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【小説】世界で起きている事はファンタジー第10回~沸き上がる想い~

物質文明、金銭的に豊かになる事に傾き過ぎたのではなかっただろうか。お金中心で考えてなかったか。
『お金が無いと生きて行けない』これこそが人類最大の洗脳であった。
『世間の常識は非常識』『事実は小説よりも奇なり』『世界で起きている事はファンタジー』である。
自分にできる事は何か。
それは、『自分だけ』の選択を辞めて『自分も他人も』『他人も自分も』の
選択をする事である。
お金が無く、金銭的に貧しい生活している人が、みんながみんな、大富豪よりも不幸だろうか。むしろお金が無いほうが、幸せに見える人もたくさん存在する。これが価値観であり、世界の選択なのである。
お金にものを言わせて、限られた世界の中で王様になる事もできる。しかし、その世界は、お金が無くなったら、世界は終わる。有限のものには終わりがある。しかし、信頼、感動、努力、愛は裏切らない。
無限の絶対的価値観なら、世界は永遠に続き、無くなる事も無い。
お金という利便性を追及するあまりに、本来の『絶対的な価値』を忘れてしまった。
絶対的な価値とは、感謝、愛、優しさ、応援の気持ち。不変の価値である。
気持ちとしてなら価値は残るが、お金そのものには価値があまりない事に気づく人が出始めている。絶対的価値観という意味では、どうやら紙幣より硬貨のほうが価値がありそうだ。
愛の選択、優しさの選択。お金優先の社会から、『心・こころ』優先の社会へ確実に移行している。
答えは自分の心の中にある。経済も科学も医療も歴史もすべて仮説なのである。奇跡はたまたま起こったものでは無い。仮説では証明できなかったものが奇跡であり、実際には、すぐそばに存在するものなのである。
そもそも仮説というのは、物事を一方向から見ての正解。それが仮説である。そこで導き出した答は、確かに間違いではないだろう。
しかし他方向から見れば逆もしかり、真逆のものも正解であったりするのだ。
複合、進化した答え、歩み寄った答えもあるだろう。
今回のコロナでは、いろんな価値観が生まれたのではないだろうか。
お互いの価値観を認めあい、みんなで地球を創る。もう一度自分の生まれてきた意味を思い出し、『自分だけ』になっていないか、今一度考えて行動したい。

誰かが誰かの夢を支えて、その誰かが誰かの為に動く。幸せの波紋、伝播の魔法が、世界に波及していく事になるだろう。
その為に自分は動かされている。その為に文章を書いている。
『~ねばならぬ』から『自分はこれがしたい』という沸き上がる衝動を、地球全体で感じる。
自分の希望を優先してはいけない社会の風潮からそろそろ卒業してもいいのではないか。
『みんなのために』と言っているようで、みんなの為になっていないような気がする。それは『自分の心で感じていない』から。誰かに与えられたものを、
自分の心で感じた事にしていないだろうか。
『みんなのために』と思うのであれば、自分の心のままに、好きな事を思い切りやる、という事でいいのではなかろうか。

心の奥底では『こうしたい』という明確な意志があるのではないか。
底にふたをして、世間の常識に合わせる事は必要な事なのか。
もう一度、幼い頃の夢、本当にやりたかった事、想い描いていた未来を、もう一度思い出して欲しいと思います。
心の奥底から沸き上がる、楽しい、懐かしい想い。
好きなように、誰にも捕らわれる事なく生きて欲しいと思います。

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