ヤマザキマリ、とり・みき「リ・アルティジャーニ　ルネッサンス画家職人伝　24　ヴェネツィア派の隆盛」『芸術新潮』2020年5月号

『芸術新潮』2020年5月号　新潮社　2020年4月25日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B0874PCGFQ
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20200425/

http://torimikisblogarchives.blogspot.com/2020/04/24.html
「ヤマザキマリ＋とり・みき『リ・アルティジャーニ』は第24回。
ロイター電で人のいなくなったヴェネツィアの運河をクラゲが泳ぐ動画が配信されておりましたが、こちらは16世紀初頭のヴェネツィア。
ベッリーニの工房にレオナルドが訪れます。

工房ではティツィアーノ・ヴェチェッリオとジョルジオーネが修行中。
気持ちは手塚治虫先生を見る若きトキワ荘の新人......といったところでしょうか。

ちなみにこちらは連載第２回に登場したヴェロッキオ工房（フィレンツェ）の若きレオナルド。だいぶ歳とった。」

ヤマザキマリ（1967.4.20- ）
とり・みき（1958.2.23- ）
「リ・アルティジャーニ　ルネッサンス画家職人伝
24　ヴェネツィア派の隆盛
ヴェネツィアを訪問したレオナルドが目にしたものは？」p.10-13
2022年6月13日読了

Antonello da Messina (1430-1479)
Giovanni Bellini (1430?-1516)
Andrea Mantegna (1431-1506.9.13)
Luca Pacioli(1445-1517)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルカ・パチョーリ
Leonardo da Vinci (1452.4.15-1519.5.2)
Giorgione (1477?-1510)
Tiziano Vecellio (1488?-1576.8.27)

「お待ちしておりましたよ　パチョーリさん
住民ですら道に迷うヴェネツィアだ　遅刻は許してくれ！

初めまして　マエストロ・レオナルド　光栄です
私こそ光栄です　マエストロ・ベッリーニ　お会いできるのを楽しみにしておりました」p.10

「16世紀初頭」、何年という設定なんだろう？

https://ja.wikipedia.org/wiki/レオナルド・ダ・ヴィンチ
「1499年に第二次イタリア戦争が勃発し、ミラノ公国はフランスに敗れ、レオナルドは弟子のサライや友人の数学者ルカ・パチョーリとともにヴェネツィアへと避難した。レオナルドはヴェネツィアで、フランス軍の海上攻撃からヴェネツィアを守る役割の軍事技術者として雇われている。」

「弟子のティツィアーノ　そしてジョルジョです
ジョルジョは実は大変なあなたの支持者でして
これはジョルジョが最近描いた作品※　です

北方の絵画には無い人肌に温度の感じられる写実
これこそ　ヴェネツィアの油彩…

※ジョルジョーネ「聖家族」1500年頃　油彩、板　37.3×45.6cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵」p.12
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョルジョーネ
http://art.pro.tok2.com/G/Giorgione/Giorgione.htm
ヴァーチャル絵画館　画家インディックス
http://art.pro.tok2.com/history.htm

「30年前、創作の中心地はフィレンツェだったが
今やヴェネツィアに移ったようだな…

…それでも　ヴェネツィアも重い腰を上げるのには時間を要しました…

…　何故　マエストロ・ダ・メッシーナの「受胎告知」がここに…？」p.13

読者は、前回でもベッリーニ工房で、この絵を見ていますから、レオナルドの疑問に肩入れしてしまいます。
何故ここに？

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