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特別な日
5月15日は個人的にはすごく特別な日。28歳の若造が身の程を勘違いして独立開業した日だ。
2004年の5月15日にFAVORITE GARDENはオープンする。
確か勤めていたお店を3月いっぱいで退社したはず?だ。
4月1日より独立開業に向けて動きだした。全てが初めての経験だった。
銀行(信用金庫)でお金を借りた。色々な人からアドバイスをいただいたり、相談したか?と言えば
した気はするけどあまり覚えていない。
覚えているのは色々動きだした後にもし融資がオッケーでなかったらどうなるんだろう?ってことだけは覚えている。
最初は美容室の居抜き店舗で入ったのでたしか600万ぐらいの借金をしたと思う。
居抜きの美容室でそこのドレッサー、シャンプー台、ボイラーエアコンなどを引き継ぐ形でいくらだったか?忘れてしまったが
当時はその金額で美容室が開業できる!これはチャンスだ!って思って飛びついた。今思えば
10年以上されてシャンプー台とかもぼろぼろ。
ボイラーに至っては開業すぐに壊れて買い直し、などなどで高く売りつけられただけだな…と思うw
むしろスケルトンに戻さないでいいのをさらに高く売り飛ばしたって思うだろうw
だってほんとに色々ボロボロだったからだ(使う機材の話ね。)店舗はスケルトンのように色々剥いで、クロスを張り替え、床はコンクリのまま、などなどでできるだけ金額をかけないけど新店舗に感じるように。セット面もドレッサーは使うけど椅子は新品にした。なので実際使ったものはシャンプー台。エアコン、ボイラーだけみたいなもんだ(そのボイラーはすぐ壊れたけどね。大事なことなので2回目)
多分15年以上してたと思うからそりゃ壊れたりする。まあ仕方ない。めっちゃ今ならぼったくられただけ。と思うが当時はそれが独立のきっかけでもあったし、まあ水道工事がないだけで工事費がかなり少なくなる。ってことでゼロからの構築と多分変わんなかったかもしれないが、そのきっかけを作ってくれたことがもう安かったのかもね。
5年で拡張移転したからまあどうなんだろうね?って思うけどね。笑
ただ居抜きで入らないか?って声がなかったらその時独立するきっかけを貰えてなかったらどうなってたんかな…と思う。
18で美容の世界に入り10年で独立。ってのはなぜか漠然と決めていた。そしてその時に来た話だ。これだ!と思った
しかし当時を振り返る。最初は雇うスタッフは1人だけだった。
面接は2人した。男の子と女の子。
どちらも面接の前に話をして、それでも入りたいと思うなら面接しましょう。って形をとった
片方は美容学校卒業してすぐ辞めてしまった1年目の男の子。
片方は保母さんを経験して美容師になった半年ぐらいの経験の女の子。
男の子は若いが髭が生えていた。
初めて会った時に、髭が嫌なお客様もいるかもしれない。だから髭を蓄えているのがマイナスになることがある。だからそれを超える人当たりや人格、技術がないとダメだよ。って話をした。
そしたら面接の時には髭を剃ってきてた。
うん。いい子だ。
この子取りたいなってのももちろん思った。今思えば二人とも取ればいいが、正直お客さまがどれぐらいついてきてくれるのか?もわからない。
だから最初は一人しか取れない。って思ってたので
選んだのは女性の子のほうだったw
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