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北電子の特許申請「ミミズモード」は特許取得が目的ではない

昨今巷のスロッターを賑わせている万枚製造機ともいえる
スマスロ「革命機ヴァルヴレイヴ(通称ヴヴヴ)」ですが、
レンジが細かく上下する「ミミズモード」と呼び名の付いた現象は
X(旧Twitter)やまとめサイト、YouTubeでも知れ渡っていますね。

私自身スロットはしません(6号機初頭のリゼロを少し打ったくらい)
6.5号機以降は機種名くらいは知ってる程度です。

少し前に北電子がミミズモードとゆう特殊モードに名前を付けて
特許申請を出したというのをネットで知りました。

特許庁の特許情報プラットフォームで検索すればすぐ出てきますが
北電子が令和5年2月2日に特許庁に特許出願申請をしています。
特許申請後ですが原則1年6ヶ月で内容が公開される決まりなので
令和6年8月15日に公開されています。

※パチンコ・パチスロ.comより引用

ただ、ネット界隈では特許申請中の時にまとめサイトや動画サイト等で
ミミズモードが特許云々と騒がれてますが、その特許申請は
令和6年9月5日に申請取り下げとなっています。
申請取り下げによりミミズモードの特許申請は「なかった事」になります。

なかった事になったという事はどういう事かというと、
ぶっちゃけどの遊技機メーカーも、その公開情報を参照して
「ミミズモードを作れるようになる」という事
になります。
特許申請取り下げしたら特許申請自体がなかった事になるので公開されている内容を利用したとしても特許侵害にはなりません。

そもそも論として

北電子があえて「ミミズモード」と名前を付けた特殊モードをわざわざ
特許申請の請求項の説明に使っている、それ以前の話として
「ミミズモードはどの時点でそう呼ばれるようになったのか」
という点。
革命機ヴァルヴレイヴが2022年(令和4年)11月21日に遊技店に導入され、
どの時点かはわかりませんが、いわゆるミミズモードと呼ばれるようになったのはこの機種が発端ですから、北電子が特許申請で後出しのようにミミズモードを名打って説明しているのは何とも面白い話です。

そもそも、特許申請では特殊モードでわざわざミミズモードという呼び名を
付けなくても特殊モードの説明は十分可能です、つまり「あえて」ミミズと
付けた理由は何なのかという事になります。

ヴヴヴで既に三共がやってるのに三共が申請しないのは、というネット上での指摘について

これは単純明快です。
三共はミミズモードの存在を公式に否定しています、これだけです。
メーカーサイドが公式として否定している以上特許申請を出せば嘘付いてたってバレます。

今更何故北電子が特許申請したの?について

正直なところは推測の域をでませんが、
ミミズモードについては三共のミミズの手法を北電子自身が作り出した可能性、ジャグラーの2000枚の壁みたいのもありますからその辺りは何かしらできるんじゃないのかなと。
それか三共と何からの密室談合が(知らん)

記事見出しの「特許を取るのが目的ではない」の理由

令和4年11月21日 ヴヴヴ導入(どこかの時点でミミズ呼び発生)
令和5年2月2日   北電子がミミズモードを請求項にした特許出願申請
令和6年8月15日  申請から1年半経過で特許公報により公開
令和6年9月5日   申請取り下げ

時系列的に公開されてから約半月で申請取り下げですよ?
特許を取る目的でないのが明らかでしょ、コレ

それじゃこの特許申請は何だったの?

本来特許制度というのは、発明者の権利保護と産業の発達に寄与する目的のために定められた法律です。

北電子がこの特許申請が公開されてすぐ取り下げした理由として推測ですが
・特許公報での公開により参照されるようになった事でメーカーが今後の遊技機の開発の可能性の幅を広げる(おそらくこちらが主目的)
つまり、あえて発明技術を公開した可能性
・(今回の場合)一般人でも特許検索で公開内容は見れる事から開発陣はヘタな開発をしたら即通路な台になるかもだから考えて作れよという牽制もあるかもないかも
・もともと以前からメーカー業界がこうやって特許申請を利用して業界全体にあえて発明技術を業界全体に提供している可能性もあるかもしれない


ミミズ特許公開で業界オワタについて

これは今後のメーカーの開発陣の考え方次第でしょうね。
もし今後こういう遊技台が作られてミミズが遊技店でも自由にコントロールできたとしたら
優良店と極悪店(考える役職者か無能役職者)がハッキリしてくるでしょうね、そういうところまで触れるとなれば設定師の考えやセンスが出てくるでしょう。
ちなみに、この特許申請の明細書には産業利用性としてはスロットのみならず、パチンコにも十分利用可能だという事が書かれています、ミミズグラフがパチンコに出てくるのも普通になる日が来るかもしれません。

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