内容の報告があり、最後に、事務局から令和5年度の活動報告を行いました。

 また、研究会終了後には会員同士や講師との活発な交流を図るための企業交流会を行い、参加会員の皆様のネットワーク作りにお役立ていただきました。

 ご参加くださいました会員の皆様、誠にありがとうございました。

◆◆開催報告◆◆

日時:令和6年2月9日(金) 14:00~16:30
会場:郡山商工会議所
参加人数:38名

1.開会あいさつ
  ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会
  会長 中村 崇
  
  福島県商工労働部次世代産業課
  副課長兼主任主査 濱尾 和秀      


2.基調講演
  「サーキュラーエコノミーの具体的なビジネスモデルの展開」
   講演者:東北大学 名誉教授  中村 崇
   (ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会 会長) 

サーキュラーエコノミーのビジネス展開には企業の連携が必要と話し、
具体的なビジネスモデルや国際動向について説明いたしました。


3.特別講演
  「循環経済の移行に向けた施策の最新動向と太陽光発電設備のリユー
  ス・リサイクルの推進について」
   講演者:環境省 環境再生・資源循環局 総務課 リサイクル推進室
       室長補佐 湯山 桃子 氏

資源循環経済への移行に向けた施策の最新動向について、海外での取組や展開を紹介しながら説明、さらに、廃太陽光パネルのリユース・リサイクルの推進に係る取組等、「再生可能エネルギー発電設備の廃棄・リサイクルのあり方に関する検討会」中間取りまとめの解説をいただきました。


4.海外のリサイクル先進事例の紹介
  「スペインバスク州のグリーントランジションについて」
   資料提供:バスク州政府貿易投資事務所 競合分析ユニット
        イヴァン フェルナンデス 氏    
   解説・紹介:公益財団法人福島県産業振興センター        
         エネルギー・エージェンシーふくしま  
         代表 服部 靖弘 

福島県とスペイン・バスク州は「再エネ」「水素」分野に加え、「サーキュラーエコノミー」
分野でも連携していることから、バスク州における循環経済への取組事例を紹介しました。


5.ワーキンググループからの活動報告
 (1)「ふくしまPVパネルリサイクルワーキンググループ」
  発表者:株式会社高良 常務取締役 高橋 秀行 氏

ふくしまPVパネルリサイクルワーキンググループの活動目標と
分野別検討実施計画・概要についての報告・発表を行いました。


 (2)「バイオマス系廃棄物の資源化ワーキンググループ」
        (メタン発酵系グループ)
  発表者:共栄株式会社 専務執行役員 鈴木 久伸 氏

メタン発酵バイオマス発電から発生するバイオ液肥の農業活用や
事業に向けての連携について、報告・発表を行いました。


6.令和5年度研究会活動報告について
  ふくしまエネルギー・環境・リサイクル関連産業研究会 事務局


7.企業交流会

会員同士や講師との活発な交流が行われました。

    

 今後も本研究会の開催を通じて、会員の皆様にお役立ていただける情報や交流機会の提供を行ってまいりますので、ぜひご参加ください。

 また、今後の研究会で取り上げて欲しいテーマや要望等があれば、事務局までお知らせください。