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【フミダス!プレコン2022】牧杏紗花、経過報告③(インタビュアー:稲毛小夏)

こんにちは!高知県北川村から稲毛小夏です。私は、フミダス!プレコンの企画メンバーとしてプレコンに参加し、クイズを考えたり、クイズパートの司会をするなど登壇者のサポートをしていました。
今回は登壇者の一人、高田高校二年の牧杏紗花さん(まっきー)にインタビュー。「本を持っていくのも置いていくのも自由な本棚、Little Free Libraryを作りたい!」とプレゼンをした牧さん。今回は本棚完成後の今に迫ります!

集まった本は100冊!想いが詰まったLittle Free Library

(稲毛)本は何冊集まりましたか?私もLittle Free Libraryに本を寄付したので、ずっと気になっていて…!
(牧)大体70冊~80冊くらい集まりました。実は本棚を設置してからも本が増えていて、現在は100冊くらいの本がある状態です。

(稲毛)100冊も!すごいですね。本棚のデザインもすごく可愛いなあと思ってました。本棚の色は何をイメージしたんですか?
(牧)赤い本棚は豊後高田にある昭和の街のボンネットバス、青い本棚は長崎鼻の海の色と、菜の花の黄色をイメージして作りました。
(稲毛)そういえば、本棚の前で新聞の取材を受けている写真も見ました。
(牧)はい、地元の新聞からインタビューを受けて、その記事を読んだ学校の先生たちにも声をかけてもらえて嬉しかったです。
(稲毛)まっきー自身は、プレコンで「世界を広げる本に出会える場所を作りたい」と話していましたが、Little Free Libraryを通して、実際にそのような本に出会えましたか?
(牧)ちょうどこの間、本棚に行ったら面白そうな本が2冊あって持って帰ってきたんですよ。

(稲毛)おおお~~!すごい、『14歳から哲学』とか、なんだかまっきーらしさ全開の本ですね。
(牧)哲学ってなんだろう、と気になって手に取りました。辞書で「哲学」って引いたくらいしか自分は知らないので。『GRIT やり抜く力』も帯の文言に惹かれて。まだ2冊とも読めてないですが、ワクワクしています。

大人に直談判、商店街で学んだこと

(稲毛)本当に面白そうな本がたくさん集まってますよね。本はプレコンの参加者だけでなく、商店街の人にもお願いして集めたそうですが、どうやって協力してもらったんですか?
(牧)お店を一店舗ずつ回り、フミダスプレコンのこと、私がやりたいことを説明して、「本をいただけませんか?」とお願いしました。5~6軒くらいの店舗さんにお伺いしました。
(稲毛)なるほど、大人相手にお願いをするって緊張しそうですね……。商店街を回ることを経て、人にお願いすることは得意になりましたか?
(牧)苦手意識はまだちょっとありますが、お願いをするときに何に気をつけたらいいのかわかるようになりました。当たり前のことなんですが、人にお願いしているんだから、誠意を示さないといけないし、挨拶はもちろん、ちゃんとアポの日付を相手に確認する、というのがも大事だなと。
(稲毛)なんだか、会社員みたい…!
(牧)私もそう思いました。社会勉強をした感じ。

(稲毛)本を集めるにあたって、難しかったことはありますか?
(牧)商店街のお店って、接客業が多いので、土日は忙しいんですよね。一回土曜日の忙しいときに来てしまって「今は忙しいので、また今度にしてくれませんか?」と言われてしまって。先方のことを考えて動くということが難しかったです。
(稲毛)すごくいい経験ですね。私も、今度職場体験に行くのですが、意識しなきゃなと思います。逆に嬉しかったことはなんですか?
(牧)そんな感じで頑張ってお願いして、実際に本があんなにたくさん集まった時は何よりも嬉しかったですね。商店街からは40冊くらい本をいただきました。
(稲毛)すごい、私も実際に本棚を見にいってみたいです。

鬼のような練習量が、楽しむ余裕を生みだした

(稲毛)プレコンの後、発表の苦手意識は無くなりましたか?
(牧)いくら練習をしても、緊張はするとは思うんですが、その緊張の中でも楽しめるようになったというのは大きい変化だと思います。プレコンに向けて、めちゃくちゃたくさん練習したからこそ、楽しむ余裕ができたのかなと。あんなに一個の発表を練習するってなかったから(笑)

(稲毛)確かに(笑)鬼のような練習量だったと聞いてます。プロジェクトの実施も、かなりたくさんの人を巻き込む必要のあるチャレンジでしたが、この経験通して学べたことはなんですか?
(牧)一つは、人にお願いするということですね。自分から人に声をかけるのが結構苦手だったんです。でも、一人でやろうとしないで、周りの人を巻き込むことができた、大きいことをやり遂げることができるんだなと実感しました。あとは、自分が楽しくできることが大事じゃないかなと。
(稲毛)プレゼンでまっきーも話してましたが、私も、何事も楽しくやることがとても大事だと思います。

みたい未来を自ら切り開く!次にしてみたいことは?

(稲毛)最後にまっきーの未来について聞かせてください。今後、どんな挑戦をしていきたいですか?
(牧)「緊張する」「苦手」と思うことに対しても、楽しむことを一番に考えて挑戦する、ということをしていきたいです。
高校生は進路がどうのこうのって言われるけど、進路って自分が知っている中からしか選べないから、将来のためにいろんなことに挑戦して、社会のことを知って、その中から自分が行きたいなと思える進路を選びたいなと思います。
(稲毛)私も、今年中3で進路のことを考えなきゃならないので、めちゃくちゃ共感します!自分のためにも、なんでも挑戦してみよう!と改めて思いました。ちなみに、プレコンが終わって、何かチャレンジしたことってありますか?
(牧)そんなに大きい挑戦じゃないけど、授業中、他の人と話すときに自分から話してみたり……そういう小さい挑戦はしてます。
(稲毛)それって、すごい大きな変化だと思いますよ。そういうのが積もり積もって、大きいことになるんじゃないかなと。ちなみに、FoundingBaseを通した新しい挑戦も何かしようと思っていますか。

(牧)実は、今度新しく豊後高田にもFoundingBaseが運営する塾ができるんです。受験対策だけじゃなくて、プレコンみたいな課外活動にも力を入れているらしくて。その塾を通して、そういう活動に積極的に参加したいと思ってます。
(稲毛)いいですね、私も北川村の村営塾エソラでマルシェプロジェクトに関わっています。そういう経験って、将来を大きく広げるだろうなと。
(牧)もしかしたら、塾横断のプロジェクトを、また一緒にできるかもしれませんね!楽しみです。

<インタビュアー後記>
新たな挑戦をしたり、一歩をフミダスことで、自分の世界が大きく拓けるということを、今回のインタビューを通して感じました。
今年、私は中学3年生で受験生です。結構緊張していますが、高校生の先輩とも話せるフミダス!スタディーに参加して、新しい世界に出会いたいなあと思っています。


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