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この恋は勘違いですか...? 後編 リメイク版
(21/10/29 公開作品)
渡邉さんの提案で金村さんと遊びに行く当日…通っている高校に一番近い駅で待っていると…
金)ひょこっ、○○くん、おまたせっ
○)あ、ううん全然待ってないからいいよ
金)やっぱり、優しい…
○)だから普通だって…まぁ行こうか
金)うん!
ということで二人で電車に乗り目的地へと向かう、目的地は丹生さんに教えてもらった遊園地である
ちなみに約束してからこの数日間ですんなり喋るほどの関係となていた
金)着いた~、楽しむぞ~!
○)元気だね…
金)そりゃこういうところ滅多に来ないからさ~!あれから楽しみにしてたんだ~
○)そうなんだ
金)え、えっと、もちろん○○くんと一緒に遊べるのも楽しみにしてたんだよ…?
○)そ、そっか、ありがとうね
金)…//と、とにかく行こっ!
○)うん
中に入りとりあえず一発目はジェットコースターに乗ることに
ガタガタ…
金)あ~…この登ってるときの緊張感はいつも耐えられないよ~…
○)確かにわかるけど楽しみの方が強いな~
金)うぅ…
○)わくわくするね~
金)…ギュッ
○)えっ…
○・金)うわぁぁぁぁぁぁぁ!
クライマックスを迎える直前に手を握られ、そのまま急降下していった…
金)いやぁ、楽しかったねぇ
○)…全然登る前と違うね
金)そりゃそうだよ~!
○)…あのさ
金)なに~?
○)…安全バーあげたいから手を離してくれない…かな?
金)あ…//ご、ごめんね
○)う…うん、いいよ…
ジェットコースターを降り歩き始めるが気まずい空気が流れる…
金)…
○)…
金)…えっと、ごめんね
○)何で金村さんが謝るのさ
金)だって変なことしちゃったから…
○)変なことじゃないよ笑、気にしないでよ笑
金)でも…
○)ほら、楽しい時間がもったいないからさ、早く行こうよ!美玖!
金)み、みみみ、美玖!?…う、うんっ!!
その後は色んなところを回ったり一緒に昼食を食べたりした…そしていつの間にか夕暮れ時に…
金)あ~、楽しかった~!
○)そうだね、提案されたときはどうしようかと思ったけど、とても楽しかったよ
金)よかったぁ…
○)じゃあ…どうする?夕方だけど…あと一つくらい乗れそうだけど出る?
金)えっと…最後にあれ乗りたい…
○)…わかった、乗ろっか
金)うんっ!
…まぁご想像通りではありましょうが、観覧車に乗ることにします
金)…夕陽、綺麗だね…
○)…うん、そうだね
金)…あのさ?
○)ん?どうしたの?
金)…やっぱり私○○くんのことが大好きです…
○)え…
金)今日一緒に遊んでみて本当に楽しかったし、自分では優しくないって思ってるかもしれないけどずっと自分の事より私を優先してくれるし
○)だから当たり
金)当たり前じゃないよ!
○)…っ!?
金)もし私のことを好きでいてくれる人だったら当たり前の可能性はあると思う…でも○○くんはそうじゃない時から何に対しても自分の事より私を優先してくれる…
○)…
金)正直…そんな人はいないよ…私が出会ってきた人や今後出会うであろう人もきっと…
○)そんなの分かんないよ…
金)そうだね…でも今、私にとって○○くんはそれくらい特別な人なの…
○)…
金)…えっと返事はいつでもい
○)僕、きっと遊びの誘い断れないから、その分金村さんを放ったらかしにして悲しませることになると思うけど…それでも?
金)その分隣にいるから大丈夫
○)…女子とも分け隔てなく喋るから、金村さんを傷つけるかもしれないけど…それでも?
金)確かに喋ると思うけど、それ以上に○○くんならきっと好きな人のことを一途に想ってくれるって信じてるから大丈夫
○)…金村さんの言う通りなら誰にでも優しくしてしまいますけど…それでも?
金)そんな○○くんが好きだから大丈夫
○)…
金)これは単なる理想かもしれない…それでも私は世界一○○くんを好きでい続ける自信は本当にある…だから改めて言うね?私と付き合ってください!
○)…うん、分かった…いいよ
金)えっ…!ほんとに?
○)うん、妥協でいいって言ったように聞こえるかもしれないけど、僕も今日金村さんと一緒にいて楽しかったし、こんなに僕のことについて言ってくれる人は金村さんが初めてだからこれからも一緒に
金)ぐすっ、うぅ…
○)えっ、ど、どうしたの…?なんか悪いこと言っちゃった?
金)だっでぇ…うんって言っでもらえるなんておぼわながったがら~!
○)…これからよろしくね、美玖
金)ぐすっ、うんっ!
ゴンドラが下に着き地上に降り立つ二人、ただ乗る時と違うのは二人の手がしっかりと握られていたこと…
?)あ!手をつないでる!
?)こ、こら!大きな声出さない!
金)…聞いたことある声がしたね
○)…あそこからだな…って何してるんですか…?渡邉さん、丹生さん
渡)そ、そんな恐い目で見ないでよ~…
丹)そ、そうだよ~…
金)ついてきてたの?
丹)…たまたま?
○)噓つけ…
渡)…ごめんね、丹生ちゃんがどうしてもって言うから…
丹)違うじゃん!行きたいって言ったのは確かだけど美穂も即答してたじゃん!
○)まぁどっちでもいいんだけど…
渡・丹)ごめんなさい…
金)まぁ謝るようなことでもないんだけどね
丹)それでっそれでっ?手をつないでるってことは?
金)うんっ…そうだね
丹)おぉ~、ついにかぁ!
○)ついにって…最近話し始めたばっかなんだけど…
渡)何言ってんの~、美玖はここ数か月あんたのこと考えてたのよ~?
金)だぁ!言わなくていいから!
○)(そっか…結構な期間見られてたもんな…)
丹)あははっ、この後二人どうするの?
○)暗くなってきたし帰るつもりだけど、二人は?
渡)私たちはイルミネーション見ないと!
金)えっ!そんなのあるの?
渡)知らなかったんだ…
金)丹生ちゃん何も言ってくれなかったから…
丹)…フーフー
○)口笛吹けてないからね?どうする?見る?
金)うん!もちろん見たい!
○)わかった
渡)お!じゃあいい所教えてあげる、マップのここに行けばきれいな景色見られるよ?
金)そうなんだ!ありがと…って4人で行かないの?
丹)私たちは…ねぇ?
渡)そうだねぇ…?二人で行ってきなよ、私たちはのんびり行くから
金)そ、そう?
丹)ほらほら、早く行かないと人でいっぱいになるよ~?
金)そうなの!?じゃあ早く行こっ、○○くん!
○)うおっ、引っ張らないでよ!
丹)…これってこれからのろけ話を聞くたびに私たちがそんなの当たり前じゃんって言わないといけないのかな
渡)…まぁいいじゃん、美玖も嬉しそうだし
丹)それもそうだねっ、私たちが見守ってあげようね!
渡)うん、そうだね
○)…なんか変なこと言われてないかな?
金)なにも言われるようなことしてないでしょ~
○)まぁそうだけどさ
金)でも○○くんと本当に付き合えて嬉しい!
○)…ありがとうね、何も取り柄のない僕と付き合ってくれて
金)なんでよ!○○くんすごく優しいんだって!
○)そうかな…ちょっとは自身持とうかな
金)うん!それがいいよ!私の大事な彼氏さんなんだから!
○)ありがとうね
金)うん!へへっ
Fin.