週に3〜4回自宅の近所をジョギングしている。大会出場目的のトレーニングなどではなく体力維持のためのスロージョギングである。始めてかれこれ15年くらい、当初1kmくらいから始めて少しずつ距離を伸ばし、現在は6.7km程度のコースをスタンダードにしている。住宅地の中を自動車や人の通行が少ない時間帯にユルユルと走っている。
二日前ジョギング終盤に派手に転んでしまった。これほどまともに転倒したのは10年ぶりくらいだろうか。いつものコースの終盤、拙宅裏山の裾道で下り坂から上り坂に変わる底の部分で顔面から路面に突っ込んでしまったのである。道路を横断する溝に格子状の蓋がかぶせてある部分で、特に段差はなく何かに蹴躓いた訳ではないが、路面の傾斜の変化にうまくついていけず、つんのめってしまったようだ。
自宅の戻り洗面所で負傷箇所を確認しながら流水で洗浄した。擦過傷は顔面中央鼻の上部、右耳朶、両掌、右手の甲、両膝頭、特に右膝頭と右手の甲の傷が深かった。鼻の上部の傷は擦過傷というよりサングラスのフレームと鼻当てが強く食い込んだためであった。サングラスのフレームがかなり変形したが、これがクッションになってくれたようで、これがなかったら鼻の軟骨を骨折していたかもしれない。また右後背部の肋骨の後ろ側と右頸部に鈍痛があったが、内出血や腫脹は無く骨折は免れたようだ。
翌日になって体のあちこちが痛み始めた。子どもの頃に駆けっこで転んだのとはわけが違う衝撃による全身打撲だったようだ。擦過傷の出血はほとんどなく、右膝頭と右手の甲のガーゼに僅かに滲む程度であった。
サングラスのフレームの歪みはアイエル足立眼鏡店に持ち込み修正してもらった。その際店主がレンズの小さな欠損を見つけてくれたが、装用に支障をきたすほどの傷ではないのでしばらくこのまま使用することにした。
加齢に伴って脚の上がり方が不充分になり転倒のリスクは今後ますます高くなってくる。ジョギングだけではなく自転車や歩行時、屋内であっても十分な注意が必要だということを改めて思い知らされた。
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