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無駄話多めの絵日記メイキング〜これでわたしは150枚の絵を描いた〜【泥被る造花】

あけましておめでとうございます!
二年振りのカナです。花葉とも言います。今回はカナ成分強めにふざけたタイトルでお送りします。カナ成分ってなんだ?

新年とはとくに関係ありませんが、日記の製作過程について書かせていただきたいと思います。アドカレ乗り遅れたとかじゃないですし。
なお、この記事には「≪27:00≫花男Ⅱ」までのネタバレ画像と無駄話が多分に含まれます。よろしくね!


はじめに

この記事では、『泥被る造花』全体の構成などではなく、一回分の日記をつくる上でどのようなことをしているかについてお話させていただいてます。

あくまでわたし個人のやり方と考えなので、これが正しいとか他は良くないなどといった意図はありません。この記事は、独学と感覚と無駄話で構成されております。※サビ

◆『泥被る造花』とは?

今回は割愛~~~~~~~!!!!!
カナさんの創作です。詳しくはコチラの作品掲載ページをご覧ください!

◆そもそも日記とは?

わたしが聞きたい~~~~~~~!!!!!!
というのも、こうしたコモン的定期ゲームが初めてだったこともあり、日記(日誌)という存在がわからないままスタートしました。処女作です!!
ひとまず、この記事に於いては「ウェブページを利用したラノベの書き方」として読んでいただければと思います。何それ?

きっと、定期ゲームに於ける日記とは……みたいなお話はだれかがしてくれているはず。とはいえ、その辺も含めた話や製作過程などいつか機会があればお話ししたいと思います。たぶん。

第2回『転生者』より
こんな感じのものをつくっています。


1.準備するもの

・お絵描きするもの(挿絵)
・文章を書くもの(本文)
・作業BGM
・最低限健康を維持するための飲料
・最低限健康を維持するための食糧
・プロットや全体構成、設定メモなど(あれば)
・モチベーション

ふざけているようなものが散見されますが、まあまあ真面目です。
眠気が覚めないときは水分補給が疎かになっていることが原因であることもあります。食糧が手元にないとお腹が空いてその辺よくウロウロしてしまいます。手元にあるといいです。

作業BGMはその時々に寄りますが、ダンスとか覚えているような曲を使うとたまに踊り始めるので運動不足解消にいいかもしれません。
ただ、欠点としては体のどこかしらが不調なときにも思わず踊り初めてしまうので、イタタタタってなります。ワクチンした後腕振り回してよく痛めます。

音楽だけではなく、通話をするのもいいかもしれませんね。
わたしは文章を考えながら話すことができないので、お絵描き作業のときであればたまに通話相手を探すこともあります。

創作の話がしたいときは、配信することもある。
でも、挿絵作業はある意味ネタバレなのでできなかったりもする。
むずかしい。

◆プロットや設定メモ

実際のプロット(使用後)

わたしはガチガチに決めてやるタイプではないので、かなりふわっとしたメモではありますが、書きたい話や設定があれば、忘れないようにメモしています。
書きたい設定やシーンから派生して、それからエピソードやキャラクターをつくっています。この話は、全体的な創作過程のような話なので割愛。

ただ、メモしているものがその辺りに散らかしているので見つからないことも結構あります。もしくは、それぞれ違う場所でメモしていたがため、設定に矛盾が生じていることに後ほど気付いて頭抱えるとか……。愚か。

画像のプロットは、既に更新が終わった段階のものなので、一部は後ほど何を書いているか自分で確認するために書き足しているものもあります。

◆モチベーション

最後に、モチベーションや原動力もとっても大事。
「あのシーンを書きたい!」「このキャラの話がしたい!」「完結させたい!」といった気持ちがないと、2年間(+残業数年)わたしは走り切れません。というかまだ走り切れてないんですけどね。
我ながら、一体いつモチベがなくなるかとヒヤヒヤしています。

それと、自分のことを良く知っておくのも大事。
今回はこの辺りの話はメインにしませんが、わたしの作品はものによっては一回の日記に挿絵20枚なんてふざけたことすることもあるので、自分という人間が20枚を描き切るためにはどんな気持ち・考え方で作業するかというのも前もって考えておくと良いです。あくまでわたしの話ですが……。

ということでわたしの場合は、「一枚ずつ焦らずコツコツと」「雑でもOK!」「あるだけまし」「これは素人作品」と思って挿絵を描いています。
何なら、下書きみたいな絵でも出していいと思うんですよね。ないよりマシ。

それと、普段の一枚イラストなどもそんな感じなのですが、一枚の絵を一日で(寝る前までに)全部描こうとせずに、いっそ寝ちゃって、日をまたいで新たに描くことを意識してます。一日で「完成」まで至ることを考えると、なんか先が長すぎて気が滅入るんですよね。
メンタルが先に折れ、下書きのまま放ったらかすことばかりの人生。

なので、まず自分に「今日は下書きだけでいい」「線を引くだけ(ペン入れ)」「塗るだけ」「背景だけ」のように、『~するだけ』というタスク整理の仕方をしています。要は自分に楽な仕事と思わせることです。
こうすると、線画だけを終わらせた後で「折角なら下塗りだけしちゃおうかな~」と次の作業への敷居も低くなったりします。「するだけ」という気持ちは大事。おれはチョロイ。

最後に。メインにすると危険ではありますが、「いつも読んでくださるあの人の反応が見たい」といった気持ちもないとは言い切れない。
いつもご感想や応援ありがとうございます。わーい!

メインにすると危険というのは、他人に自分のモチベを預けると何かあったときバグが生じかねないからです。できるだけ自分の中でモチベや原動力は維持したい。はかいこうせんとかあいつ命中率90%でも当たらないもんな。
そういうことです。はかいこうせんを軸にして戦略を立ててはいけない。
何の話?


2.全体の流れを書く

第27回『花男Ⅱ』より

使用ツールはEvernoteさん。
パソコン環境がないときでも、ケータイで入力してデータを連携してくださるので助かる。あと画像も貼れる。最近はアイコンとか挿絵下書きを貼って、画面のレイアウトを考えたりも(後述)。

とりあえず、最低でも挿絵の下書きが描けるくらいには完成度を上げておきます。細かいところは後ほど修正できる。

既に更新の終わったものなので若干の違いはありますが、挿絵を貼る部分には未来の自分へ向けた発注書(どのような構図で、誰を描くかなど)をメモしています。たまに何も書いてません。未来の自分がもれなくキレます。
画像のものなんて「少年」しか指定がない。ふざけてんのか。

しかし、聞いていただきたい。
これでもテキスト担当のカナさんだって苦労しているのです。

◆ボツ案の山

案が増え続けることもある

プロット担当のカナさんから渡されたフッワフワの情報を頼りに文章にするため、まあほぼほぼ構成担当はこの時のカナさんです。
アイツもクソクライアント。

ひたすら元になる文章を書き、挿絵の欲しい部分をメモし、全体的にできあがったものを見ては「なんかだらだらしてるな……」などと思って新しく作り直し……結果的にできあがったいくつかの案データから切り貼りしたり、結局全部違うものにしたりして採用データが決まります。

第27回『花男Ⅱ』ボツ案

画像のものは、小説のように書いていたため長ったらしくなってしまったパターンです。す~ぐ小説にする。小説も好きですが、今までの日記と同じテンポでやっていきたいため、今回はボツ。


3.挿絵の下書きをつくる

第26回『花男Ⅰ』より
下書きをテキストに当て嵌めたもの

使用ツールはSAIさん。
テキスト担当のカナさんから上記のテキストが回ってくるとはいえ、まあ結局は同じ人間のため、欲している挿絵がどのようなものなのかはなんとなくわかります。それっぽい下書きをつくります。

とはいえテキスト担当のカナさんはクソクライアントなので、ある程度は構図指定しつつも「ここの挿絵続けて構図が同じでは? でも挿絵は欲しいタイミングだし……。いいや! 未来のわたしがなんとかするだろ!」でバトンパスしてくることも多い。キレる。

騒乱荊街さんは挿絵画像が800*800以下という指定があったので、その上で、あまり邪魔にならない程度、かつ、見栄えの良さそう(個人の感覚)な600*200~400を基準に挿絵を描きます。

ここは見せ場! というところでは、800pxまで使ってタテにブチ抜いたカットインなどを使う場面もあります。

第19回『【私】』より
中央にぶち抜きタテ長挿絵+600*400挿絵

◆合言葉

なお、合言葉は『これは素人の創作』『雑でもいいから描く』です。
創作する方はよく陥ることだと思いますが、気に入らず何度も書きなおすことで結局完結できずに終わるとか、そうしたことを見越した上での公約です。
わたしの日記は、この合言葉を念頭に始めました。よろしくお願いします。
モチベーションの項目でも話したようなものですね。

あんまり肩ひじ張らず、理想が高くなってしんどくなってきたら一回初心に返ることが大事。そのため、結構何度も書きなおした案データを一から作り直したりがザラになるわけです。一回リセットした方がいいときもある。
たぶん、先ほど掲載した案の山とかも全部使わん(第37回の構成は全部変えちゃうつもりなので)。

だので、過去何度かデータが飛んだり壊れたり、誤って消去したこともあるわたしですが、「消えたものより、もっと良いもの描けばいっか~」であんまり気にしてなかったりします。ちょっと勿体ない気はしますが……。

◆ボツシーン

第21回『毒林檎』 NGシーン

こちらは、ボツになった下書きとテキストです。
ちょっと火力が強すぎたな~と思って、この辺りは書きなおしました。

しあわせ屋は、もっとこう……甘い言葉と希望で誘惑してずぶずぶに沈めてくるような感じだと思ったので……。火力ステイステイ。
いやなものなんて見なくていいんですよ(抱き締める)。

第21回『毒林檎』より 採用データ

長丁場の創作にはよくあるのですが、初期想定していたキャラクター像から動かしていくうちにどんどん人物像が丸っこくなることがあるんですよね。

個人創作の場合なら切り捨てることも厭いませんが、此度の『泥被る造花』の物語は交流してくださった方々もありきとして作らせていただいているので、「交流が足りなかったから」などのような理由で悲惨なエンディングにはしたくないなと思っています。
だので、此度はみなさん(よそのお子さん)たちからいただいたロールの気持ちや費やしていただいた時間を汲んだ上で物語を終わらせたい。

時折、わたしは「いただいたロール関係なく、決めたエンディングを実行するタイプでは?」と言われることもあるのですが、個人的には『第三者参加型ライトノベル(造語)』のつもりで進めています。
ただ作品を読んでいただくだけではなく、ストーリーやキャラクターと実際に関わっていただいた上で読むストーリーの方がおもしろいとわたしは思うので、みなさんにもそのような気持ちで読んでほしいなと思っています。

もちろん、関わったことのない方やそもそも荊街に参加していなかった方にも楽しんでいただけるといいな~という欲張りもしているので、最低限身内の話(当時のロールを知らないと意味が解らない、他のキャラを認識しないといけないなど)にはならないようにはしているつもりです。
あくまで目標ですが……。

そもそも、我ながらミハルの異能は本当にどうすればいいねんって思います。他力本願も甚だしい。


4.挿絵のペン入れ

第23回『悲しみを失くした日』より
花守兄妹

使用ツールはCLIP STUDIO(以下、クリスタ)さん。
更新開始時、『泥被る造花』の日記の挿絵は「コミック調にしよう!」と思っていたらしいので(理由は覚えていない)、それっぽいものを描くためにクリスタさんへ下書き画像を持っていきます。

当時、クリスタさんと全然仲良くできていなかったのですが、かれこれ150枚以上も挿絵を描いているとまあまあ慣れてきました。
とはいえ、未だ「コレだ!」と思うペン設定を見つけられずにいるので、結構SAIさんでも作業をしています。挿絵は下書き以外全部クリスタさんですが。


5.挿絵のトーン/ベタ作業

初めて花守兄妹をまともに同じ画面で描いたらしい挿絵

あとはパパッとトーンを流し込んでいくだけです。
クリスタさんバンザイ!

と文字列だけだと簡単に思えるんですが(実際簡単)、目とか髪に関しては無駄に……こう……描きこんだりホワイト入れてみたり削ってみたり毎度色々と試しているので、無駄に時間がかかっていたりします。
よりよくなりたい。

わたしはマンガ描けない人間なので、正直トーンのこととかよくわかってません。モアレも気にせず統合しちゃって使っています。その方がお手軽だから……。でもいい加減、キャラごとに髪は何%のトーンとか、ここはベタとかいう資料ちゃんとつくるべきだと思う。いつも勘。トーンに限らずカラーイラストも勘なんですが。

思った以上に話すことがないなこの項目(今回は絵のメイキングというわけでもないからね)。

◆タイムラプス

全作業行程を録画したものもあるので、よければどうぞ。


6.レイアウト調整

第25回『生贄』より
HTMLとかCSSとかわかんないためお目汚しすみません……

使用ツールは現場(サクラエディタさん)かEvernoteさん。
画像は、現在ログを更新しているサイト用のデータです。

全ての下書きを完成させられたら、いざレイアウト!
テキスト執筆時にある程度イメージできていることもありますが、昨今(後半)になるにつれてそれがうまくできず、実は苦戦している行程でもあります。

第30回『花守瞠の生存戦略Ⅰ』より

◆位置調整

個人的にレイアウトをする上で意識していることは、以下の通りです。

左寄せの文:コモン。標準。ストレスなく、自然と最初に目線が向かう位置。物語のベースとなる文章は、主に左寄せで行う。
中央寄せの文:強調。目立たせたい部分。ここに揃えておけばとりあえずかっこよくなる。主に、プロローグや見せ場挿絵を配置する。
右寄せの文:控えめ。違和感。モノローグや登場人物の呟き・心理描写、回想、追記的な文章は主にここへ配置する。また、左寄せの対比・対面(挿絵)描写にも使用。

あくまでわたしが個人的に感じ、意識していることですので個人差はもちろんあると思います。とりあえず、上記の内容をわたしは感覚的にやっています。

右寄せの「違和感」というのは、左寄せや中央寄せよりもちょっと読みづらさがあるという意味です。しかし、これは決して悪い意味だけではなく、違和感=読み手に意識させて読んでもらうことができるのではないかと思っての意味です。

レイアウトの話とは違いますが、他にこうした違和感はモノローグ中で使う感嘆符(「!」や「!?」)にも同じ効果を感じ、わたしは使うことがあります。

もちろん、こうしたレイアウトをする上で注意していることもあります。
こちらも、あくまでわたし個人の感覚の話。

いくら中央の文章がオシャレでかっこよくなるとはいえ、ずっと中央に置いてばかりだとメリハリを感じにくくなってしまう。
右揃えを続けると今度は読むことにストレスを感じる。シンプルな右揃えである以上、文の始まりがガタガタですし、見栄えもあまりよくない。左ががら空きだぜ!

だので、もしレイアウトの位置を変えずに描写するのなら、個人的には左寄せが一番好き。左寄せの文章に、時折挿絵を挟みこむと……オシャレ(な気がする)!! かっこいい(気がする)! シンプルイズベスト。
これぞ絵日記って感じで、さらに小説要素強めだと一番映えるのも左寄せじゃないかな~と思います。

COr未確認生命物体-Day14 より
左寄せのみ+挿絵の日記

などとガタガタ抜かしましたけどお〜〜。
右寄せのみの日記は試したことがないのでわかりませんが、中央寄せのみに関しては、文章が少ない場合は結構相性がいい気もします。絵本っぽい。『泥被る造花』はちょっと文章が多いので、中央寄せだけだとつまらないかな~って思ってしまいますが。
だので、先ほどまでの説明は忘れていいです。
いちにの、ポカン! あなたは無駄な時間を過ごしました!

ということで何度も繰り返しますが、これはわたし個人の感覚の話です。
よろしくお願いします。マジで!

COrミュー-Day14 より
中央寄せもどき+挿絵の日記

◆フォントサイズ

そしてもうひとつ、大事になるのはフォント(文字)サイズですね。
フォントサイズについては閲覧している媒体によっても違うため、正直一概に言えません。だので、引き続き個人の感覚話をしていきます。

標準サイズ:基本形になる文字の大きさ。比較的一番だれでも読みやすいサイズを想定して設定する。物語での描写全般に使う。
小さめサイズ:標準より、一回り程度小さな文字を想定。使うとなんかオシャレに見える。プロローグとかタイトルとか。
大きめサイズ:見せ場セリフや、見せ場シーン(挿絵)と合わせて使う。インパクト役。
めちゃくちゃ小さいサイズ:目に優しくない。人物の深層心理や弱音のような部分でたまに使う程度。見えるとラッキー程度の情報。
めちゃくちゃでかいサイズ:ホラー。恐怖や、読み手に嫌な印象を与える描写のとき使う。

(おまけ)斜体:ざわめき。語り手。それまでの描写とは、風変りな部分。抜粋元の表記。

上記のようなことを感覚的に使用しています。
とはいえ、文章で一番大事なのは読み手が読みやすいものにすることです。
実は、内容のすごさ、見目のオシャレさや技術などではなく、これが一番大事。だって伝わらないと全部無意味だからです。

故に、例えオシャレだからといって小さい文字ばかり使い続けると読みづらい。全部大事だからと大きい文字ばかり使っても目が滑る。組み合わせは違えど、標準文字のみ淡々と長々と使っても、やっぱり読みづらさが残ってしまう。もちろん個人の感想です。文章の圧が好きなひとももちろんいます。挿絵が邪魔に感じる人もいるはず。
結局、今回はあくまでライトノベル(小説と呼ばれるものより、読み手が頭を使う必要のない画面構成の意)でやっていこうとしたからこそのお話です。何が間違ってるとかそういう意味の話ではないので、そのあたりよろしくお願いします……!

ということで、緩急(メリハリ)が大事だと思っています。
標準サイズばかりでも、小さな文字ばかりでも勿体ない。折角文字装飾や画像が使えるのだから、使える技術を最大限利用して作品をつくりたい。

挿絵も、読み手の方に情報処理の手伝いをするような役割として使用しています。やはり、文章よりも絵や画像といったものの方が視覚的に伝わるので目を惹くと思うので。全て個人の感想です。

それと、『泥被る造花』ではあまり使うことがないのでお話してていませんが、フォントカラーを変更する場合でもできるだけ見えやすいものは使いたいですね。だれにでも読めるものにしたいですからね!(敷居を踏み潰していく)

などなどを、やっぱり感覚的に調整しながらレイアウトを決めていきます。完成までもう少し!

◆視線誘導

第4回『ハッピーエンドのお約束Ⅱ』より

初期はあまり意識していたわけではないんですが、読んでくださったフォロワーさんからのご感想のなかに「視線誘導」についてコメントくださっている方もおり(よ、よく見てる~~!)、改めてその辺りも意識しています。

せっかくなら褒めていただいた部分、伸ばしていきたいですからね!
スクスク!(あのスタンプ)(身内向けネタ)

個人的に、理想のレイアウト配置は「S字」です。
マンガのコマ割りでも聞く知識だと思いますが、意味合いとしてはもうちょっと軽くて、あくまで 左端! 右端! 左端! 右端!! のような飛躍をするよりは、真ん中を通過させたりするのが読みやすいんじゃないかな!? というものです。例外もあります。右端はヒッソリした位置なので、左端から右端に飛ぶこともある。けど、戻るときは中央通過するとスマート。

挿絵などがある場合は、結構挿絵が中央でいい感じに重なる部分が生じたりして左右にブンブン振り回しても良い印象を与えられる気もする。

正直、この辺は「んな行儀の良いこと言ってる場合じゃねえんだよ!!」と心のヤクザがキレることもあるので、無理に倣おうとはしない。思うだけ。
時には諦めも妥協も大事。だってこれ素人の創作だから(合言葉)。
とはいえ、一応これがわたしの理想形(標準の動き)であるのは事実です。


7.アディショナルタイム

完成!!!! といきたいところですが。
実際にレイアウトなどつくっていると、「やっぱりここに挿絵がもう一枚欲しいな……」みたいな気持ちが生まれます。

なので、この段階でさらに追加挿絵作業が入ることもあります。一枚だけなら楽じゃん!(〜するだけ理論にまんまと働かされる社畜)
残業のアディショナルタイムってなんやねん。


8.完成!

第24回『花守沙綾の幸福理論Ⅱ』より

総監督のカナさんからOKをいただいたところで納品! 退勤!
やった~~~~~~~~~!!!!!!

完成図がせっかく記事で説明したモノクロ挿絵ではない。
モノクロ調で進んでいた絵が、カラーに変化する技法が好きです。お分かりいただけましたか?

また、過去の何気ない文章を掘り返すのも好きです。
お分かりいただけましたか??


さいごに

創作楽しい~~~~~~~~~!!!!!!!
やりたい描写や技法、いっぱいあります。
そうしたものを作品の中で活用できるのがまた楽しいんですよね〜! ※個人の感想です。

150枚以上挿絵を描いて、更新開始から既に3年もの月日が流れているというのに、なんとまだ飽きてない。疲れてもない。だってここからですよ! ここから後半戦! 第3クール!
日記だけじゃなくて、わたしは他にも色々──それこそ、小説やゲーム、動画なんかでもできるものなら何かやりたいと思ってるくらいです。創るのが〜〜大好き〜!!

などと未だ盛り上がってはいますが、わたしも人間なので完結できないままモチベもなくなって筆を休ませてしまっている過去作品も多くあります。そんなにすごい人ではない。

冒頭でも本文内でも散々繰り返した通り、どれも個人的な考えとやり方です。サビパートだからね。
『泥被る造花』は定期ゲームという土壌から更新を始めた物語であるため日記と呼ばせてはいただいておりますが、もしかすると多くの方とは「日記(日誌)」としての向き合い方が違うかもしれません。

ですが、それは決して間違ったことではないし、真摯に向き合っていないということでも当然ありません。わたしも、今回『泥被る造花』がこのような形で更新し始めただけであり、他のゲームではもっとライトに付き合っています。
毎回こんなんできるわけないだろ……! 残業終わらせてからならまだしも……!! カラフワ1期は火がついてしまったので例外。

それに、やはりゲーム開催中に限られた更新回数分で物語を〆られることも凄いことだとわたしは思っています。ワンクールで物語〆てるオリジナルアニメとか理想。長ったらしくダラダラ続けても良くないんじゃよ。

プロットだの設定だの考えず、ただ、数行ぽんぽんぽんとキャラクターの心情を書くだけだっていいです。小説や論文みたく、文字を制限字数まで書きなぐったっていい。そのときの交流を一枚の絵にして貼るのもいいし、何ならよその子のファンアート(悪意のあるものは良くない)を掲載するのもいいと思います。それも日記であり創作!

「お前最初に日記わからんとか言ってなかった?」とお思いかもしれないですが……これは経験者としてのご高説とかじゃなくて、読み手としての切なる願いです!!!!
みんな〜〜日記書いて〜〜! そのキャラあれからどうなったのか教えてくれよ〜!! 要は、読むのが大好きなんです。一行だけでもわたしはぴょんぴょん喜びます。お願いします。生まれたてのバンビの死体が危篤なんです。

長くなりましたが、バンビネタもぶっ込んだところでそろそろ〆ます。

いつかは『泥被る造花』についての物語やキャラクターについてなどもお話できたらいいなと思います。これもモチベ。
というかそもそも、もうちょっと文章を書いていきたい。文章書くのも好きなので……。

以上となります。長々とお付き合いいただきありがとうございました!
みなさんも、毎日日記書きましょうね~~~~~~☆★☆★☆★

それでは、カナでした。(残業へ帰って行く)


◆『泥被る造花』作品掲載サイト

『泥被る造花』作品掲載サイトはコチラ

◆使用したソフト

・Evernote
・ペイントツールSAI
・CLIP STUDIO
・サクラエディタ

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