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【UCHIYAMA GOLEIRO ACADEMY】第1回レポート「ゴレイロに必要な7つの技術」

現在フットサル日本代表の全カテゴリーでGKコーチを務める内山慶太郎氏。多忙な日々を送る中でも、今年9月にスペイン1部・エルポソムルシアへ3週間の短期留学を敢行するなど、代表コーチにまで上り詰めた今も研鑽を欠かさない。そんな「ゴレイロ道」を探究し続ける内山氏の熱い講義を受講しようと、現地とオンライン合わせて50名近くの受講者が集まった。

第1回目の講義内容を一言で言えば「ゴレイロ概要」だ。ゴレイロに求められる資質、必要とされる7つの技術、プレーモデル、チーム内での役割など、基礎となる知識や考え方などが解説された。第2回目以降に具体的なトレーニング方法などについてのセクションに入っていくが、その前の段階で必ず抑えておかなければならない原理原則についての講義と思っていただいて良いだろう。

概要というと「広く浅い」イメージを持つ方も多いかもしれない。だが、今回の内山氏の講義は実に「広く深い」内容だった。どの項目においても常に試合中のシチュエーションを想定し、映像などを交えながら詳細な解説が行われた。

ゴレイロの技術は、何となく形を真似しただけでは習得が難しいものが多い。「なぜこのタイミングまで待ってから前に出るのか」「なぜこの場面ではクロスステップではなくサイドステップを使うべきなのか」など、論理的な思考の基に常に細部にまで気を配らなければプレーは一向に洗練されていかない。

内山氏は時折映像を止めながら、「このブロックはしっかりと腕が正しい位置で止まっているからコースを消すことができた」「このシーンでは緊急性が高かった(少し遅れてシュートコースに入ることになった)ので相手シューターの蹴り足とは逆の足を立てている」といった具合に、「なぜこのプレーは成功(あるいは失敗)したのか」、「どういった考えの基にプレー選択がなされているのか」などを細かく説明。熱さと共にとてつもない情報量を含んだ充実の講義となった。

また、最後の質疑応答では参加者の方々からプレーに関する様々な質問が飛んだ。ゴレイロというポジションに関してある程度以上突き詰めていないと出てこないような質の高い質問が多く、講義のクオリティをさらに高めてくださったこともお伝えしておきたい。

初回から非常に内容の濃い講義が行われた「UCHIYAMA GOLEIRO ACADEMY 」。ゴレイロに関する情報がまだまだ限られている中で、間違いなく“日本国内最高のゴレイロ塾”と断言して良いだろう。

フットサル、サッカーのGKコーチ、現役のGKのみならず、GK経験の無い指導者の方にもぜひ聞いていただきたい内容だ。内山氏の講義を通じて、より洗練されたゴレイロ観を手にしてみてはいかがだろうか?

文:福田悠

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