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犬とバナナを区別する方法

※この記事は2014年6月3日にAmebaブログに投稿したものです。



犬を散歩してる人を見て、バナナかと思ってしまったことがある人も多いでしょう。
そこで、どうしたら犬をバナナと見間違わないか考えてみた。

まず、犬とバナナは根本的に何が違うのか。
対象を研究するにあたって、その定義を確認することは非常に重要だ。
ウィキペディアによると、犬はイヌ科イヌ属に分類される哺乳類の一種とのこと。
そしてバナナ。
バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称。また、その果実のこと。

よくわからん。

強いて言えばバナナのほうが説明が長いな。
つまり、定義の上では「説明が長いほうがバナナ」ということになる。

ただ、この方法だといちいち飼い主に「ちょっとコイツを説明してください」と言わなきゃならない。
もし飼い主が、
「この子は小さい時におじいちゃんが拾ってきて、今では家族の一員なんですー。散歩するのは私の役目みたいになってるんですよーぐだぐだ」
とか話し出したらもうバナナと呼ぶしかなくなる。

そうなんですかー。で、このバナナちゃんの名前は?

飼い主「名前はバナナなんですよー。なんでわかったんですか!?」


もうわけわからん。



もっと簡単にしよう。
…何?誰かに聞いてみればいいじゃないかって?

「これは犬ですか、それともバナナですか」

まあ一理ある。
人間は"区別する動物"だ。
他の人間に聞けば確かに区別してくれる。
だがちょっと待ってくれ。
もし聞いた相手がスウェーデン人だったらどうするんだ。
スウェーデン語でバナナのことを"イヌ"と言うかもしれないじゃないか。

「これは犬ですか、それともバナナですか」

日本語がわからなくても、指さしたほうを見て、
「オー!イヌ!」
とか言ったら、え?これは日本語なのか?犬でいいのか?いや待て、「オー!」は外国語っぽいな。じゃあスウェーデン語なのか?お前はバナナなのか??
とパニックに陥る。


科学的に考えてみよう。
こういう曖昧な問題は、厳密な科学の力でズバッと解決できる。

犬とバナナは科学的に何が違うのか。
構成成分で見てみると、犬の主成分は水、タンパク質、脂質。水分だけでおよそ65%を占める。
要するに水だな。

翻ってバナナの主成分は水、炭水化物。水分だけでおよそ75%だ。
要するに水だな。

…おいおい。どっちも水じゃねぇか。
なんだこれ。誰だ「科学でズバッと」なんて言ったのは。



うーん…。
結局わからない。犬とバナナと水はどう違うのか。


とりあえず噛むヤツが犬だな。

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