SBO

最後にテレビで野球を見たのはいつだろう?
日本シリーズとか日米野球とかオリンピックとかの試合じゃなく、ペナントレースの試合だ。

覚えている限り、その試合では、ワンツーといえば、ワンストライク・ツーボールだった。ところがいまや、ワンツーといえば、ワンボール・ツーストライク。バッティングチャンスどころか、追い込まれてる。

今や、セリーグの監督は全員40台。すなわち全員年下。ものの見事にその選手時代をリアルタイムで見ていた。そう、その頃はテレビでも毎日のように野球の試合を放送していた。ところがいつの頃からか、野球中継は地上波からはほぼ消え去った。(ただサンテレビは阪神戦をまだ中継してくれている。だから「ほぼ」なのだ)

スボーツ中継自体は、ドラマやバラエティーが不振の中、視聴率を取れるコンテンツであり、昔より、むしろ増えているように思う。

そう、野球だけが一人負けなのだ。ほんというと別に一人じゃないんだけど、昔の栄華を知る世代としては、その凋落ぶりは、一人沈んでるも同然。箱寸前の負け麻雀みたいなもの。

サッカーやフィギュアスケート、最近ではラクビー、テニスなんかもそう。結局、世界と戦う、戦える人材がいて、そして活躍している、そんなスポーツが人気なのだ。

だから野球も大リーグで活躍する選手の方が、スボーツニュースでは上に来る。国内リーグは、最後の優勝や個人記録のかかるタイミングのみ盛り上がる。そんな感じだ。

野球の場合、上があることが最早世間的にも明確に分かってきてる。国内での活躍は即大リーグへの道に繋がる。この構図はサッカーも同様なんだけど、サッカーの場合は、上にも段階があって、しかも頂点のワールドカップは国別対抗戦。結局、日本人が日本という国を背負って世界と戦う構図が、我々は大好きなんだ。

でも野球にそれは似合わない。野球は最早スポーツでありつつ文化でもある。文化は競うもんじゃない。

だから言いたい!
9回裏ツーアウト満塁、一打サヨナラ!ボールカウントはツースリーだろ!絶対スリーツーなんかじゃない!今すぐSBOに戻そう!野球を取り戻そう!ベースボールじゃない野球を!

頑張れ!侍ジャパン!

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