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【シャドウバースエボルヴ】夢魔の新参研究会

ヴァンガードコラボの情報が次々と発表され、現環境にも「終わり」を感じ始める頃合いとなりました。
そんな何か新しい環境カードを見出すにはやや遅くも思える時期、自分はあるカードに可能性を見出すに至りました。
今回はそんな『味』カード、「夢魔の新参」について紹介いたします。


当サイトに使用しているカード画像は、Shadowverse EVOLVE公式サイト(https://shadowverse-evolve.com/)より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。© Cygames, Inc. ©bushiroad All Rights Reserved.


夢魔の新参・カード概要

かわいい

2/1/1でファンファーレとラストワードでフォレストバットを1体出すという、とても簡潔で美しいテキストです。イラストも美しいです。


長所

・場持ちが良い


 出した時点で1/1が2体、本体が倒されると1/1が縦で出るため低コストでの完全な対処はやや困難です。
完全処理が面倒であることを利用し、2ターン目「夢魔の新参」、3ターン目「悪夢の始まり」という強烈なコンボを期待できます。
(絶対なる覇者時代の吸血鬼ナイトメアはほぼほぼファンデッキという立ち位置でしたが、これだけは当時からやや強かったコンボです)

・フォレストバットをコストを払わず出せる


 アクトしているフォロワーに攻撃して自発的に墓場に行くことにより、1コストのヴァ―ニア組、「カインドクイーン・ヴァンピィ」や「ブラッドクイーン・ヴァンピィ」の「フォレストバットが出た時」効果のトリガーとすることが可能です。

・AOEへの疑似耐性を持つ


 墓場に送られた後にフォレストバットが出るため、『ドラゴニックメイル・ギルヴァ』、『テミスの審判』などの吸血鬼が苦手とするAOEに対しやや耐性があります。

・2コストである

 2コストのカードのため、序盤使えず余ったとしても「真紅のローズクイーン」のサポートが可能です。


短所


・面が埋まりやすい

場に出る時2面を使い、かつ退場時1面を使うので常に面を使うこととなります。
突進等も付いておらず、のべ3面を埋めることになるこのカードは、対面と状況次第で大きなマイナス状況を発生させます。
【狩人エルフ】相手には封印安定かもしれません。

・『スウィート☆メドゥーサ』にカモにされる

やや特殊な例ですが、【秘術ウィッチ】にて採用されていることの多い『スウィート☆メドゥーサ』にラストワードの蝙蝠生成込みで毒蛇生成カウントを1つ多く稼がれてしまうリスクを孕んだカードです。
(逆に言うと計算ミスを誘発させてくれるカードともいえます)

使用タイミング

序盤(2〜3PP)

1コストの「ヴァーニア」プレイ後に横に添えましょう。イメージとしてはこうです。

地味にEXの蝙蝠を温存できてるのもミソです。


一見すると「いきなり3面も埋めて大丈夫?」となるかもしれません。
しかし相手からすると全面処理がやや現実的でない盤面がいきなり形成されることとなり、非常にプレッシャーのある盤面となります。
この時、ヴァーニアでリーダーに攻撃することによりプレッシャーをさらに上げることが可能です。アクトされたヴァーニアに攻撃しないとまたヴァーニアの誘発効果を起動されることとなり、ライフゲームにおいてますます遅れを取ることとなるためです。仕方なく後2or先3でヴァーニアを取りに来てアクトされたフォロワーに、1/1の夢魔の新参で当たって蝙蝠を生成することで面の質を高めるといったプレイも可能となります。

①進化フォロワーでヴァーニアに当たってくる
②横になった進化フォロワーを夢魔の新参でつつく。
③EXからフォレストバットを1体出す。
④「吸血姫・ヴァンピィ」をプレイする。F効果で5/5へ

(このとき、ヴァーニアを取られて2面になる→3T悪夢の始まりで3面出して2ドローから「夢魔の新参」と残っていたフォレストバットで当てて面ロックをさせずに最大限の圧をかけるといったプレーができれば最高です)

①ヴァ―ニア取られる
②あえてフォレストバットを当てる
③エンジェルバレッジで完全処理されない盤面の完成


中盤(4〜6PP)

2コストで蝙蝠を1枚生成するカードとして割り切って運用する想定です。
2コストでフォレストバットを出せるカードには「貴き血牙」、「眷属への贈り物」がありますが、両方とも温存したい、もっと強い状況で切りたいというカードなので良くも悪くも雑に投げられるこのカードの出番です。
「宵の吸血鬼・ヴァーニア」と4ppで一緒にプレイして面処理やライフ回復を行うもよし、「夢魔の新参」→「悪夢の始まり」で5pp+2ドロー+5面展開でaoe要求をするのもよいです。(後者に関しては面ロックがかかるため、「ソウルコンバージョン」を手札に用意するか、「ラストデイライト」「貴き血牙」などの強化札で攻められるようにしておくとよいでしょう)
ラストワードの「フォレストバットを出す」が一番活かせる局面でもあります。
強烈な除去からフォレストバットを1枚生き残らせ、「血統の王」に繋いで盤面処理をできれば理想的です。

①相手が『ドラゴニックメイル・ギルヴァ』をプレイ。
②ギルヴァの効果で盤面一掃。夢魔効果で蝙蝠1体生成。
③『血統の王』をプレイ。本来4打点しか用意できないためギルヴァを返せないが、
前のターンからいた蝙蝠を使えるため合計6打点を用意可能。

終盤(7PP〜)

正直にいうと、序盤や中盤ほどのバリューはありません。
おとなしく手札で抱えてローズクイーンのコスト回復要員と割り切るか、「ブラッドクイーン・ヴァンピィ」に添えて盤面ダメージ誘発&aoeからの反撃要員としましょう。(10コストゼルガネイアの動きに対してはAOEを生き延びて反撃にいけるためやや相性⭕です)

構築例

https://x.com/faust_214d/status/1800237644477075740



一般的な構築から「バロン・ダブルフィール」「夢のささやき」を外し、「ソウルコンバージョン」と共に採用しました。
手前味噌ですが、現在Tier1を誇る【秘術ウィッチ】に対しても強気に出られる構築だと思っています。

総評

強みが見えると同時に弱みもハッキリしているカードですが、プレイング次第で独自のバリューを生むことのできるカードだと考えております。このカードは吸血鬼ナイトメアが強力なアーキタイプとして成立していく過程で構築から外れることとなったカードですが、採用する価値が無いと切り捨ててしまうにはもったいないカードです。ぜひ一度試していただければ幸いです。
長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。


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